【Diary(2004年4月)】


【SMAPに関しては
こちら です】



(4/30)

今日も快晴。
今日は久しぶりにヘアカット。
髪の毛をキチンと整えるって、本当に大事だと改めて思います。
髪型1つで女は顔さえ変わる。
運気さえ変わるような気がする。
この髪質と言うのも不思議なくらいその人物の持って生まれた性質をあらわすかもしれないと、美容師さんとも談笑。
私の髪質は太くて丈夫で多くてしかも広がる髪質。
まとめた時非常に落ち着くし平安時代のような髪型やや日本髪でも結う時な羨ましがられるような髪のようだけれど、ボリュームが出過ぎないよういつも気を付けています。
で、結局かなり短くして前髪だけボリューム持たせてパーマをかけるようにしてます。
色々人それぞれクセがあるようです。
硬くて強いクセのある難しい髪質もあるし、そう言う人はどこかそう言う性質を秘めていたりする。
面白いものです。



(4/29)

今日はみどりの日。
暖かく素晴らしいお天気でした。
昼から主人と子供の3人で近所でお買い物。
ちょっと歩くと京都市が見下ろせるのでお散歩も気持ちいいです。
今夜はテレビで見た鶏と海老のファルシーと黒胡麻ソースを作っていただきました。
明日は平日ですが、明後日からはゴールデンウィークで5日間連休です(^^)。



(4/28)

今日は快晴。
眩しいくらいのお天気でしたが風は寒かったです。

「徳川家康」。
いよいよ茶々姫が登場。
実際のお茶々は母親ではなく父親似の体格のよい姫で、「利家とまつ」の時の瀬戸朝香嬢のような現代風の感じだったらしいと聞きますが、この山岡荘八版の茶々姫=淀殿はいまや伝説的な天下の美女夏目雅子が演じていてワクワク。
夏目雅子は茶々より於市の方のイメージで、おんな太閤記では於市の方の役でしたが、それはそれ。
このドラマはあくまで史実を参考にしたドラマなのでフィクションとして楽しみたい。
このドラマでの茶々姫、本当に華やかで美しいです。
夏目雅子って本当にきれい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・と女の私でも溜息。
対する武田鉄矢の秀吉もまた、なかなかいい演技。
今後の展開が楽しみです。



(4/27)

今日は雨。
一辺に寒くなりました。
けれど新緑が萌え始め美しいものです。

体脂肪を減らすハンドブックと言うのがあります。
ダイエットは、今時の大流行。
肥ってる人が多いのと健康ブームなのね。
自然治癒力に繋がる事なので色々読んでいます。
今日もテレビで言っていたのは、燃焼しやすい体を作る事が大切だと言う事。
ミネラル・ビタミン・アミノ酸と言った脂肪や糖分を燃焼させる栄養素をたくさん取り入れる事。
これは確かにまず大事な事かもですね。
そして、何でもない日常の行動から少しの「怠慢」を取り除く事かも知れません。



(4/26)

今日は暑いくらいのいいお天気でした。

幻の「夏王朝」は実在したらしいと言う話を、ネットのページで読みました。
俗に、この夏王朝が日本人の一部が大陸にいた時の1民族の1つではないかと噂されている王朝でもあります。
殷王朝の遺跡は確認されていたのですが、河南省偃師(えんし)市にある二里頭(にとうり)遺跡は夏王朝の最後の都であり、その6キロ東で発見された偃師城遺跡はそれを攻略した殷湯王の都であることが判明したそうです。
中国では2000年度の教科書からこの夏王朝の実在が記載されるようになっているとか。
とすると、人々から偉大な禹王「大禹」とか大聖禹王と呼ばれ親しまれたと言う伝説の「禹」。
古代中国の夏王朝の最初の王として知られると言う「禹」ですが、若いころ天帝に頼らず、人々と協力して洪水を起こす怪物を退治し、いろんな神様の力を借りてとてつもない洪水を治めたと言う伝説も実在したんでしょうか。
私の知り合いの禹さん(父親の姓だとか)と言う方も素晴らしい方ですが、そんなことを思い出しながらその記事を読みました。



(4/25)

今日は朝は肌寒かったのですが、眩いお天気。
昼にはすっかり暖かくなりました.
午前中、以前から時々千草工房の商品を買って下さっている方からお電話。
直接はお会いしたことがないのですが、電話でのアドバイザーは別の仕事でも経験しているせいか結構話が弾みます。
結構直ぐ落ち込んだり立ち直ったりするとの事で、今はやっと元気になったとのこと。
ラベンダーやオレンジ、ローズウッドなどの香りで楽しもうと言う気持ちになってくださったというのが嬉しいです。
女が生きていくには、やはり「美しく」ならなきゃ駄目だ、と思う。
この「美しさ」は持って生まれた顔の美醜と言う意味ではなく。
美しさは強さです.
生きていくにはどんな時でも女優のように微笑む力。
その力こそが次を切り開いて行く為のパワーとなり得るかも。



