【別れてもチュキな人感想A】

★2003年★


1月    2月    3月 



(3/27)

今日の依頼人は、2歳の子供(女)を持つ22歳のシングルマザー。
突然音信不通になってしまった元彼ともう一度やり直したいとの事なのですが。
けれど、その男性はその子供の父親ではないといいます。
果たして、彼女はその彼ともう一度会う事が出来るのか?
「『子供の父親になってもいい』と言ってくれた彼・・・もう一度あなたに会いたい!!」
実はその彼は、子供の父親ではなく、子供が生まれる前に交際していた男性だと言うのです。
出会いは5年前。
彼女が当時まだ18歳の時に、倉庫会社でアルバイトしていて、その時出逢ったのが彼。
彼はトラック運転手でした。
ところが交際後2年が過ぎたある日。
その日は彼の誕生日だったのですが、仕事でどうしても彼に会う事が出来なかった彼女。
せめておめでとうの言葉を彼に伝えようと電話。
すると何故か見知らぬ女性がその電話に出た!
しかもその彼を呼んで欲しいと言うと、なんと「○○なんて女性知らない」と言ってる、とその女性が答えるのです。
すっかり混乱して動揺してしまった彼女。
自分は振られたんだと思い、その後彼に一切連絡をすることをやめてしまったとか。
毎日会話をしていた携帯電話も処分。
気持ちは判らなくはないし大ショックだったとは思いますが。
でも私だったらそんな訳も判らない女性の言葉よりも彼本人の口から真実が聞きたいし、確かめた方が良かったんではないかなと思ってしまいました。
けれどとにかくこの事で落ち込んでいた彼女。
そんな彼女の前に一人の男性が現れたと言います。
彼は何でも相談に乗ってくれる男性で、当時自暴自棄になっていた彼女はその男性と関係を持ってしまったのだとか。
子供は、その男性との間の子だったのです。
けれど彼は実は結婚していて、子供までいることが発覚。
けれど彼女は「堕ろす事も出来たけれど一人の子を殺してしまう事が嫌だった」と出産。
両親にも事情を話し、シングルマザーになる事を決意。
そんなある日、何とその元彼から実家に電話が!!
ようやく連絡が取れたと喜ぶ彼。
「捜したぞ!なんで急に俺の前からいなくなるんだよ」と彼は言うのです。
しかも誕生日の日の出来事を話すと、「そんな女の事は知らない。それにお前をフッた覚えはない!」と言う彼。
今すぐ逢いたい、という彼。
けれど逢う事を渋る彼女。
泣く彼女の涙の訳・・・・・彼女の妊娠の事を知った彼の口から出たのは、なんと「俺がその子の父親になってやろうか?」と言う言葉でした。
思いがけない彼の言葉に感激した彼女。
けれど大きくなっているお腹を見られたくなかったので、又連絡するから待っていて欲しいと言う彼の言葉を胸に、その時電話を切ったのでした。
けれどなんと彼からの次の連絡がある前に彼女の家が引越ししてしまい、しかも以前の電話のときに彼の電話番号を聞いていなかった為に彼女の方からは一切連絡がとれず。
電話番号が変わることをNTTに連絡しておけば良かったのに、と思うのですが、そこまでは思い至らなかったのでしょうか。
それから2年。
懸命に娘を育ててきた彼女。
今でもその彼の言葉が心に残っているし、やはりその彼のことが忘れられなくて番組に応募してきたと言います。
彼の言葉の真意を確かめ、出来ることならやり直したいとスタジオにやってきた彼女。
果たして、父親になるとまで言ってくれた彼の本心は?
連絡が取れなくなってしまった諸々の真実は?
チュキの扉の向こうには彼の姿はなく、代わりに1通の手紙がありました。
正直、スタッフの人から彼女がこの3年間ずっと自分の事を想ってくれていた事を聞き、びっくりしたと言います。
ただ自分の口から話さなければいけない事があるので、今度逢いたいと言うのがその手紙の内容でした。
スタジオではなく、日を改めてしかるべき場所であって、そうまでして彼女に彼が伝えたいと想った言葉はなんだったのか。
とにかく、結果が吉と出ようが凶と出ようが、一人の子供の母親として彼女は今後しっかり地につけてますます歩いていかなければならないので、どんなに怖くても真実に立ち向かわなければいけない時が来たようですね。
彼の手紙からは彼のあの時の真意は判りませんでした。
今の心境は、正直言うと彼の返事は良くない結果だと思うという彼女。
あの時の言葉は軽い気持ちで彼が、思いつきでちょっと言っただけだったかも知れない。
けれど、彼の口から真意が聞きたいと、ちゃんと聞いて整理をしたいと彼女も覚悟を決めたのでした。
後悔しないようにとこの番組に出演したから・・・と。
そして会う場所は、彼が昔サーフィンをしている時に行った思い出の場所にと希望。
そして彼の時間と彼女の時間を合わせて決めた日時の前日。
彼女は台所で料理を作っていました。
それは、かつてトラック運転手だった彼が車内でも食べやすいようにと彼女が心を込めて作っていた思い出のコロッケだったのです。
そんな彼女を見て、見様見真似で小さな手でコロッケを作り始めた2歳の娘。
そして思い出深い待ち合わせの公園で、雨の中彼を待つ彼女。
そしてその彼女の前に現れた彼。
3年ぶりの再会に、ただただ涙を流す彼女。
そして意を決してあの時の言葉の真意を聞く彼女。
そして、ゆっくりと話し始めた彼。
「お前に子供がいようがいまいが関係ないじゃんそんなの」
「お前に惚れてて、それに付いてくる子供とかさ、子供には罪はないわけよ。俺が思うには・・・」
だから、片親になるんだったら、俺がなら父親になってあげようかと本気で言った、という彼。
彼は本気だったのでした。
けれど、彼女がその後携帯の電話番号を変え、実家が引越しをしていたことを全く知らず、それでやはり連絡が取れなくなってしまっていたのです。
そして彼もまた、彼女に新しい彼氏が出来たのかなあとずっと誤解をしていたのでした。
これでようやく誤解は解けた。
けれど、それから3年も経ってしまった今、二人はやり直す事が出来るのか?
自分はフラれたと思った彼に、今新しい恋人はいないのか?
「結局はお互いの行き違いだよ」
と優しく言う彼。
そして、今でもあの時と同じ気持ちだと彼は言うのでした。
「俺をもっと信じろよ!!」
と力強く言う彼。
本当に・・・・ちょっとした言葉の足りなさや勘違いで、愛し合っていたのにすれ違ってしまった二人。
「俺を信じろよ」
その言葉に尽きるし、その信頼にたる男性で本当に良かったですね。
今日もその覚悟(父親になる)で来たと言います。
そして、喫茶店で待つ小さな娘を前に、「可愛いなあーー俺いい父親になれるかなあ」と嬉しそうに優しい声を投げかけてくれた彼。
こうして親子3人の、新しい時間がスタートしたのでした。
そして、そんな彼女から、中居くんや草野さんに手紙が。
今まで色々回り道をしてきたけれど、これからはいつも一緒だと言う彼女の手紙に、顔をほころばせる二人でした。
再開した時の気持ちをずっと忘れないで下さいねと中居くん。
周りのいろんな声がお子さんの耳に入る日も来るかもしれないけれど、それを乗り越えるのは二人の絆の強さだと草野さん。
お幸せに。
その協力が出来た事が、中居くんも草野さんもとても嬉しそうでした。



