1999
An impression of the SMAP concert live show
of English version

Japanese translation.


by Chigusa



昨年に引き続き、私は今年もSMAPコンサートライブに行きました。
今年は、私はコンサートには大阪と横浜に2回ずつ全部で4回行きましたが、どれも素晴らしかったです。
今回のコンサートのテーマは「BIRDMAN」でした。
心に翼を持つ男達という意味で、このタイトルが名付けられたそうです。
このSMAPというグループのリーダーである中居正広は、15歳の頃から自分達のコンサート作りの主要な部分に関わってきました。
今回のコンサートの企画構成も又、彼が担当しました。
音楽プロデューサーと一緒に打ち合わせをしたり、SMAPのメンバーの意見も聞いて取り入れたりしながら中居くんは今年のコンサート作りに意欲を燃やしました。
中居くんはSMAPというグループの最大のファンです。
彼は「踊るSMAP」がファンにとって何より大きな魅力を持つことを知っています。
同時に、中居くんの個人のファンも又、「踊る中居くん」をとても見たいと思っています。
そのことも中居くんは自分自身で知っています。
SMAPというグループは、日本でも最大級のアイドルグループですが、歌や踊りが特別上手いグループという訳ではありません。
彼らの踊りや歌に対する好き嫌いは誰にでもあります。
その中で、世間的には、SMAPの中では木村くんが歌が一番上手いと思われています。
又、世間的には、SMAPの中では中居くんが一番踊りが上手いと思われています。
けれど、彼ら自身が、自分達の歌や踊りは、決して基礎がしっかり出来ているものではないと知っています。
上手くなろうとする努力にも限界があります。
けれど彼らは、自分達の歌や踊りを専門家として上質に見せる素晴らしい方法を発見しました。
その魅力を最大限に味わうことが出来るのが、この年に一度のSMAPのコンサートなのです。

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SMAPのライブ全体の構成のメリハリや、光の効果、音の効果、色合いの効果は素晴らしいものでした。
又、SMAPの踊り方には色気を感じます。
私は中居くんのファンなので、特に中居くんに注目して彼の踊りを見ています。
その中で私がいつも思うことがあります。
SMAPの踊り方には一人一人の個性があると思います。
そうした彼らの異なる踊り方や個性が、コンサート会場の中で調和のリズムを生み出します。
同時に、新たな躍動感をも生み出します。
それを見る時、ファンである私達は、この5人の男達のそれぞれの美しさを感じます。
そして、私達は彼らのお陰でとても幸せな気持ちになれるのです。
その中で中居くんの踊り方は、他のメンバーと異なる点があります。
中居くんの踊り方、体の動かし方はとても細かいです。
彼は、指の先まで神経が行き届いているかのように踊ります。
彼のその踊り方には、流れるような美しさと独特のリズムを私は感じます。
彼は、背が他のメンバーに比べて小さい方です。
それで、彼は踊った時に派手に目立つ方法を自分自身で考えました。
それで、中居くんの踊り方は、コンサート会場の一番上の席で見ても、とても目立ちます。
さらに、踊っている時の中居くんの表情や姿形にはとても色気があるので、私は彼に恋してしまうのです!
コンサートは5万人が一度に入れるような大きな球場で行われたりします。
それでも、光と音、色の効果と、彼らと私達の情熱によって、私達は一体感を感じてコンサートを満喫する事が出来るのです。