(4/24)

今日はまだ少し寒かったですが、素晴らしいお天気でした。
朝から子供の学校の合同委員会に行って来ました。
今年は結局広報委員になることになりました。
PTAの方針として、できるだけ多くの人に役を経験して貰おうと言う事で、新しい役を私にもやって欲しいと言われて結局副委員長をさせて頂く事になりました。
委員長は又これがとても適任の方がいらっしゃって、広報委員としての活動もなにやら楽しみになってきました(^^)。
仕事や人付き合いに於いては、自分ができない事まで1人で抱え込んでしまうと、絶対に他人に迷惑がかかり大変なことになってしまうので、私は出来るだけ自分の得意分野と弱点の両方を示し、そして自分の得意分野に関して全面的に請け負う姿勢をとるようになってからは、大分楽にいろんな事ができるようになってきました。
自分の得意分野は自分にとっては全然苦じゃないもんです。
そうすると、これまた世の中は楽しいもので、私にとってはそれが苦手分野でも、それが得意分野の人が現れる。
その人にとっては私が特異なことが苦手だったりして、助け合う事で倍以上の素敵な事が出来たりする。
出逢いって素敵ですね。
でもそんな私でも、相手が親とか亭主の事になると駄目だな・・・・・
自分で全部抱え込んで1人でしてしまった方が楽な事もあるので、結果オーライで1人でやっちゃう。
それで上手く行けばいいけど、結果オーライにならない事も世の中ってあるよね。
悪い癖。
子供に関しては、何でも自分で経験させ、大きな視点で見守ってやりたいと言う気持ちでたいせつに育ててきました。
今は思春期で生意気盛りですが、逆にそれはそれで可愛いのかも(笑)。

夕方、私の父が富山から京都にやって来て今泊まっています。
父は昭和一桁生まれの世代でどちらかといえば真面目一方の銀行員だし私もあまり親に甘えるタイプの子ではなかったのでそれほど強く感じた事はなかったけれど(その割には意外と人一倍甘えたがりだけど)、やはり娘にとってのお父さんっていいものだなと感じる年になってしまいました(笑)。



(4/23)

今日はうす曇り。
風が爽やかだったのですが、夕方には肌寒いくらいになりました。
今日は昼から子供の学校の合同懇談会と授業参観。
授業は選択授業だったのを見てきました。
懇談会は、今年度の役員になって初めてのお手伝い。
恒例のお母さんたちの自己紹介もありました。
私は去年に続いて役員になる訳ですが、この役員を決めると言うのがそもそも大変な作業な訳です。
今時は働いているお母さんも多いし、介護者を抱えておられるご家庭もある。
そんな中でそれぞれお互いに補い合い協力し合っていけたらそれが一番いい。
子供も高校生になるとなかなか学校のプリントとかも親に渡さなくなるのが現状ですので、親の側で少しでも学校の情報に関わっていられたらと思います。
とにかくみんなで無理をしない範囲で楽しくやるのが一番。

歳を重ねてくると、優等生であろうとする事が必ずしも良い事ではないなと気付かされます。
モノの見方が時として狭くなる、と言うのは一般論ですが、別の意味でもそれを感じる。
「良い子」と言うのは自分の中で何もかも抱え込んでしまいます。
親にも周りにも迷惑かけずに自分ひとりが頑張ればよい――解決しようと思ってしまいます。
それが可能であればそれに越した事はない。
でもそうは行かないのは世の常。
破綻が来た時、もうどうしようもない状態になる。
そうなると、良い子は一番悪い子です。
普段から我が儘言ったり拗ねたりと、手をかけるくらいの子であってくれたほうがいざと言うときに対処しやすい。
だから、親としては子供に「良い子」を必ずしも求めまい、と思うのでした。
子供には何でも打ち明けやすい空気を作ってやりたいものです。



(4/22)

今日は本当に夏日と言っていいほどのお天気でした。
午前中は頼まれた南座の招待券を引き換えに行ったり色々用事を済ませ、昼からはいつもの体操教室に参加。
今日はいろいろと新しい動きも取り入れていただき、汗をかきました。
ダイエット効果高そう(笑)。
私の体もこの体操教室に参加させて頂くようになり少しは柔らかくなった気もします。
人生笑う角に福来ると言いますが、笑う顔と言うより暗い顔をすることで運気も下がり開く道も閉ざされてしまうと言う事もあるのかも。
前向きに顔をぐっと上げていけば、素晴らしい出会いがあり自分の運気も変わる。
新しく道を切り開くアイディアが生まれる。
案外そう言うものかもしれませんね。



(4/21)

今日は又とても暖かないいお天気でした。
昼からはハーブ教室の日。
今日はハーブ&スパイスの利用法と言うお話をさせて頂き、カレースパイスとエルブ・ド・プロバンスを作りました。
私自身とても楽しませて頂きました。

来月の南座公演行けることになりました。
福助の宙乗り。
面白そうです(^^)。



(4/20)