(3/20)

とある、自分は元スパイだと名乗る男が、この別チュキを訪れた。
この話、あなたはどう思いますか?と言うのが今日のテーマなんですが・・・・・
「17年前スパイをしていたことが原因で別れた彼女 もう一度やり直したい」
スパイである事を隠す為に、嘘に嘘を重ねた結果、当時留学生であった彼女と別れる事になったと言います。
現在は防犯アドバイザーだと言う彼。
今ならその事を話せるので、彼女にあって誤解を解きたいが、連絡先が判らないので番組に応募したといいます。
急に言われても、僕たちにした所で咄嗟に信じがたい所があるので、その彼女に信じて貰う為にはまず証拠が要るのではないだろうかと提案する中居くん。
確かに、スタジオにも異様な空気が流れています・・・・・
そんな番組側に対して、自分がスパイ時代に受けたと言う傷跡や上官のバッジを彼は見せるのですが・・・・・
しかし本当にスパイだったら、いくら今現在スパイで無いとしても、その時の過去は例えどれほど辛かろうが墓場にまで持っていくものではないのでしょうか?
その為に自分の恋が終わろうとも、その覚悟があって始めてプロと言えるのでは?とまず疑問に思ってしまったのですが。
中居くんからの提案で、まずはスパイだったということを確実に示す証拠を見せることになった彼。
「元スパイ・・・ナゾの過去を持つ男 その発言を徹底検証」
けれど、
@射撃の腕前は素人以下
A傷跡は本当に過去にスパイであったと言う人のものに似ているけれど確証は無い
と言う事で、結局結果を出せなかったのでした。
にも関わらず何故か満足げな彼。
一体何故?
そして、その彼が持っていた重大な秘密とは・・・・・
「元スパイと名乗る男 次々と浮上する疑惑の真相は?」
ここで、番組側が調べていくうちに、元彼女の叔父の証言と言う大きな事実が浮かび上がったのです。
この叔父は、千葉県で中華料理店を経営していて、当時から二人の事はよく知っていたのでした。
「相当手の込んだ詐欺師」
と言うこの叔父。
恋するあまり彼の口車に乗せられて、貢ぎまくっていたと言うその彼女。
その彼女から借りた総額380万円の借金を残したまま、姿を消したのは彼の方だと言うのです。
しかも、彼はこの叔父が経営しているその中華料理店を知っている筈だと。
以前彼が彼女と付き合っていた時から今まで、その店は全く場所を変えていないのだからと。
実はこの叔父、姪っ子の為に独自に捜査を始めたと言います。
本籍をつきとめ、連絡をすると、何とこの彼は金銭関係で多くのトラブルを起こし、実家からも勘当状態だった!!
これらの事実を踏まえた上で、再び草野さんと中居くんが彼に会う事に。
疑問@別れの原因
380万円の借金について、記憶に無い、と言う彼。
スパイであるない以外に、その言葉自体に彼女はあなたに不信感を抱くであろうし、そう思われても仕方が無いのではないかと言う中居くん。
僕らもこれで逢うのは2回目ですし、本当の事を教えてくださいよと彼に言うのですが。
すると、彼はようやく口を開き、自分の友人が大きな病気をしていたので、その為に借金をした事があるかもしれないというのでした。
疑問A連絡先を知っていた?
もう1回信用をなくしたものを取り戻すのは無理だと思ったと言う彼。
なので連絡先は知っていたけれど、自分ひとりでは信用して貰えないので、番組の仲介があれば彼女に信用して貰えると思ったと言うのです。
過去をさらけ出すリスクを背負ってでも彼女に会いたかったと言う彼。
実際こうやってテレビ番組に応募してやって来て、例え顔は隠されていても出演する事で関係者には自分のことが明らかになる訳で。
言うなれば逃げおおせていたものが借金の事さえ明るみになるわけで。
結局、金銭トラブルが解決していない以上、番組としては彼女の近況をお教えするわけには行かないと言う事に。
「世間知らずの自分が日本で高いリスクを払って社会勉強をしたと思っている」
と言う彼女の言葉のみを伝えることになったのでした。
結局、こうして結論が出たことで満足したのか?
とにかく借金だけはしっかり返していくと言って(本心なのか?)帰って行ったのですが・・・・・
それにしても、何故こうまでして彼は彼女に逢いたかったのか?
本当に逢えると思っていたのか?
色々と疑問形のまま終わった今日の別チュキでありました。



