【Diary(2001年8月)】


(8/31)

空はすっかり秋の雲。
まだ陽射しは強いですが、涼しくて気持ちいいです。

先日、ムームーの生地をネットでハワイから取り寄せたので、「ワンピースとスカート」の型紙つきの本を買いました。
出来るだけシンプルで縫いやすいもので縫いたいと思っているのですが。
なかなか肉厚の面白い生地です。
ラップドレスみたいなのがやっぱり面白いかな。
直線縫いのが簡単なのですが、ぶかっとしちゃうしスリムに着てみたいので、考え中です。

(8/30)

今日、久しぶりに近所の温泉に行って来ました。
子供と二人で行って、まず牛丼食べて、それからそれぞれにお風呂。
風もすっかり秋の風。
気持ち良かったです。

日本の紐あそびとして「花結び」と言う本を買って来ました。
いろいろと美しい結び方があって、匂い袋にも是非応用したいものです。

(8/29)

めっきり風が涼しくなった今日この頃です。

富山から送って頂いた梨の幸水を今日食べました。
水分たっぷりで大好きな梨です。
もうすぐ秋なのね。

(8/28)

今日、レンタルビデオショップで「嵐が丘」とメル・ギブソンの「ハムレット」を借りてきました。
「嵐が丘」は今までのものは作品の前半だけのものとかだったようなのですが、これは完全版だそうです。
「チャタレイ夫人の恋人」も第1巻が返ってきていたので借りてきました。
見るのがとても楽しみです。

(8/27)

今日は、近くに出来た炭焼きの焼肉屋さんに、夜主人と行って来ました。
カルビとかも柔らかくてとっても美味しかったです。
梅チューハイを飲んだのですが、結構スッキリ。
歩いて5分程度なので、近くて便利です(^^)。

(8/26)

今日は名古屋の友人と、お食事をしました。
マリオットアソシアホテルは初めてだったのですが、なかなかお洒落なホテルでした。

今日は名古屋は曇り空で雨も来そうだったのですが、幸い殆ど雨に遭わず良かったです。
京都もずっと雨の予報を見ていたのに、午前中に振り切ってしまった模様。
いない間に地震があったようですが。
震度4を記録したそうですが、何ともなっていなくてホッとした所です。


(8/25)

今日は名古屋に来ています。
色々とアロマテラピーについてもお勉強。
今泊まっているホテルには、アロマテラピープランもあります。
沢山お勉強させていただきたいものです。

(8/24)

今日は、子供と近鉄劇場の劇団四季の
ハムレット を見に行ってきました。
蜷川ハムレットは舞台で見たことがありますが、正統派シェークスピアのを見てみたかったのです。
二人の正反対の個性のハムレット俳優を交替で配していると言う事で話題を呼んでいる今回のハムレットですが、今日見たのは正統派路線の石丸幹二の方でした。
10月には再び蜷川幸雄演出の新しいハムレットを見る予定です。
今度のハムレットは、個性派市村正親です。
ハムレットを色んな形で見てみたい。
いつか英国俳優の舞台で、英語であのシェークスピアの台詞を聞いてみたいものです。

(8/23)

今日も晴れ。
今日は子供とデパートの北海道展へ行ってきました。
毎回好評の、美味いもの市。
芋餅やコロッケ、蟹、鮭、イクラなど。
どれも新鮮で美味しいです。

夏休みももう終わるようで、何だかあっという間です。
明日は子供を連れて劇団四季のハムレットを観に行ってきます。

(8/22)

今日は、関西のほうでは晴れ。
台風は関東の方でドームでの野球が中止になるほどの勢いを振るっているようですが。

気候が急に変わって風邪気味。
鼻風邪が一番ツライです。

夕方、富山の友人から電話がありました。
今でもよく逢う高校時代の友人です。
先日、中学の頃の同窓会があったけれど、高校の時のクラスも今更ながら懐かしいです。
学校全体のは今年の6月頃にあったようなのですが、普通の日だと言うこともあって行きませんでした。
次にあったら行こうと、その友人と話している所です。

(8/21)

今日は暴風警報が出ていました。
夕方雨がやんでいたので買い物に出たのですが、又雨が降ってきて結局傘を買う事になってしまいました。
急に気候も涼しくなった感じです。
ネットでムームーの生地を注文したのですが、なかなか鮮やかで素敵な青の生地が届きました。
結構厚めの生地です。
ハワイからの直送です。
どんな服にしたら一番素敵かしら。

