砂の器(第3話)

「もう戻れない悲しみ」




いよいよ、色んな伏線が見え始め、話が展開してきましたね。
あさみ、今西刑事、関川(&玲子)の3本立てで話が進みそう。
その真ん中に、自らの過去を消し去る為に殺人を犯してしまった和賀の苦悩がある。
同じように哀しい過去を背負いながら、その過去を捨てることなく自分自身のまま一生懸命生きていこうとするあさみ。
和賀が選び取らなかったそのもう1つの人生に和賀が触れることで、和賀の閉ざされた心が少しずつ開いていくような。
和賀自身の魂の救済へと繋がっていくような、そんな気がしました。
やっぱり、自分の過去を消してその上に偽りの自分を作り出してそれで成功したところで、それは自分の成功ではないのです。
けれど、その道は人間の様々な欲望も絡んで、決して平坦ではないのでしょうね。
人は弱い。
弱い自分ひとりでは打破しきれない壁が幾つもある。
それは宿命と言うより、人間の業のようなものでしょうか。
普通に生きているように見える人の中にもそれはある訳で。
和賀と関川の間の確執のようなものもどう動いていくのかが楽しみになってきました。

今日の回で、和賀のセクシーシーンが見られるとの事だったのですが、和賀英良のスタンディングシャワーでしたか。
男の色気と言うのか、水も滴るいい男の和賀の色気には、本当にドキドキしました。
それ以上に、ベッドの中で殺人の悪夢にうなされる和賀の息遣いが色っぽかった。
生身の和賀英良と言う人が感じられた一時でした。
普段でも、コンサートやバラエティの時でもふとした時に見せる中居くんの表情があります。
野球で言うなら二死満塁ツースリーのような状況に追い込まれた時の、刹那的な中居くんの表情です。
それがたまらなく色っぽいのですが、そういうのが随所に活かされていると思いました。





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