(3/13)

「“改心した夫”と“出て行った妻”・・・すれ違った夫婦はやり直せるのか?」
結婚して幸せな毎日を送っていたのに、信じていた友人に裏切られ、いきなり600万円もの借金を背負わされてしまった。
探してもその友人は行方不明のままで・・・・・
そうした事が原因で、パニック障害に陥ってしまった彼。
結局転職をすることにしたけれど、定職にもキチンとつけず、不安定な精神状態のまま地獄のような日々を送る事になってしまったのです。
何度も自殺を図ろうとした彼。
妻はそんな自分を必死に支えてくれた。
そして、必ず又一緒に暮らそうねと約束して結局実家に帰って療養することになった彼。
そして、そうすることで、彼はついにその病気を克服したのです。
けれどなんと、さあ愛する妻も迎えに行ってこれから頑張ろうと思って準備を進めていた矢先、何とその妻から離婚届が・・・
気丈に振る舞い自分を勇気付けてくれていた妻もまた、夫である時分の看病疲れで、限界に達していたのでした・・・・・
1%の可能性でもあれば、やらないよりやってダメだった方が後悔が残らないと言う彼。
殆ど見込みは無いと思うけれど、それでも何か行動を取りたいと言います。
結局元妻である彼女はスタジオには来ませんでした。
そこにはビデオだけが置かれていました。
彼女にとっては彼との結婚生活の間での出来事は深い心の傷となって残っており、忘れる事が出来ないと言うのです。
そんな彼女――元妻に贈るメッセージ。
ビデオレターと共に一通の手紙を託す彼。
一度だけでいいから会う機会が欲しい。
出会ったときのことを思い出して欲しい。
もう一度あなたを幸せにしてあげられるものであれば・・・と望む彼。
その彼の言葉を読み、そして受け取った彼女だったけれど、やはり彼女は来ませんでした。
パニック障害という病気がさせた行動ではあったけれど、自分のいない間に自分のカードを勝手にギャンブルに使い、そして一緒に死のうと刃物を突きつけてきた彼の顔がわすれられないというのです。
あの時自分も必死だった。
祖の時自分の愛情は全部使い果たして、空っぽになってしまった・・・と手紙に託して伝えてきた彼女。
そして、本当に私の事を思うのであれば、私のことは忘れて新しい明日へ歩み出して欲しい、と。
しっかりと覚悟を決めてきた彼は、予想していた事とは言えショックではあったでしょうが、それでもしっかりと事実から逃げないでその事を受け止めることを決意。
辛さを堪えて中居くんや草野さんに明るい声で報告の電話をします。
辛い事実も受け止めて、前向きに頑張る事だけが答えと言うか、パニック障害という病気のアフターケアーの為にも、それは大切な事なのかも知れないとふと思いました。
駄目だったと言う彼の報告に、一瞬声を詰まらせながらも優しく元気付ける中居くん。
そして、「少しゆったりと構えて、人生は長いということで」受け止めてみると言うのもどうでしょうと、柔らかく提案をする草野さん。
焦らずにゆっくりと。
時にはそう言う時間を自分の為に与えてあげるのもいいかもしれないな、と思いました。



(3/6)