(8/20)

今日は夕方雨。
涼しいのは嬉しいのですが、台風が近づいているようです。

旅疲れがまだ残ってて、なかなかまだ家の片づけが出来てません。
頑張らなくっちゃ。

最近焼いていないのですが、ポテトパンケーキを時々作ります。
マッシュドポテトに卸し玉葱や卵、小麦粉を揉み込んで焼くのですが、子供が又作って欲しいらしいです。
ほっくりとして結構美味しいです。

(8/19)

今日は、午前中に原爆ドームと資料館に行って来ました。
歴史と、そして人間の行いの痛みを、改めて感じさせられた思いでした。
日本人自らが「した事」の教科書問題についても同時に触れてあって、そう言う人間の行いと痛みをしっかりと認識して、未来に繋げたいと言う言葉が、もっとも心に染みました。
先日、昔の「猿の惑星」の一連のシリーズのビデオを見た為、核爆弾の恐ろしさと人間の行為の恐ろしさ、愚かさが又別の角度から見られた思いがします。
人間全部が、これからも背負っていかなければいけない課題なのかもしれません。

昼から京都へ帰途。
子供に頼まれたもみじ饅頭を買って来ました。
チーズ味・抹茶味・チョコレート味・リンゴ味・さつま芋味・黒糖味・粒餡味の8種類のものを買って来ました。
なかなかもみじ饅頭もお洒落になったものです。

(8/18)

夕べ遅くに夜行バスに乗って、今朝早くに広島に着きました。
広島の街は初めてですが、なかなかしっとりしたいい街だなあと思いました。
シャトルバスで庄原市の備北丘陵公園に行ったのですが、なかなか綺麗な所でした。
オートキャンプ場やコテージもあるようで、家族で又行きたい所です。
今日はシャトルバスがあったので簡単に行けたのだけれど、でも車がないとやはり広島から2時間かけて乗換えで七塚の駅まで行って、そこから少し歩かなければいけないみたいです。
今日は日中は暑かったですが、風が気持ちよく、木陰は涼しかったです。
星空も美しくとてもよい一日でした。

(8/17)

今日も暑かったです。
一昨日頃からついにアイスノンを足に当てて冷やして寝るようになってしまいました。
もう熱帯夜・・・・・今日はまだ涼しそうですが。

同窓会で逢った時に、小学6年生の時の担任の話も出て楽しかったです。
結構私たちの時代にはユニークな先生が多くいたのですが、その先生はクラスの男の子に、中学になって英語を学ぶようになったら、是非「チャタレイ夫人の恋人」を英語で読むといい、とアドバイスしていたものらしい。
で、彼らは中学に入って友人同士で学校でその「チャタレイ夫人の恋人」を読んで喜んでいたら、その時の担任の女先生に取り上げられてしまった想い出があるのだって(笑)。
なんか、素敵だなあと思ってしまいました。
その小学6年生当時、クラスでフィンガー5のファンクラブに入っていた女の子たちがいて、クラスで誘いをかけてチケットを売っていたということがありました。
当然、親の側にも知れてPTAで問題になったのですが、その先生の采配で「せっかく富山にアイドルが来るんだから行きたい人は親の判断の元に行けばよい」と言う結果に。
結局、学校で売ってはいけないのは当然で、放課後と言う形で何人かの女の子たちはコンサートに出かけて楽しんできたようです。
私は、そう言うのは中学になってから行けばいいと思っていたので行きませんでしたが、今から思えば惜しい事したなと思います。
フィンガー5なんてもう見られないじゃない・・・・・
中学の時は西城秀樹とか、あと誘われてずうとるびのコンサートにも行ったけれど。
そんな私が、今夢中になってSMAPのコンサートに行っているけれどね(笑)。
で、今日思い立って「チャタレイ夫人の恋人」のDVDを借りてきました。
最新の無修正版。
もうすぐ14歳になる息子に見せる為です。
シルビア・クリステルのが綺麗で良かったんだけど・・・・・あの花のベッドの中に横たわる姿が美しかったのです。
残念ながらDVDは別の女優のもの。
でも、それなりに美しいと思います。
こう言うのは、やっぱり子供にもいいもの見せたいなと思います。
ちなみに、英語版は見当たらなかったので、とりあえず日本語の完訳版を買ったのでした。
私も読まなきゃ(^^)。

(8/16)