今日は晴れましたが少し寒かったです。
明日のハーブ講習の準備を色々して、久しぶりにカレースパイスブレンドも作りました。
しなければいけないことも色々溜まってきたようです。



(4/19)

今日は雨。
夕方には傘を差していても濡れるほど降ってちょっとビックリ。

正史として伝えられている歴史の裏がわに迫る本って結構売られているのですね。
近代の事はまだまだ柵あって難しいですが、それでも言論の自由のアメリカ型民主主義の恩恵で、そのアメリカ批判さえもようやく出来る時代になってきました。
言論の自由も勿論行き過ぎは禁物で、ネットの普及で公の場で個人に対する中傷を個人がすると言った危険や情報操作の氾濫を生んではおりますが、私ら一人一人がしっかりした視点を持って、成熟していく事がまず大事になってくるでしょう。
まあそう言う訳で、戦前なら発禁になっていたような歴史の裏側に関する推察の本も今私たちは手にとって読む事ができると言う訳です。
特に日本人はどこから来たかの推察はいまだ謎なので興味深いです。
まあ、古事記や書記などを読んでも、大陸からの渡来人が縄文時代から弥生時代にかけて多々あって凌ぎを削りあいながら今の日本人の形を作っていった事は読み取れるし、国譲りの話からして、天皇家が古代に大陸からやって来た新勢力だったのであろう事は十分想像できた事なんですが。
でも、平安時代くらいまで昔の中国と同じくいくつかの部族(民族)が政権争いをしており、次々と大陸勢力ハ入り込んでいたらしいと言うのは目からウロコ。
「天皇」と言う象徴的な機能さえ一定であれば、その水面下で何があろうと未来永劫不変と言う訳です。
でも、こういう裏面史ってなにかこう陰謀がらみなのが怖くもある。
人間の無常を感じる。
この時、結局溶け合わないまま北へ北へと追いやられた原住民系の部族が、江戸時代以降の非人などの差別へと繋がり、部落問題に発展していったと聞きますが。
非人と言うのは仏教用語であると言いますが、けれどもともと釈尊が教える教えとは人生無常でありその無常の前には動物であっても人間と同等の平等であった筈。
原始仏教は世界稀に見る教えであった筈。
その事は釈尊の臨終に当たってすべての動物たちが駆けつけた事にも現れていると思います(涅槃図)。
猫だけが描かれていない涅槃図も多いようですが、ちゃんと猫も描かれている涅槃図も京都にはいくつかあります。
でも、差別のない世界って、難しい事なんでしょうか・・・



(4/18)

今日も快晴でした。

誰も言わない「半日」利権の真相として「中国こそ日本に謝罪すべき9つの理由(青春出版社)」と言う中国の方が書いた本がありました。
要は現体制の共産党政権下の中国への批判な訳ですが、確か戦後直後の中国は蒋介石の政権下で、日本には理解を示してくれており、満州から帰国する日本国民のためにもスターリン政権と違って尽力してくれたと聞いています。
まあ、こういう本は日本人じゃなく中国の方が書いてこそ説得力もあると言うものでしょう。
東條英機は軍人或いは首相としては才能がなかったか知れないけれど、その遺書や裁判での態度を見ると非常に立派だった。
遺書にある予告通りにもなっている。
「後の歴史に判断を任せる」
これに尽きるのかもしれません。

ディズニーチャンネルで「クラシックミッキ―」と題して、ウォルトディズニー生存時代のミッキ―やドナルドのシリーズを放映していました。
やっぱりディスニーはこの音楽性とリズムがいいなあと、改めて思いました。
最近のテレビ版のミッキーやドナルドはちと不満。



(4/17)

今日はもう初夏と言いたくなるほどのお天気でした。
今日は朝から子供の学校の新入PTA歓迎のサンドイッチパーティのお手伝いに行って来ました。
午後からは主人と駅で待ち合わせて洛西の善峰寺(西国三十三番)へ行ってきました。
実は大原野神社の側にある花の寺(勝持寺)の西行桜を見に行く積りだったのですが、バスがあと1時間しないと来ないと言う事でタクシーに乗った時に花の寺を言う積りでこの寺の名を言った為にこちらに来てしまいました。
場所は大原野神社から割りと離れた場所にあったために花の寺まで行くことは出来ませんでしたが、洛祭では一番有名なこの西山宮跡。
応仁の乱(1467〜77)の際に兵火を受けて焼け、現在の諸堂の多くは、江戸時代に徳川五代将軍綱吉の母である桂昌院の援助によって再建されたものなのだそうです。
この桂昌院と徳川にまつわる宝物が特別公開されていました。
そして天然記念物の遊龍松が実に見事でした。
見下ろした京都市街も綺麗で、下界はやや暑い位だったのにひんやりとした涼しい山の空気が爽やかでした。
今は八重桜が満開で、お寺の裏手のポンポン山の方角を少し散策。
そして灰方まで歩いてそこからバスで桂まで戻りました。
善峰寺の側に俳優の松方弘樹さんのお宅があるのですが、家の前をはじめて通りました。
今はもうほとんどこの家には住んでいらっしゃらないとのことですが、ハワイみたいなお庭の様子が目を引きました。
どうやら温水プールがあったようです。