「慰謝料を払う男と受け取らない女 すれ違った愛の結末は・・・」
元恋人同士だけれど、すれ違ってしまった?
誤解を解いてやりなおしたいと言う彼なのですが・・・・・。
一緒にドライブしている時に、自らが起こした事故で交通事故に遭った。
自分は軽傷で済んだけど、彼女が一生元には戻らない体になってしまった。
負い目を感じる彼は、一生護っていってやりたいと、療養の為にと実家へ帰ってしまった彼女に、月3万円を治療費として送り続けていたと言うのですが、突然「もうお金を送ってこないで」と言う別れのメールが彼女から来たと言うのです。
彼がどんなコンタクトをとっても彼女は、何故か彼を避けるのです。
一体全体どうしてこんなことになってしまったのか?
すれ違いの中で、彼女自身が自分の存在が僕に迷惑をかけると思って、それでなのだろうかと悩む彼だけれど。
そして、ようやくこの番組を通して別室で待つ彼女と、1年4ヶ月ぶりの再会事が出来ると判り、嬉しさのあまり泣き出してしまった彼。
中居くんと草野さんが見守る中、彼女と話をする事になりました。
けれど、彼女の口からは意外な言葉が・・・・・
会って話をしたかったのだと言う彼に対して、何故か逃げ回っていた彼女のその真意とは。
事故に遭う前から別れようと思っていたという彼女。
「いつも嘘ばかりつく」「わたしの体のせいにして時々会社を休んだけど、本当に私の事を思うなら仕事に行く筈じゃない?私は仕事して欲しかった」
と彼にとって見たら「訳の判らない」「青天の霹靂」のような言葉が、次々と彼女の口をついて出てくるのでした。
しまいに「偽善者だ」とまで言われた彼。
実は、事故の前から愛が冷めていたと言う彼女。
「送られてきたお金は迷惑だった」
「別れた彼からお金はもらえない」
今彼女には新しい彼がいると言います。
良かれと思ってしたことが、彼女の心を彼からどんどん離していっていたのでしょう。
彼女のこの真意を、これまで伝えた事があったのかと訊く中居くん。
そこで、言った言わないで又もや食い違いが起きるのですが・・・・・この時の会話の感じからして、多分彼女としては言った積りでも、きっとはっきりは言っていなかったんだろうなと思いました。
小さな声で呟くように言っていた・・・そう言う性格の人に見えました。
そうなると、そう言う事実なんて認めたくない気持ちがある彼の耳には一言も入ってこない。
男の未練と言えばそれまでですが、会ってハッキリと聞きたかったのだと言う彼。
ハッキリと顔を見て聞きたかっただけなのに、それを拒否されたそのたった一つの原因で人は狂う事もある。
心配のあまり、そして何かにつけ理由をこじつけて、日に40回もの電話やメールを送りつづけてしまった彼。
連絡が取れないので、実家にまで直接電話をかけてきた彼。
彼女にとっては嫌がらせとしか思えない行為に出てしまい、ますます嫌われて行ったのでした。
世の中、ハッキリ言って貰わなければ判らない――いえ判りたくないことがある。
多分彼女は自分のこと好きじゃなくなったんだなと判っていても、認めたくない。
ハッキリと口にされるまでは、まだどこかにやり直しの糸口があるんじゃないかと、例えそれを未練といわれようがそれにすがり付いて、もがいてしまう。
それがいけない事――余計に退かせてしまうと判っていても、1日40回も電話したりメール送ったりしてしまう。
このジレンマに囚われている人間を責めても、余計追いつめてしまうんじゃないかと思いました。
好きな人にいきなり訳も告げられずに去られたら、そりゃ辛い。
自分を納得させるためには時間が要る。
何から何まで彼の行動が鼻について嫌になってしまってる彼女の気持ちは判らないではないけれど、「そんな小さい声で呟くように言ってないで、ちゃんと彼が判るように大きい声で言ってあげて。でないとこの彼は前に進めない」と思わず思ってしまいました。
一度は好きになって付き合った男性なのだから、フェイドアウトではなくてこの彼の気持ちの事を彼女には考えてきっぱり言ってあげて欲しかったなと思ったのです。
その事を、この彼女にも判る言葉で、一言一言適切に冷静に語り掛ける中居くん。
判ってない判ってないと泣くような声で言う彼女に、「本当は判っているんですよ。でも、好きだからこそそれを認めたくない気持ちになってしまっている事を判ってあげて」とも言う。
あなただって今付き合ってる彼に、いきなり目の前から去られたら訳が判らなくなると思う、と。
そして、彼にも今日ここでケジメをつけなければいけないよと言う事を静かに話し掛けます。
こじれてしまった男女と言うのは、難しいものですね。
追えば追うほど逃げられるもの。
逃げれば逃げるほど追いかけられるもの。
そして、これが逆の立場なら、「逃げ回る男は卑怯」だとか「ちゃんと相手に判る言葉で伝えないのが悪い」「女の子を追いつめて可哀想だ」と言われるかも知れない。
けれど追いかける立場が男なら、「嫌がってるのに追い掛け回して可哀想」「言わなくてもそのくらい判ってやれよ」と言われるかも知れない。
こうやって第3者が入れば、お互いに主観的になっていてすれ違っていた二人も少しは周りが見えてくるけれど、その第3者に感情が入ればますますこじれかねないのだから。
けれど、今回のこの中居くんの言葉を聞き、中居くんって両方の気持ちを汲み取ってえこひいきなく語ってあげられる、とても優しい言葉を語れる人なのだなと思いました。
中居くんの言葉は優しい。
そして新しい状況に向けようとする。
すれ違った男と女に対して適切に橋渡ししてやれてたんじゃないかなと思いました。
まずは、これまで彼が送ってきたお金をどうするかと言う話なのですが、彼女はこれを返したくていっさい手をつけずに持って来たのでした。
けれど、彼にしたらこれはあげたお金なのだから、受け取れないと言います。
いくら今は「大嫌い」になっているとは言え、見ず知らずの人ではなく一度は愛し合った人なのだから、せめて受け取ってあげて欲しいと思いました。
彼から逃げる気持ちがこの彼を狂わせてきたのだから、そうしないと彼は「このこと」を終わらせる事はできない。
「○○が使いなさい。これは○○のお金なんだから」
と、久しぶりにかつては恋人同士であったろう彼の力強い言葉を受けてようやく納得した彼女は、このお金を受け取ったのでした。
そして、最後に草野さんや中居くんの言葉で握手をしあう二人。
本音をぶつけ合う事で、ふたりは少しは判り合えたのでしょうか。
新しい分岐点に発つことは、ある意味とても勇気のいることなのですね。