風は涼しいですが、やはり暑い一日。
お盆の帰省中に重宝したお花の水やり器は、いまだセット中です。
朝7時にお水を自動的にやってくれるなんてとても有難いです。
うちのベランダは、午前中に日が射すので眩しいし、朝から暑いんですもの。

昔友人に、タヒチのお土産としてパレオの生地を頂いた事があるのですが、ネットでムームーの生地を注文して買いました。
いない時に配達されたので、明日郵便局にとりに行く積りです。
毎年、今時分の季節に、京都の大丸デパ−トの紳士服売り場でシャツ他がお手頃価格で売り出され、今年はそれがアロハ系のシャツだったので、これはもうすぐ迎える主人のバースディプレゼントにと2枚買って用意しています。
私のは、買ったこのムームー生地で、何を作ろうかな。

(8/15)

今日はとても暑かったです。
夜まで暑い・・・ついに熱帯夜でしょうか。
風は若干吹いているのですが、生暖かいです。
なんと言ってもクーラーが効かないのが辛い。
まるで送風みたい。
最上階だからかしら。
ついに今日、アイスノンを取り出しました。
足を冷やすと気持ちいいです。
近所のマダムのお宅の応接間は、いつもとてもクーラーが効いているので、いつも3時過ぎくらいにはお邪魔させて頂いています。
今日、ミスタードーナツのトロピカル紅茶を頂きました。
ノーカロリー&ノーシュガーで、ほのかなフレーバーの甘味があります。
好みでガムシロップを入れても良さそうです。

(8/14)

今日は正午過ぎのサンダーバード号で京都に一人先に戻ってきました。
ベランダの花への水やりが気になるなどいろいろあった為です。
よく遊びに行く先の近所のマダムにも、鱒の寿司をお土産に買いました。
途中寄って夕方まで涼んでそれから家へ。
風は夕方には大分涼しくなっていましたが、それでも汗だく。
花にやる水はまだタンクに半分以上残っていました。
明日は主人や子供が夕方までに帰ってきます。
子供が使っている部屋をちょっとでも片付けなくてはね。

(8/13)

今日は中学校の同窓会でした。
懐かしい同級生に20年ぶりに逢えて、そして先生にもお会いできて嬉しかったです。
中学の時の同級生は≒小学生のときの同級生だったりする。
色々と感慨深いものです。
ぜんぜん変わっていないと女性陣にも男性陣にも言われて、嬉しいような恥ずかしいような。
変わっていないと言われても、自分では判らなかったりするものです。
声とか喋り方とかで判った、とか言われるのも、自分では中学の時は比較的地味でおとなしかったと思っているのに、不思議な気分。
もちろん、母親がたいそう厳しかったと言うイメージもやはり伝わっていたようで、それで損していた部分が確かにあった気がする・・・とも言われたのですが。
だって懐かしの学校の先生まで家庭訪問の時に「お母さんがもう少し締め付けをゆるくすればいいのに」と思ったなんて仰るんだもの。
そういうのも含めて私の青春だったとは思うのですが。
私がもう少し大人になって上手に対応すればいいんだよね。
まだまだ子供です。
そんな私が、今日は「二次会なんか出席せずに早く帰るのよ」と母に言われていたのに、見事に連絡せずに1時がえりをしてしまいました。
案の定文句たらたら言われたけど、今度からは同窓会の時は実家に泊まるなんて無謀は控えよう(笑)。
普通は逆だと思うのですが、そうではないところが色々と(笑)。
それにしても、男性も女性も共に、全然変わりなかったり、あるいは素敵に変身していたりして本当に嬉しかったです。
もうすぐ40歳。
この年齢はなかなか捨てたものではないぞ(笑)。

(8/12)

今日は、主人の両親と私達家族全員で、郊外にある東洋健康ランドに行ってきました。
朝鮮人参や他様々な漢方薬をたっぷり煎じて入れた薬湯や露天風呂、ミルク風呂、どくだみ湯などに代わる代わる入りました。
そこの専用のバスロープを着て、お食事したり仮眠室やマッサージ室に行ったあと、又お風呂に入ったり出来ます。
美容と健康の為にと、しっかりお風呂に浸かってきました。