 

  



(4/16)

今日も快晴です。

今日の「家康」では築山殿が遂に殺害されてしまいました。
山岡荘八氏はこの小説を「松平記」を板敷きにして書いているようですが、この築山殿の下りは徳川を書く上での一番の暗黒部分かも知れません。
「何故、自分に対して直接謀反を起こした訳ではなくただ疑いのみの妻と息子を殺したか」
の言い訳に終始しているようにも見えてしまう。
実際、彼女は武田とは内通してなかったと言う話までありますから。
いくら悪妻だったからと言って、松平の家臣たちが信長の前でベラベラ喋るのも変。
その時の家来が後に出世してるのも怪しい。
後半で豊臣家を滅ぼして天下を分捕るに至る家康の描き方にも無理があり、
「あの親子をわしは殺したくなかったのじゃあ!!」
と滝田家康が家臣どもにいいように天下を動かされて豊臣を滅ぼした時に悲痛に叫ぶ設定になっています。
築山殿を家臣が先走って殺した設定になっている時と全く同じ感じです。
ツッコミ所は多々あれど、けれど史実ではなく「ある出世物語」としての経営者の指南書、そして壮大な物語と考えれば築山殿を演じた池上季実子さんは実に名演技で演じがいがあったと思うし、淀殿を演じる故夏目雅子さんの儚げな美しさと来たらもう絶品ものです。
それにしても、戦国時代の武家の正妻たちは、なんだか一家一丸となって共に城を守り戦っているようですね。



(4/15)

今日は又一転してすばらしいお天気。
いきなり初夏が来たみたい。
両方の親に京都の筍を送りました。
筍なんてどこで採れても同じだろうと思っていたのですが、筍好きには京都の筍は特別らしい事を去年知りました。
京都ではスーパーにもあさ掘り筍がゴロゴロ売っているので何気なく思ってました。
今日は、子供の学級の新役員を決める為にお電話。
選挙の上開封したのですが、結局今年も役員を引き受けようと思って「私もやりますので」とお願いしたら2人の方が引き受けてくださる事に。
残り一人のみまだ決まっていないので明日連絡予定です。

漫画家の横山光輝氏がお亡くなりに・・・・・
ヤフーニュースで火事で重体と載っていたので悪い予感がしたのですが。
まだ69歳だったのに・・・・・
最近又ブームになってらしたと思っていたのですが。
「魔法使いサリー」「赤影」「バビル二世」「三国志」と個人的にも思い出深い作品も多いです。

イラクで拉致された3人は開放される事に。
でも、その後拉致されたと言う2人は?

平家=古代海人族についてちょっと検索してみました。
平家物語その他の印象で、確かに私にも桓武平家って海や水にまつわる印象はありました。
ほら貝もそうだし、厳島神社の海神が守護神だし、確か帆先には竜がついていたような。
瀬戸内の海賊とも結んで海上交通を牛耳っていたのですよね。
源氏は高句麗系の騎馬民族と聞きます。
八幡様とか新羅三郎とか、確かに渡来系なのかも。
古代大和朝廷が大陸から来たと言うかその源泉はペルシャやシュメールにまで遡るらしいと言う話も知る人ぞ知る話ですが。
古代日本は、私たちが想像する以上に渡来人で満ち溢れていたんでしょうね。



(4/14)