2/27)

「全身マヒから奇跡の回復 車椅子に乗る姿を恩人に見せたい」
3年前の交通事故で、一生寝たきりだと宣告された彼女。
首の神経が破損した為、首から下は一切動かす事の出来ない全身麻痺の体になってしまったのです。
あまりのショックに、その言葉を聞かされたときには涙さえ出ない―――その言葉の意味さえ直ぐには理解できなかったと言います。
けれどその時、「今すぐ首の手術をすれば回復の見込みがある」と他の先生に食ってかかった一人に若い先生があったのだとか。
行われた手術。
そして辛く厳しいリハビリの日々。
そんな日々もその先生の励まして、一生懸命耐えて頑張った彼女。
けれど転院したその時に、タイミング悪くその先生に御礼を言う事fができなかった。
その時はどうしても逢いたいと泣いてしまったと言う彼女。
けれど別の患者さんがあったため、先生にお別れとお礼の言葉をその時に述べる事ができなかったのでした。
自分を前向きにさせてくれたその先生に、どうしても御礼が言いたい。
今では明るく前向きに冗談さえ言えるようになった彼女。
車椅子に乗れるようになった自分の姿をなんとしても見て貰いたいと言います。
中居くんや草野さんも、その先生の熱血振りに本当に感嘆の声をあげるのでした。
そして、彼女の努力も並大抵のものではなかったんでしょうね。
結局、今は都内の病院におられることが番組の調べで判ったのですが、あいにく収録の日は手術の予定が入っていたとか。
なのでスタジオには来られなかったのですが、ここは是非彼女の方から元気になった姿を直接逢いに行く事で見せるのが一番良いのではないかと言う事になり、番組スタッフがその日を設定したそうです。
喜びに顔を輝かせる彼女。
そして、この1週間が逆に嬉しいと言う彼女。
先生にどんな事をして見せてあげよう、と胸弾ませる彼女。
頚椎を傷めている為、実は車椅子に座りつづけるだけでも大変なのだと言います。
けれど、先生に会う日を励みにして、リハビリを続ける彼女。
先生に手紙が書きたい。
できるだけ綺麗な字で。
特殊な器具を使って先生への想いを手紙に書き付けた彼女。
胸から下が動かせない彼女にとって車椅子を動かす自体が大変な事ではあるのだけれど。
でも、自分の力で東京の先生に逢いに行きたい!
車椅子を動かす自分を見て欲しい!!
そうしてその当日、途中休憩を入れながら一生懸命自力で車椅子を漕いで東京に向かった彼女。
こうして、彼女はその先生に逢う事ができたのでした。
手術してくれてありがとう。
毎日励ましてくれてありがとう。
その思いを込めて、「ありがとう」と書いたお手紙を先生に渡した彼女。
それに対して、こっちも励まされた、と言う先生。
一人の医者が患者の心に火を点し、それに応えた患者の頑張りが又医師に喜びを与える。
本当に、これからも頑張ってくださいと言う思いで一杯です。



(2/20)

