スマ夫感想その2
(前頁から続く)
富士には月見草がよく似合うというのが太宰治の言葉ですが、大きな富士に対して微塵の揺るぎもなく凛として立っている月見草が自分だと言う意味だったんでしょうか?
でも、咄嗟にこの薔薇とカスミソウの取り合わせを見て、中居くんは野村監督の言葉を思い出したんですね。
これは「薔薇の綺麗な半球の入れ物が出来た」と言う慎吾ちゃんが二重丸を頂きました。
中居くんは×。
薔薇を取った時にでも、カスミソウはカスミソウでしっかり自立して成り立つ生け方をしておかなければいけないと言うことですね。
カスミソウが四角く上の方に集中して下のオアシスが見えていたからということを教えて頂きました。
正解は、綺麗な半球になるよう表面積の半分をバランスよく埋める事。
他にもアクセントをつける花としてあるのはミスカンサス。
細くて長い葉なので指に巻きつけカールさせる綺麗な流れを作り出せるアイテムですね。
【Lesson4:カラー】
15色の花から選ぶ「きらびやか」を表現する組み合わせは?
きらびやかといわれて早速嬉しそうに花々を大好きな野球選手に擬えて選び出す中居くん(笑)。
きらびやか=スター=巨人軍なのね(笑)。
まず清原和博選手は華麗なオレンジの百合系の花。
花もあるし色も強いからって。
ショッキングピンクのガーベラは高橋由伸選手。
突破口の清水隆行選手は黄色の花。
今年1年目のペタジーニ選手は、濃い暗紅色のガーベラ。
全体として淡い感じの色合いのオレンジ・ピンク・黄色と言う取り合わせの中に、これだけ強い色合いのものをいれて、それを取り囲んで皆で護ってあげるのだと言う中居くん。
それによって居心地のいいチーム作りをするのだ、と言います。
護られるだけではなく存在感のある異質のものを入れることで、それをいいアクセントにした取り合わせですよね。
知らずして見事なカラーコーディネートになっているではないですか。
先生に二重丸を頂いたのですが、何で自分が丸を貰ったか判らなくて、びっくりして「ぼく・・・丸とか貰わなくていいです」とか言ってるけど(笑)。
慎吾ちゃんはテレビドラマのストーリーを考えて花を選びました。
けれどこれは惜しくも×。
きらびやかを表現するポイントは、コントラストの強い色を選ぶ事。
慎吾ちゃんは淡い色を多く選びすぎたんですね。
中居くんは原色に近い色を選び、更にポイントとなる強い色を選んだので実に豪華な取り合わせとなりました。
だって中居くんは豪華なカラーの組み合わせと言われて、華麗なスターチームの色合わせをそこでやったんだもんね。
中居くん、自分が二重丸だった理由がわかって、妙に納得(笑)。
ちなみに、心が和む組み合わせとしては「同系色の花でまとめる」、存在感のある組み合わせとして「同じ種類の花を固まりで見せるグルーピング」と言うやり方があるようです。
さて、このテクニックを応用して、次は中居&慎吾のフラワーアレンジメント対決!!
自信が無さそうな中居くんとやる気満々の慎吾ちゃんですが(笑)。
そして、正装した二人が登場!!
今宵二人の男が、己のアイデンティティをフラワーアレンジメントにぶつけ合います〜〜
制限時間は45分間
テーマは「リビングに飾る花」
その昔の「料理の鉄人」よろしく実況が始まります(笑)。
籠のような花器を選んだ中居くん、そしてガラスの花器を選んだ慎吾ちゃん。
中居くん、自信が無さそうにしていた割には、かなり真剣に色選びから始めています。
凄くいい目の色をしてますね。
先生にもかなり自信が出てきた目をしてるって言われてます。
リビングに飾ると言われた為なのか、癒し系のピンク色の花を選んでいるようです。
ピンクのカーネーションに、大きなピンクのオリエンタル百合のパンドラと言う華やかな取り合わせ。
同系色でしかも癒し系の色は地味になりやすいですし、まして初心者はなかなか大胆な生け方が出来ずにこじんまりとまとまりすぎてしまいがちなものですが、上品な中にもなかなか華やかな組み合わせですよね。
花心なんてないと自分でいう割にはなかなかリビングに合ってて素敵。
カーネーションは短く切って、ちゃんと蕾などを処理している様子を見て、先生が「ちょっとの間にプロに近づいてきた」と誉めて頂きました。
大胆に高々とオリエンタル百合を真ん中に挿す中居くん。
初心者であることを考えれば一見無謀と言えるほどの大胆さですが、上手く間を他の花で埋めていけるのか?
ピンクや色違いの小さい花が一杯ついたスプレーカーネーションを沢山持ってきた中居くん。
なかなか立体的に基本にも忠実にバランスよく生けられているようです。
これだけおとなしい色の組み合わせなのに勢いがあって見事です。
最後に悩んだ末に黄色の花を持ってきたけど時間切れで挿せませんでしたが、無くても十分なほどのあでやかさ。
かえって上品にまとまってリビングにふさわしくなったかも知れませんね。
慎吾くんは葉から選び始めました。
葉を丸めて大胆な感じのアクセントをつけたいようですね。
こう言うアイディアとか好きそうな慎吾ちゃん。
フラワーアレンジメントより草月流みたいな前衛的な生け花の方がその大胆な発想とアイディアを生かせそうな気がしました。
葉っぱと格闘する慎吾ちゃん。
慎吾ちゃんらしい楽しい作品が期待できそうです。
慎吾ちゃんはかなり人目を引くきらびやかな鮮やかな色を選んできました。
生け花といって模様は自己表現の手段の1つですから、この二人はある意味そっちの分野ではプロ。
二人とも自分らしいいい花を生けてますね。
二人とも花人ですよねって先生が感心してくださってます。
カッコイイ〜とときめいてくださる先生に二人とも照れてますが(笑)。
特に中居くんは誉められるたびに真剣な表情を崩して照れ笑い。
(続く)
★次頁★
★前頁★
☆戻る☆