Wreath



Wreath。それは「永遠に尽きないもの」を意味すると言われます。
木の枝や花などを円にしてつなぐ事で、その願いを込めるわけですが、一般的によく知られているのはクリスマスのリース。
一年の締めくくりとして、さまざまな思いを込めて、拾い集めた木の実などを飾るのも素敵です。
けれど、四季折々の思いを込めて、自分や大切な人の為のリースをもっと気軽に作ってみませんか?
お正月の松飾と同じ意味を込めた、新年のリースには、緑のヒバの葉で作ったクリスマスリースの飾りを取り除いて、千両の赤い実をいっぱいに飾って水引をつけたり、稲穂やレモングラスをデコレーションしたり、思い思いに工夫を凝らします。
バレンタインのリースは、ワイヤーをハート型にして、そこにドライにした薔薇の花をあしらったり。
お雛様のリースには、この日ばかりは少女になり切って、或いは娘の成長を願って、はたまた来るべき春の訪れを祝って。
夏の訪れをBlueの花に託して。
又、秋のリースには、赤色や金色を基調にした秋の草花や木の実をあしらって。
誕生日やウエディングのリースには豪華に。
ハーブのローズマリーやユーカリ、月桂樹の葉なども、リース作りの材料として重宝です。
ハシバミ、ネコヤナギなど、春の訪れを感じさせる木の枝。
フレッシュな枝や茎を輪にして、そのままドライになるような花が便利です。
今年は西暦2000年。
大きな大きな時の輪が重なります。

(京都ハーブソサエティ・うすべにあおい8号掲載)





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