「まだ見ぬ本当の父親と一度でいいから写真を撮りたい」
生まれてから一度も父親の顔を見た事のない青年の物語。
一生に一度で良いからお父さんに会いたい。
生まれて間もなく両親が離婚し、母が再婚した為新しい父を本当の父と信じ込んでいた。
けれど妹が生まれ、その妹を可愛がる父を見て、淋しい思いをするようになる。
やがて知らされた、自分には他に実の父がいると言う真実。
今の父と妹が仲良く語らうのを見てそこに血の繋がりを感じ、実の父に会いたい思いを募らせる。
今のお父さんだってお父さんなりに彼の事は可愛がっていたと思うのですが、実の子は女の子でもあるし、可愛がり方も自ずと違ってくる。
これはどちらも実の子であってもそう言うことってあると思うのです。
例え同じように愛していたとしても、子供の側からしたら寂しさはある。
とは言え、今の父の思いや、そして今は家庭を持っているという実の父に掛かるかも知れない迷惑の事を考えたら、なかなか会いたいとは言えなかったという彼。
けれど今二十歳を迎えるに当たって、一度で良いから実の父と記念写真が撮りたい。
その後二度と会わなくても良いから、ということで、今回番組に応募してきたと言う事でありました。
そして、番組スタッフがコンタクトを取った父の答えは・・・・・
とても嬉しい話だけれど、「二度と子供とは会わない」と言う約束をして離婚をしてしまった父。
けれど20年経って母親が許してくれるのであれば会いたいと、その父は言ったというのでありました。
それを聞いて心から喜ぶ彼。
この話を聞いて、母も許してくれたといいます。
そして、20年間会えなかった親子の1日限りの再会。
照れながら語り合う男同士の会話。
そして、自分の思い出の場所に父を案内する彼。
自分の通った小学校を見て、ここで野球をしたことがあると答える父。
父もまた野球が好きだったと言うこのつながり。
実は、彼は思い出の公園で父とキャッチボールがしたいと思ってグローブを持って来ていたのでした。
キャッチボールをしながら、昔こうやって野球を教えたかったよな・・・と呟く父。
そんな父と念願の写真を撮り、アルバイトで貯めたお金でお気に入りのレストランで父にご馳走する彼。
そこで、自分は言わば妻と子を捨てたわけだから、恨まれても仕方がないと思っていたと、父がとつとつと語ります。
けれど、こうして来てくれただけで僕は嬉しいから、そんな事は言わなくたっていい、と笑顔で答える彼。
静かな中に、こうして爽やかに男らしく成長した息子を見て、父はさぞ感無量だった事でしょう。
そして、自分自身の為にも、こうして一区切りをつける為にも、もう2度と会わない決意を語り、この日一日の大切な思い出を胸に抱いて、彼は父の前から去っていくのでした。
遠ざかっていくその息子に、小さく頭を下げた父。
そして息子からの手紙を帰りの車の中で読む父。
やがて自分自身が父となったときに立派な父親となりたいと言う息子の言葉に、逆に励まされてしまったと涙を浮かべる父でありました。
彼の方は、今日会った事で納得がいったので、逆に涙が出なかったと言います。
前向きに、そして生まれてきたことへの感謝の気持ちを抱きながら、この彼はしっかりと二十歳の自分を踏みしめていくのだろうなと、そうあって欲しいなと。
そう願わずにはいられません。



(2/13)

「突然姿を消した謎の女性を真剣に好きになってしまった私・・・」
その人は、コンビニの店員だった。
その人を好きになってしまったと言う今回の彼。
彼にとっては彼女こそが運命の人だと言うのですが・・・・・
その彼女に接近する為に彼がコンビニの客として取った作戦とは?
@同じ買い物作戦
同じ物を買いつづけることで、自分を印象付ける。
コーラと蕎麦ばかり買いつづけることで、顔を見ただけで「あ、いつもの人だ」と思わせる作戦なのだとか。
けれどそれだけでは彼女に近づけない。
そこで次にとる行動とは?
A大量に買う
大量に買うことで、レジで彼女と話す時間が増えると言う寸法。
B全て温めて貰う
これまたレジにいられる時間を長く出来る作戦なのでした。
自らこの作戦を行う為人の買い物まで買って出た彼。
そのうち、この作戦が当たったのか、自分がいつも買う蕎麦を「無くなりそうだったから」と取っておいてくれた彼女。
これをきっかけに、レジで会うたびに冗談を言い合う仲になったと言います。
旅行で買ってきたお土産などを上げたりして楽しい日々が訪れ、ついに彼女をデートに誘った彼。
そんな彼に、彼女は携帯電話の番号を渡してくれた。
ところが!!
なぜか彼女はデートの待ち合わせ先に現れなかったのです。
その上あろう事か忽然と姿を消したと言うこの彼女。
携帯電話の番号も変わり、連絡をとる術もなし。
それから3年。
純粋な彼の恋の思いだけが残されて・・・・・
趣味でタロット占いをする彼。
「占って上げましょう」と言う事で、彼女のプライベートを聞き出すことができるのだと楽しそうに語ります。
年齢を聞き出す方法は、年齢をサバ読み(わざと若く言う)すると聞き出しやすいのだといいます。
中居くんが女の子役で掛け合いがとっても可愛かったです。
大学ノート6冊に「恋自伝」として、そこに彼女への思いを綴った小説を書き溜めたと言います。
西部警察のテーマに合わせてステップを踏む明るい彼。
とても純朴な好青年なのですが、何故その彼女はこの夢見る青年の前から姿を消したのか?
彼女の失踪に隠された衝撃の真実とは・・・・・
彼の知らない彼女の本当の素顔とは。
実は、番組スタッフが調査した所によれば、どうやらこの女性は見た目と中身がかなり違う女性らしいと言う事が判ったのです。
そこのコンビニの店主に聞くと、この彼女の最初の印象は可愛くて人懐こかったが、実際は全然そう言う女性ではなくて、驚いたと言います。
まず、携帯電話を男の子名義にしていて、その支払いをすべて彼にさせていたらしい。
しかも毎夜毎夜男関係が派手で、アルバイトを早退しては複数の男性と交際していたと言うのです。
彼の持つ純真なイメージから程遠かったその素顔。
女は怖い・・・
中居くんはスマスマで「計算マコちゃん」と言うコントをしていましたが、この女性の名はさやかなので、まさに「計算さやちゃん」と言った所ですね。
マコちゃんはステディな仲のツヨちゃんの心をゲットする為だけに計算していたけれど、このコントの元ネタはその手のタイプの女性を皮肉ったものだったと言いますから。
更に驚いた事に、この女性には子供が二人いて、結婚していたと言います。
早退の言い訳に、子供を常にだしに使っていたらしい。
勿論バレバレだった訳ですが。
当然ながらショックを受ける彼。
「騙されていたんですかね」
けれど、「でも本当の事が判って良かった」と男らしく彼は言うのでした。
それはでも、彼なりの精一杯の強がりだったのです。
どうにも彼女を忘れきれずショックだった彼。
気持ちの整理をつけるために、例の「恋自伝」の小説のラストを書く事にした彼。
彼が抱いた美しい夢が、あまりにシビアな現実の前に脆くも崩れ去ってゆく。
けれど彼は書いた。
忘れるべきなのだろうけれど、一生忘れないと。
そしてそれを一気に燃やしてしまいたいと言う彼。
美しい思い出は永遠に心の中に美しいまま封印して、それを燃やす事で天に浄化する。
凄く純粋で優しい男の人なんじゃないかなと思った事です。
けれど、いざとなると燃やす勇気が出ない。
けれど、ついに彼は決心して小説を破り始めた。
ゆっくりと破りながら、400ページもの3年間の思いを燃やしていく彼。
新しい恋を見つけて、その人にその優しい愛をいっぱいに注いであげて欲しいものだと思いました。