富山に帰ると必ず食べるもの。
まずお刺身。
富山のお刺身は身が引き締まっていて美味しい。
それから「山川のアイスクリーム」。
練乳の味を上手に生かした富山では知る人ぞ知る有名なアイスクリーム。
実は「いも屋」でほかほかの焼き芋が専門の店なのです。
副業的に夏は氷水やアイスクリームを売ったところ、爆発的に売れて評判を呼んだのです。
本店は今でもいも屋の筈ですが、支店はアイスクリーム関係だけだったりします。
私がまだ小学生の頃から慣れ親しんだ味です。
当時は他のアイスクリームが10円だったのに20円だったりして高めのアイスクリームながら売れたと言う印象でしたけれど、いまだに100円。
懐かしい上に、今食べてもこの独特の風味がたまらなく好きです。

(8/11)

今日は、午前中に部屋の整理やらお中元の発送、そして留守の間の花の水やりの準備やらビデオのセットやらをしました。
昼から富山へ。
夕方着いたのですが、いつも暑い富山が涼しくてビックリしました。
湿気はでも多かったです。
主人が家の電話にパソコンを繋いでくれました。
前の古いパソコンからは出来なかったのですが、今度のは大丈夫。
携帯電話に比べて、電話からの通信は早いので嬉しいです。

京都駅で見かけたのですが、駅前のシアター1200がリニューアルしていよいよ「四季」劇場になります。
すごくいい劇場なので、ついに「四季」劇場になることが決まって本当に嬉しいです。
京都の街としても、こうして駅前に本格的なミュージカル劇場が出来るということはいいことなのではないかしら。
柿落としは「オペラ座の怪人」。
前回は東京まで子供と観に行って来ました。
今度は主人と見てこようかな。

(8/10)

今日も夕方、パラパラと雨がきていました。
今日は四条通に出かけたりして、明日からの帰省の為の準備。
いない間にお花に水を上げるためのタンクつきのセンサーも買って来ました。
今回は、ノートパソコンも新しいので小さくてかさばらないので、いつもより楽です。

(8/9)

今日は湿気が多い日。
夕方あたりに振ったようですが、幸い雨にはあいませんでした。

あさってはお盆の帰省で富山に帰るので、いろいろと準備をしなくてはいけません。
同窓会もあるし楽しみ。
中学生の時の同窓会なんて、成人式の時以来かも。
女性陣はみんな若々しくて綺麗なんじゃないかと思います。
最近の39歳&40歳は若々しいもの。
男性陣はどうでしょ・・・・・
スゴイおじさんになってるか若々しいかのどっちかだろうな。
楽しみです。

(8/8)

今日も暑かったです。

今日、オーディオデッキのカセットテープを入れる部分が壊れたので、治しに来て貰いました。
テープを動かすゴムの部分が伸びていただけなのですが、部品は安くても出張費や技術料で1万1千円近くかかってしまいました。
けれど、このオーディオデッキ、AMでも雑音が殆どなくて有線と変わらないくらいなので、とても便利なのです。
普通のラジカセだと、同じ位置に置いても雑音だらけで聞き取れるのはKBS京都とNHKだけなのに。
CDも5枚まで入ります。
しかしこれでようやく直って一安心です。

(8/7)

今日はホテルのケーキ教室の日でした。
パッションフルーツの風味を生かした冷菓。
「クレーム ド ミエル エ パッション シトロン(蜂蜜とレモン・パッションの二色クリーム冷菓メレンゲ添え)」
さっぱりと美味しかったです。
凍らせておいてもいいとの事でしたが、夜には家族3人で全部食べてしまいました。
夕方、雷雨があって雨宿り。
これだけ毎日暑いと、夕立のことも考えて折りたたみ傘も用意しておかなければいけないかも知れないです。

(8/6)

今日は曇りがちで涼しかったです。
夕方、雷雨があったようで、子供が洗濯物を取り込んでくれていました。
ガッチャマン予約していったのに、スカパーがその時電波障害で入らなかったみたい。
木曜日の再放送を忘れないようにしなくては。

(8/5)

今日は昼から出かけました。
暑いですが陰は涼しいし、夜も涼しいので、例年のように足の裏をアイスノンで冷やすにはまだ到っていません。
それだけでもまだこの暑さはマシな方かしら。

(8/4)

今日も暑かったです。
今日はSMAPコンサート大阪初日でアリーナ席だったので、浴衣を着て行きました。
お昼は友人と、大阪のロイスカフェで待ち合わせしました。
そこのベリーソーダが好きです。
夜は流石に風が涼しくて気持ち良かったです。

(8/3)