今日は午前中に雨が降ったので、急に肌寒くなりました。

今、「影武者・徳川家康」の元ネタ本になったと言う「史疑 徳川家康事蹟)村岡 素一郎)」についてちょっと調べています。
徳川家康は今川の人質時代に既に別人と入れ替わっていたと言う説で、本当かどうかは断定できないけれど、確かに有り得る話ではあります。
あの頃の記録と言うものは、徳川300年の治世の間に都合の悪いものは殆ど消されて幕府側の人間が古事記のごとく作成した資料ばかりな訳ですから。
でも、この説が正しいとすれば家康の人生とは秀吉以上に凄い成り上がり人生と言う事になる。
もし豊臣の治世が300年続いていたとしたら、この秀吉の出自もまた書き換えられていたかもしれないですね。
そう考えると、歴史とは人間によって作られるものと言う感じがしてきます。
ただ1つ言えるのは、替え玉であろうとなんであろうと私たちが知っている「あの家康」だったからこそ天下を治め300年の治世体制を敷けたと言う事なのでしょう。
出自が何であろうと、実は松平家とは全く他人であろうと、家康は家康なのですから。
実は松平家も源氏の子孫だの藤原の子孫だと言っているけど本当のことは判らない訳ですが、真実の家康であるかもといわれている人物は、新田郷の出であると言います。
つまり徳川家が拘った新田氏の血筋である訳。
ただしその郷は今で言う所の特殊部落だったそうで。
この特殊部落と言うものの発生はスサノオ系の原日本人=縄文人に由来し、差別はされていたけれど江戸時代以前はむしろ誇りを持った集団であったとも聞きます。
下克上時代の戦国武将の多くはこの縄文系であったとも。
神君家康公の出自を隠す為に、江戸時代以降その迫害が逆に激化していったとも聞きますが、鎖国体制すら敷いた300年の世は泰平の世であると同時に暗黒の面も持つ時代だったかも。
で、明治になった時にその徳川の埋蔵金によって新政府に迎合したらしいと言う説もあります。
で、山岡荘八の作品の元になっている「松平記」と言う本が編纂されている。
歴史の裏、と言う事を考えると面白いです。
常に「IF」の視点なわけですが。
でも、今日時代劇専門チャンネルの山岡荘八の「徳川家康」の築山御前騒動にまつわる信長からの難題の項を見ていて沸々と疑問が湧いてしまいました。
この部分って後から辻褄を合わせた偽記なのではないだろうかと。
証拠がある訳でなし、身に覚えがないと言えた訳だし、それをおめおめと自国の奥方と嫡男の内情を家来が信長あたりに問われたからとベラベラ喋る訳もなければ、そんな失態を犯した家来がその後実は大出世をしているなどと言うことは考えられない事です。
戦国の世の倣いで親兄弟を斬ると言うことは過去にもあったけれど、全てそれは当人たちにまつわる謀反が行われたから。
やはりここは当時の三河の地に信康派による家康に対するクーデターとは考えられないでしょうか。

歴史の裏と言う話で、実は私たちが平家の落人だと考えている人々は、平家ではないという話が興味深かったです。
平家とは元は海洋民族(確かにそれらしき記述は平家物語にも沢山出てくる)なので、山に逃げ込むなど考えられないと言うものです。
つまり山の民系の源氏の中の落人ではないかと言うもの。
複合民族(古事記や日本書紀を読んでもこの複合民族の性格は十分すぎるほど伺える)の日本らしい話ですね。



(4/13)

今日も暑いくらいの日でした。
今日は昼から子供の学校へ。
新学年になり、新しいクラス役員を決めるのです。
今週中には電話で連絡を取らなくてはいけません。

歴史は時の権力者によって作られる・・・と言いますが、本当にそうかもしれないなと思う今日この頃です。
例えば武士の発生が大和朝廷とは別方向にある旧縄文人の系譜を継ぐものかも知れないと考えた時、鎌倉幕府や江戸幕府が何故関東をその根拠地としたのか・・・ということの1つの答えともなりそうです。
又、戦国時代とは本当はどれほどおそろしい時代であったのか・・・という事は、現代の私たちからしたら想像以上のものなのかもと思ったり。
武田や今川はれっきとした源氏の血筋のようですが、織田・羽柴・松平に関しては、素性が知れないといいます。
秀吉は百姓の倅という事が判っていますが、この辺も複雑そう。
家系図を捏造することが可能だった時代という事を考えると、彼らに都合の悪い情報は消されている筈。
タイムマシンでもし過去の世界に行ったら、そこは歴史で教わっていたのとはまるで違う世界だったりして。
これだけ情報化時代と言われる現代でも、逆に情報操作や情報戦争が行われていると言えるので、とにかくなんでも複合的に考える視点は大切かも。
歴史に「もしも=IF」はないと言われてきましたが、逆に歴史こそ「もしも=IF」の世界なのかも。
この「もしも=IF」の視点を失ってしまったら、真実は逆に見えてこないかも。
懐疑心って言う意味ではなくて、歴史に於いてはなんでもまず疑ってみるのも面白いかもです。
取り敢えず虐げられた人々の歴史は表に出ないのですから。

子供が3歳の時のお正月のビデオを見ています。
一生懸命お喋りしている様がなんと可愛らしいんでしょう。
ほんとに、子育てってなんて楽しかったんだろう。
こんな可愛い赤ちゃんを育てられてなんて幸せだったんでしょう。
毎日がお祭みたいでした。
今も伸びゆく若芽ですが、この頃のビデオは本当に宝物。
子供の発想とか視点というのも非常に面白く、そうしたことを再確認したりして楽しんでます。
ビデオって、その当時の事が今の事のように感じ取れるのが魅力です。
今は子育て以外で色々と考えなければならない事が増えて。
たいていのことは自分次第でなんとでも頑張れると思うのですが、思いどおりにならないのはやっぱりお金と健康?
幸い健康には恵まれて本当に良かったです。
お金は、本当は才覚次第でどうとでもなる筈のもの。
でも、その為の頭をどう言う風に使うか。
これが大体において難題ってもんですわ(笑)。



(4/12)