(2/6)

「総額2500万円の借金がある26歳独身女性!その原因とは!?」
5年前の21歳の時に結婚したけれど、すれ違いで僅か1年で離婚してしまった彼女。
その淋しさを紛らわす為、彼女はホストクラブにはまってしまったと言います。
その為にサラ金からお金を借り続けて泥沼に。
ホストにはまることは、ブランド品にはまるのと変わらない、価値観の違いだと言うこの彼女。
確かに借金をしてしまった事は自分自身の責任な訳なので、ホスト通いのせいではないわけで。
今現在この彼女は風俗で働いている為、月に200万円以上は稼ぐ事が出来るので、そのお金を全部返済に使っているようです。
お金に対する感覚がもう狂ってきているのでは、と溜息をつく中居くん。
そんな彼女の新しい彼氏。
彼女を励まし続けてくれたその彼も、又ホストだと言います。
彼女の借金の事も知っていて、高いお酒を注文しようとしたときにも叱ってくれるし、最初はそれもテクニックかと思ったけれども自分の実家にも連れて行って彼女を親に会わせた事もあると言います。
果たして彼の本当の気持ちはどこにあるのか?
この彼、相当にカッコイイようで、かなり重い話だったのですが、ふっと息を抜かせてくれるように「この(カッコイイ)俺が言うくらいだから相当にカッコイイぜ」と笑わせてくれる中居くん(笑)。
ホスト通いを止められないことについて、中居くんが作詞作曲した曲にも「みんなひとりじゃないのだ!?」と言うのがあるじゃないですかと、これまた笑わせてくれる彼女。
よく口ずさんでいるようです。
この彼女、中居くんのファンなんでしょうか。
そう言う意味で作った曲じゃないでしょーって所なんですが、でも案外それは自分の苦悩から逃れる為の彼女なりのジョークで、本当は淋しい時にこの曲を口ずさむ事で、彼女は勇気付けられていたのかもと思います。
自殺未遂を数回繰り返したと言う経験を持つ彼女。
明るい雰囲気に隠された彼女の脆い素顔。
彼の気持ちを確かめる為、そして結婚して借金も頑張って返していく為、今日この番組に来たと言う彼女。
もしかしたらもっと傷つく結果になるかも知れないけれど、と言葉をかける中居くん。
けれど、覚悟を決めたこの彼女は、勇気を振り絞り、今日この場に来てくれた彼に思いを告白するのでした。
そんな彼の口から思いがけない言葉が・・・・・
最初は好きだったけれど、今は大切なお客さんとしか思えないと言うのです。
その、愛が冷めていく過程の中には、彼女が数回繰り返したと言う自殺未遂の事などもあったというのですが。
自分の体を大事にしてください、と言う言葉が、そんな彼の精一杯の言葉でした。
けれどこの彼、非難される事を覚悟でこの場に来たということだけでも、相当に男気のあるいい人だったのではないのかなと思ったことでした。
自分の力では彼女を受け止めきれないと思い、それで結局彼女を大切なお客さんとして割り切って見て行くようになったのかもしれない。
この場に来たと言うことが、せめてもの彼なりの誠意の示し方だったかも知れませんね。
そして、非常にショックな結果だったけれど、こうして番組に出た事でスッキリした、彼とも約束したのでもう自分の体を自傷する事も今は無くなった、と2週間後にスタッフからの問いに笑顔で答える彼女。
借金をまず頑張って返して、前向きに生きて行って欲しいなと思いました。