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コンサート会場は、始まると同時に客席が暗くなります。
私達はたいてい、指定されたペンライトを持っています。
ペンライトの色は、青と赤と緑の3種類です。
そのペンライトの光が一度に会場に広がるので、そこは一面花が咲いたようになってとても綺麗です。
まずは、このコンサートのテーマである「BIRDMAN」という名のビデオの映像の一部が上映されます。
そのビデオの映像は、ステージの上部にある大きな電光掲示板に映し出されます。
その物語は、SMAP全員が出演しているドラマとなっています。
そこに、真っ赤な車に乗って黒いサングラスとダークスーツに身を包んだSMAPのメンバー全員が、ステージ右側から登場するというオープニングなのです。
それによって会場は一気に沸き上がります。
そして、黒い帽子を深くかぶったSMAPリーダーである中居くんが帽子を脱ぎ捨てて、その素顔が大きく電光掲示板に映し出されます。
その時、その興奮は最高潮にと達するのです。
ああ、コンサートが今から始まるのだと、それによって私達ファンは実感するからです。
黒と白、そして赤をその色合いのポイントとしてそのステージは始まります。
流れるようなリズムの中で、彼らは彼らのヒットナンバーである楽曲の数々を歌って踊ります。
私達は全員立ち上がります(総立ちになります)。
私達はペンライトや、SMAPメンバーの顔写真がプリントされている団扇を、それぞれの胸の前で揺らしながら、そのリズムにのって応援します。
彼らの曲ばかりではなく、1970年代の、洋楽のヒット曲なども上演されます。
SMAPのファンは、若い年代ばかりではなく、30歳以上の年代の人も多いです。
彼らは40歳以上の年代のファンも持っています。
その為、企画構成をする時に、それらの年代の人達にとって懐かしいと思われるメロディをコンサートの編曲の中に組み込んだのではないかと私は思いました。
そして彼らは、ファンとの交流の場とも言える彼ら自身のことを話してくれる時間などの、小休止の時間も交えながら、それぞれの歌声を聴かせてくれました。
その中で、「逢いたくなって」が上演されました。
これは、中居くんと吾郎くんが一緒にデュエットしている曲です。
この上演は、私を非常に喜ばせました。
何故ならそれは、素晴らしいファンサービスを含む演出で上演されたからです。
この曲を歌う時、中居くんと吾郎くんは、それぞれステージの両側の花道に別々に向かいます。
そして彼らはそこに用意されたクレーンに乗り込むのです。
SMAPのコンサートは、沢山のファンに見てもらう為に、球場をコンサート会場として使うことが多いです。
スタンド席のファンは、全体を見渡すことが出来るのが長所です。
けれど肉眼で間近にSMAPを見たという喜びをあまり持つことが出来ません。
今回のこのクレーンでの演出は素晴らしいものでした。
何故なら、そんなスタンド席のファンのそばに、今回は二人がこうしてクレーンに乗って近づいてきてくれたからです。
クレーンに乗る中居くんと吾郎くんにはそれぞれスポットライトがあてられました。
星空のようにきらめくペンライトの光の渦の中に、私達が愛する中居くんと吾郎くんが美しく浮かび上がりました。
私達はとても興奮しました。
私達は、彼らの優しく美しい笑顔によって、とても幸福になりました。
そして、彼らが歌うこの歌の優しい歌声に、私達は満喫したのでした。
まるで夢のような一時でした。
又、ギターを弾かないメンバーがそれぞれ、笛や鈴などで演奏をしました。
それは、テレビでの彼らのバラエティ番組を思い出させてとても和やかでした。
その後、ラップメドレーなどの激しいダンスと歌が続きました。
そしてアンコール曲になりました。
それはまるでそれが本当のコンサートの始まりであるかのように、彼ら全員のことを歌った曲で始まりました。
その曲こそが、SMAPリーダー中居正広が、メンバーを想って作詞作曲したオリジナル曲「Five true love」だったのです。
昨年、一昨年と彼はみんなで盛り上がる為のオリジナル曲をこのコンサートライブで披露しました。
今年の曲はメンバー全員の紹介曲にもなりました。
今回の作詞の一部分は、中居くんがSMAPのメンバーの中で最も年の若い香取慎吾と共に作ったのだそうです。
それはSMAPと彼らのファンである私達が会場と一体となって盛り上がる楽しい歌でした。
同時にこの曲から、私達はSMAPリーダー中居iのメンバーに対する強い友情を感じました。
又、SMAPがこれから向かっていく未来への決意と覚悟を感じたのでした。
ヒットナンバーの一つである「夜空ノムコウ」も又、このアンコール曲の中に加わっていました。
このアンコールの時に、再びクレーンが活用されました。
この時は、全員がそれぞれクレーンに乗ってファンサービスをしてくれました。
自分達のことを友達だと思ってくれていい、と彼らは語りました。
今後彼らが年を取って、老人になったとしてもSMAPでいたいと彼らは言いました。
来年もまたコンサートをしたいと彼らはいいました。
本当に素晴らしいコンサートでした。
来年のライブツアーが今からもう楽しみです。





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