すっかり、もうやや汗ばむくらいのお天気になってきました。
枝垂桜はまだ美しいですが、ソメイヨシノはすっかり葉桜。
樹々の芽もすっかり芽吹き出しました。

鬼平犯科帳の「むかしの男」のくだりを子供にも見せました。
男たるもの、このような度量を見せる男の台詞は聞いておいたほうがいいのではと思ったからです。
心底惚れねば女の本当の値打ちは判らぬ、心底惚れぬいて本当の女にしてやったのはこの俺だと、自分の妻に対して未練タラタラの男に対して言い放つ平蔵。
ある意味、道楽の限りも尽くし、女を知り尽くした男が辿りついた達観の境地とも言えるのかも。
遊びもまた必要だとはこの事でしょうか。
ルパン三世もそうだねと子供が言ったけれど、本当にそうかもしれません。
私がこのルパン三世をはじめて見た時はまだ小学生でしたが、第1話で「裏切りは女のアクセサリーのようなものさ」とニヤッとして目配せするこの大人の男に心底驚いたものです。



(4/11)

毎日素晴らしい春日よりです。

チップとデール。
懐かしく見ています。
ウォルト・ディズニー健在の頃の50年代60年代のディズニーモノは破天荒と言うかパワーが凄い。
このチップとデールなんて今ディズニーチャンネルでやっているのはテレビ用のものの為なのか、動きが元来のリスそのもののめまぐるしい動きじゃなくて、人間に近い動きです。
しかもクラシック版ほど破天荒じゃない。
いやはや。
昔ながらのものは小さな悪魔と言いたくなるほどこのリスたちは容赦がない(笑)。
ドナルドとの戦争ごっこが凄い(笑)。
そしてジャズありクラシックありでアカデミックなのにカントリー風ののどかさあり。
ディズニーチャンネルもクラシック版をもっと放送してくれないかな。
家にもタンスの奥に数本ある筈なので捜してみようと思います。

鬼平犯科帳。
「むかしの男」というのを借りてきました。
平蔵の妻久栄をその昔たぶらかして捨てた男が出てくるのですが、平蔵の対応には本当に男惚れします。
平蔵の懐の深さを感じさせる話なのですが、思うにその昔の男の方が本当は久栄に未練があったんでしょうね。
女にとっては実際の所今現在の男への現実的な愛が全てだったりする。
まして無垢だった自分を騙して捨てた男など、久栄にとっては忌むべき存在以外の何者でもない。
女は男によって生まれ変わることが出来るし本当に愛し愛されればそれが出来るとゆったりと言う平蔵。
自分自身に男としての生き様に相当の自信があるからこそ又言える台詞ですが。
憎まれ口をきいた昔の男ではあったけれど、彼もまた見違えるほどいい女になった久栄夫人を見てその事は痛感していた模様。
この2人の対比がいい。
鬼平のあのゆったりとした深い笑顔がしみじみと良かったです。



(4/10)

今日は、昼からずっと時代劇専門チャンネルを見ていました。
吉右衛門の鬼平犯科帳が結構好きなのですが、その吉右衛門バージョンに続いて朗読バージョン、そして鬼平のモデルとなった初代鬼平の松本白鸚こと8代目松本幸四郎バージョンを見ることができました。
私にとっては吉右衛門以外の平蔵はいまや考えられないのですが、この初代平蔵の何と吉右衛門の平蔵と似ている事。
顔もさることながら、含み具合とか、通じるものがあります。
いや実際は実子である吉右衛門の方が似ているというべきなのですが。
モデルとなったお父さんに似ていると言うこともあって、吉右衛門が原作者直々の指名となったんでしょうか。
で、ビデオ屋に行くとなんと吉右衛門の全シリーズがビデオになっていました。
はじめてみた第1話の「白梅香」近藤正臣バージョンを借りてきました。

武田・織田家が430年ぶり和睦、遺恨越えて握手、という記事をYAHOOニュースで見つけました。
なるほど・・・・・



(4/9)

今日、久しぶりに昔子供が1歳の頃から何度も繰り返し喜んで見ていた「子ぐまのクリスマス」を見ました。
このビデオとディズニーのチップとデールのビデオはもう何百回となく見たものです。
なぜか0歳の頃から動物が大好きで、ウルトラマンの怪獣や仮面ライダーの怪人の事も動物の仲間だと思って撫でていましたっけ(笑)。
2歳のお誕生日には動物セットを買ってやったのですが、ママと赤ちゃんをそれぞれ揃えて「ママ」「ママ」と言って並べていましたっけ。
肥った象さんとかサイさんとかゴリラさんだけは「パパ」でしたが(笑)。
この「子ぐまのクリスマス」では最後に本物のサンタさんが現れて「ホーッホホー」と叫ぶのですが、サンタクロースの長靴の形のお菓子の箱を触ってはホッホーホッホーと言っていました。
子供に言わせれば「ホッホ足」だったのでした。
「ムーミン谷の彗星」も出てきて懐かしく見ました。
いいものは大人になって見てもいいものです。



(4/8)

