手漉き和紙の原料のひとつとなるのが、この三椏（みつまた）です。
三椏は、古く中国から渡来し、樹皮から良質の和紙が採れるので青森以南で栽培されています。
ジンチョウゲ科の落葉低木で、早春，黄色の頭状花を咲かせます。
枝先が三つに別れて花が咲くので、三椏の名が付けられています。
三椏は秋に枝を刈取り、蒸して樹皮を剥ぎ日光で乾かします。
これを黒皮といいますが、刃物で黒い表皮を手作業で剥いで白皮だけにします。
この三椏の生材から紙になるのは、僅か３％です。
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