今日も暑い・・・・・夕立が降りそうで振らない、湿気の多い日でした。

ファンの方がやっておられる「オルフェウスの窓」のHPを見つけました。
三択問題と言うのにはまってしまいました。
そちらの方も、私と同じアレクセイ・ミハイロフ(クラウス)のファンのご様子。
私も久しぶりに愛蔵版を引っ張り出してきました。
レーゲンスブルクにロシア。
憧れ思い馳せたものです。
まさに私にとって愛蔵版にふさわしいストーリーです。

(8/2)

今日も暑かったです。
週末はどうでしょう。
天気予報は相変わらず晴れマーク。
浴衣を着て大阪ドームに行く予定なんだけど。
夕立だけが心配・・・・・

昨日買ってきたフォションの野薔薇のジャムを食べてみたのですが、これがローズヒップスのような風味。
酸っぱくはなく、なので花びらだと思うのですが、ひょっとしてブレンドしてあるのかな。
こういうのってクラッカーにのせて食べると美味しいのよね。
明日リッツクラッカーを久しぶりに買って来ようかな。

(8/1)

今日は、3時過ぎに夕立。
空は青空なのに、滝のような雨でした。

YAHOOのコミックアニメーションのカテゴリーの中に、ベルばらや池田理代子さんのスレッドを見つけて、思わず読み耽りました。
少女漫画は殆ど読んでいなかった私がはじめてはまった少女漫画が、このベルばらだったのです。
もう連載が終わってしまっていた中学生当時。
単行本を友人に借りて読み始めました。
オスカルやアンドレも好きだったけれど、実在の人物であったアントワネットとフェルゼンに一番興味がありました。
当時のヨーロッパ宮廷社会の中での一種の理想とも言うべき二人の恋。
王妃と、その王妃に仕える中世騎士との悲恋の王道。
革命の歴史の中で生贄にされたのが、このアントワネット。
外国人の王妃と言うのは、歴史の中でとかく悪役を押し付けられがちです。
革命を正当化するためには、この旧体制の象徴とも言うべき王妃は、悪評を捏造すらして生贄にするに格好の相手だったのでしょう。
何と行っても彼女は敵国オーストリアの女。
その意味では、フランス革命が行われたというその歴史的事実は偉大であるものの、ブルジョワ革命と言うのか、かなり生臭い権力争いの部分を含んでいたと思う。
アントワネット本人の実像は、やはりこのベルばらのイメージを触発されたツヴァイク原作の愛らしい普通のお姫様だったのでは、と思うことでした。
ベルばらのアントワネットも、実に愛らしいです。
オスカルもまた、私には彼女とは又対象的な、一人の美しい女性に見えます。
その意味では、原作以上にその女性の部分を描いてあるアニメのオスカルがかなり好きです。
田島令子さんのあのエメラルドのような声が又凄くいい。
軍神と言うより女神に近いオスカル。
強さの中に見え隠れするその儚い部分。
フェルゼンのアントワネットに対する騎士道精神に通じるものを捧げたアンドレの形が見えてくる気もします。
多くの女性は、もしかしたらオスカルに擬似恋愛したかも知れない。
でも、私はオスカルを女として、男の目で見ていたようです。

けれど、このベルばら以上に私がはまったのが、「オルフェウスの窓」でした。
15歳の頃、音楽学校編を読んで、いっぺんにアレクセイ・ミハイロフ(=クラウス)に恋してしまった私。
男装の麗人ユリウスは、オスカルと違って受動的に男に扮している。
そこには罪と陰謀と悲しみの匂いがある。
ロシア編の途中まで読んだのが、その後間を置いて発表された大人向けの雑誌にて。
その後色々忙しくなってしまって、ついに手にしたのが、30歳過ぎてからの愛蔵本ででした。
ロシア編、一気に読みました。
ロシア革命というものに対しても、フランス革命と対比して色々と考えさせられました。
ロシアはいまだ革命の途中にあるのでは、という感じすら受けました。
真の共産主義というものは、資本主義の最終形態なんじゃないのかな、とこの本を読みながら思ったりしたことでした。
高邁すぎて、一部のインテリにしか理解しにくいものなのかも。
どうしても原始共産主義の段階に引き摺り下ろされてしまう危険性を伴うように思う。
そして、アレクセイとユリウスの恋も悲劇に終わるのですが、その時の年齢に、二人も達していて、ああこういうのを大河ドラマと言うのかしらと妙な気分になったことでした。





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