今日は雨ではないかと聞いていたのに、又素晴らしいお天気。
桜も今週の日曜まで持ちそう。
山の方の桜はまだまだ大丈夫ではないでしょうか。
今年は西行桜を見に行きたい。

大河ドラマの徳川家康が時代劇チャンネルで入っています。
丁度今、築山御前顛末のあたり。
プライドの高い嫌な勘違いタイプの悪女の役を池上季実子さんがたいそう魅力的に演じておられ、女の哀れさ人生の儚さを感じる訳ですが、現実には悪女にされ過ぎているのでしょうね。
夫を理解せず、そのズレから敵方の武田と通じて、夫を裏切った女性でその為長男まで家康が信長の命令で切腹させざるを得なくなってしまったのが定説ですが、元は名家の出であったのにそこが戦国の世の悲しさで強者に滅ぼされてしまった悲劇の女性。
その夫が自分の実家の敵と結んだ為に遠ざけられ、しまいに敵と密通したと嫌疑をかけられ夫がその強力な同盟相手から妻子を殺すようにとの無理難題を吹っかけられてしまった。
その嫌疑を晴らすための道中、家臣のものに惨殺されてしまった・・・・・
結局、家康と信長の二人の立場を慮るあまり稀代の悪女に仕立てられてしまった彼女。
時の権力者の思惑によって作られる歴史の一例でしょうか。
実際、価値観のズレから起こる夫婦の間のズレというものはあったのでしょうけれどね。
まあ、この大河の元となった山岡荘八の小説の築山殿の悪女ぶりが作り物と判っていても神経が逆撫でされてしまう位印象的で、魅力的ですらあるので、これも築山殿のイメージを作り上げてしまったのでしょうけれど。
少女の頃このドラマを初めて見てその時の印象は、なんと怖くてけれど不幸で可哀想な女性なんだろうという事と、こういう女性の浅はかさがによって我が子まで殺さなければいけなくなった家康の心中やいかばかりかと言う事でした。
自戒として、こういう愚かな行動だけは将来ともに取りたくないと思ってしまった。
けれど、結局は戦国の世の男性社会が生んだ悲劇といえましょうか。
築山殿も武家の家ではなく公家の家にでも嫁していれば良妻になり得ていたのかもしれません。
価値観の違いと言うのは、これは宿命に近いものがありそうです。



(4/7)

今日は曇がちでしたが、まだ桜が美しいです。
桜の香りと言うのは本当に爽やかで淑やかで優しい。
染井吉野がまるで雲のように咲いてます。

首相の靖国神社参拝問題。
実際の所宗教法人にたとえプライベートであれ首相の立場にあるものが参拝してはいけないというところなんでしょうが。
戦後教育の中でアジア諸国は様々な思惑付で必要以上に反日感情を煽られ、又日本人の中にも日本が既に多額の賠償金を払って国家レベルでのアジアへの謝罪を済ませて解決した上での新しい友好関係を築いて行かなければいけない段階にきていることを知らない人が多いことを、この靖国問題が論議されるたびに感じます。
戦後60年も経って何をやっているんだという事なんですが、謙譲の美学が裏目に出た日本政府のやり方が拙いと言うか納得のいく説明をきちんとしてこなかったのでしょう。
米に対しては未だに敗戦国意識を引きずっているし。
小泉首相としてはそういうこれまでの失敗を改善して闘おうとしているのかも知れないのですが、靖国神社参拝する前にやる事があるというか。
それが普通に出来る外交と国内へ説明に心を砕く方が先だというか。
でないと空回りってもんです。
宗教問題まで絡む靖国神社の方は、議員職を離れてフリーになった中曽根さんあたりにお任せしたらいいんです。



(4/6)

今日も快晴。
非常に暖かく桜も美しいです。
今日は結婚記念日だったので、昨夜は出勤だった主人と待ち合わせてお昼に
三条のレストランに行って来ました。
雰囲気もよく魚介が特に新鮮で美味しいお店です。
私はワイン、夜勤明けだというので主人はジンジャーエールを頼んだのですが、ピリッと生姜味が効いてお食事にも合う美味しいジンジャーエールでした。
それから夕食の用意の為に、デパートでお買い物。
新婚旅行ではじめて頂いた思い出のブラッドオレンジジュースやメレンゲ菓子のケーキを買いました。
ワインも冷やしておいたのですが、結局薔薇の天然ジュースとこのオレンジジュースのみ頂きました。
今日は、久しぶりに結婚式のビデオを引っ張り出したのを機会にDVDにコピー。
そしてチャプター分割をしました。
18年前なので、案外私や母は雰囲気があまり変わらないのですが、父や主人の頭の毛の様子が色々と変わってました(笑)。
結婚式に出席してくださった方の中にも既にお亡くなりになった方などもあり、とても懐かしくお姿を拝見しました。



(4/5)

今日は又素晴らしいお天気でした。
早くに咲いた桜はすっかり昨日の雨で散ってしまいましたが、まだまだこれから。
花は盛りの時のみぞ咲くものかはと言いますが、私は花吹雪の頃が好き。

ジェームズ・バリーの「ピーターパン」と言う本を買いました。
今度映画化されるものだそうで、妖精としてのピーターパンの物語がファンタスティックに書かれているようです。
姉妹版の「ピーターパンとウエンディ」は劇ですが、こちらはファンタジーとして描かれています。



(4/4)

今日はお料理教室の30周年記念パーティ。
ブライトンホテルに行って来ました。
このホテルはハーブをふんだんに料理に取り入れるので結構有名なのですが、タイムに岩塩を塗した塩の花が目を引きました。
食後の生ハーブティも美味しかったです。

マトリックス・レボルーション借りてきました。
なかなか難解と言うか哲学的です。
1と2は禅問答というか精神修行と言うか東洋哲学っぽい感じで割に理解できたのですが、救世主ネオは要はワクチンプログラムとして進化を遂げてしまった存在と言う事?
エージェント・スミスは暴走プログラムと言うかコンピューターウイルスみたいなもの?
結局は人間は科学と言うかコンピューターとはこれからも共存していかなければならない訳で、その科学の力が暴走するたび修正していかなければならない。
バランスを取っていかなければならない。
コンピューターもまた、人間無しでは動き様が無い訳で。
始まりがあれば終わりがあると勝ち誇ったように言うスミス。
けれどそれはコンピューターであるスミスにとっても同じ事なのだと思います。
「お前は正しい。これは必然だ。」
とその言葉を聞いたネオが、急速に力を増し、ワクチンと化してスミスを消去してしまう。
まだまだ判りにくい所があるので後何回か見てみなくっちゃ。



(4/3)

今日は昼過ぎまで晴れ。
夜は少し小雨混じりのお天気でしたが、桜が満開なので清水寺の夜の特別拝観に行って来ました。
清水寺や満開の桜がライトアップされて非常に美しかったです。
清水さんの中の随求堂の胎内めぐりというのもしてきました。
真っ暗な中、中の菩薩様の光を感じて導かれるのです。
夜にこうしてお寺に行くのは大晦日と新年の時以来ですが、清水さんはやはり風情がありますね。
幻想的で美しかったです。

 



(4/2)

今日は午前中雨交じりでしたが、昼からは快晴。
桜も満開。
桜の季節は本当に日本人にとってお祭の季節です。
今年はいつまで桜が見られるかしら?

借りてきた「影武者」。
ようやく見終えました。
仲代達矢が本当にいい味出していると思いました。
ラストの演出と壮大なシーンが圧巻。
種子島の連弾によって、戦国最強の武田軍団は滅び、新時代が訪れてしまった。
旧時代の葬送曲だったのではなかったでしょうか。



(4/1)

今日から4月。
昼からは少しお天気が崩れてきましたが、たいそう暖かく桜もほぼ満開。
近くのお寺の桜が非常に美しく、宝石のよう。
しとやかな桜の香りが一面に漂って素敵でした。

東條英機や東京裁判について読んでいるのですが、考えたら戦後教育の中で育ってきた身でありながら、この武人に対しては両方の評価を耳にして育ってきました。
天皇を守り、そして一切の責任を引っかぶって死んだ人と言う風にも聞きました。
それを私に言ったのは、戦争当時大人であった祖父だったでしょうか。
天皇はかなり昔から政治的責任を一切負わない仕組みで、それが天皇家が生き延びてきた長年の智恵であり昔から「象徴」としてその血筋のみに生きてきた神棚の神様。
親政を完全に行わなくなったのは、応仁の乱で懲りたからなんでしょうか。
血を守る為には象徴という極めて難解な人間国宝的生き方を選び取らざるを得なかった。
これは何も昭和の戦後に始まったことじゃなかったと改めて感じる今日この頃です。
特に明治(大日本帝国)憲法においては議会に主権のある立憲君主制度を取り入れている為、議会の決定には天皇と言えど従わなければならないのでした。
「源氏と日本国王」と言う本も読んでいるのですが、つくづくミステリアスな日本の在り方を感じます。
そうした事などを例の裁判時にしっかりと後世に残すべく記録を取った人だったようで、戦争を敗戦に導き、そのやり方についていろいろと間違えはした人だったようだけれど、その反省点もちゃんと記録に残している。
天皇が案じてきた陸海軍の不統一を解消できず、又アジア諸国と和合して理解を結び一致団結しなければならなかったのにその理想と裏腹に西欧諸国と一緒になって侵略行為を行った事への反省点。
そうした上で、自分については一切の弁明を行わず、後の歴史の判断に待つという家のものへの遺言。
戦後50年となった平成7年時に色々封印が解かれて明らかにされた事もあります。
けれどその時以上に今の方が、イラクに対するアメリカのやり方を見て、あの当時はこれ以上のものだったんだろうなと思わされることが多い。
歴史とは、時の権力者の意向でかくも変わるもの。
目と心を澄ませて感じ取りたいものです。







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