1/30)

「半身マヒの私を支えてくれた彼が突然の失踪・・・その真相は!?」
2年前突然姿を消してしまった元彼。
彼は、彼女にとって生きる希望を与えてくれた大切な人だった・・・・・
ある日突然酷い頭痛に襲われ、意識不明で倒れてしまった彼女。
病名は、くも膜下出血と脳梗塞。
その後遺症に悩み落ち込む彼女――半身不随になってしまった彼女。
そして母子家庭だったため治療費を稼ぐのに精一杯で病院に通う事もままならなかった母。
そんな母に代わって、その彼が献身的に彼女に尽し励ましてくれたと言います。
その彼が生きる希望となり支えとなって、左半身はもう永遠に動かないであろうとお医者様にも宣告されていたのに、もう今現在は生活に支障のない程彼女は回復したのでした。
なのに、ある日突然彼消えた。
会社にも無断欠勤が続いており、連絡をとろうとしてもその一切が断たれていた。
何故?
彼に会ってお礼も言いたい。
彼の安否も気遣われる。
こうして彼女は番組に応募してきたのでした。
なんと・・・・そこには衝撃的な予期せぬ事実が待っていたと言います。
あまりに衝撃的なその事実とは。
何と、この彼女が回復し始めてまもない頃、病気だった彼の母親の面倒を見てくれていた祖母が亡くなって、彼はその祖母が母の看護の為に作った借金と母の看護と言う重い責任を背負わされてしまっていたと言います。
けれど、何も知らずに自分を頼りにしていた彼女。
その彼女の事が次第に重荷になっていた。
その為、何も告げずに逃げ出すように故郷に帰っていたと言う彼。
その後、商売を始めるも失敗し、ついには自己破産していたと言います。
精神的に追いつめられた彼は、自殺未遂を図り義足になっていた。
番組からの依頼に、
「こんな自分の状態で彼女に会う事は心配をかける」
「彼女に迷惑は掛けられない」
「過去を全て忘れゼロからスタートする為に彼女には会わない」
と答えたと言う彼。
余りの事実にショックを受ける彼女に、会えないと言う彼の気持ちも判らなくはないが、このままでは彼女が前に進めないと案じて、電話で彼と連絡を提案した中居くん。
その中居くんからの電話に、電話で話すのであればと快く承諾してくれた彼でありました。
いっぱいいっぱいだったのに彼女には明るい顔を見せていた彼。
今も、彼女には心配をかけるまいと明るく電話の応対をしている彼。
「本当に有難う」「何も気付いて上げられなくてごめんね」「今はフライパンも持つ事が出来るくらい元気に普通の生活が出来るようにになったよ」と告げながら、感謝の涙に咽ぶ彼女。
草野さんも、電話で彼に話し掛けながら、その彼の苦労を思い涙ぐまれたのでありました。
電話で彼女と話す事を承諾してくれた彼に、感謝の言葉を述べる中居くん。
「自分を今でも探してくれる人がいると言うことが嬉しかった」と言う彼。
そんな彼に、自分なんかにはとても想像のつかない苦労をして来られた事だろうと思いやる中居くん。
そして、
ひとつずつゆっくりとハードルを越えて行ってくださいね」と励ましの言葉をかけるのでした。
「ゆっくりと」・・・・・いい言葉だと思いました。



(1/23)

「借金を残し逃げた元カレときっちりカタを付けたい!!」
12年前交際していた彼。
その彼がどんどん自分にお金を貸してくれと言ってくるようになり、そんな付き合いが4年間。
ズルスルと200万円を貸し、しまいに「友達の保証人になってその借金を引き受けさせられた」というので、自分の名義で消費者金融から200万円を借りて貸してあげてしまった。
その事が彼女の運命を狂わせる事になったのです。
しまいにその借金だけ残して逃げてしまった彼。
ダマされた!と気付いた時は遅かった。
現在その彼の残した400万円の借金を背負わされ、月8万円の返済を続けていると言います。
来月、別の男性との結婚が決まっていると言う彼女は、このままでは幸せな結婚ができないと、この番組に「元カレに会って話をしたい」と出演依頼をして来たのでした。
果たして元カレは現れるのか?
実は彼の現在の住所を突き止めたこの番組。
お金も絡むことだし、番組からの提案として、直接彼女が彼の元へ行くのがいいのではないかということに。
絶対行くという彼女。
どんどん怒りが膨らんでいく彼女。
弁護士さんを伴って、彼女は彼の元に乗り込んで行く事になったのでした。
大切なのは、彼に直接会ってお金を払う意志があるかどうかを確かめる事だと、弁護士さんは仰います。
しかし、なかなか現れない彼。
一緒に住んでいるらしい母親に電話で訊ねても、まるで他人事のような返事が返ってくるばかり。
しかしとても諦められる話ではなく、ようよう彼と会う所にまでこぎつけた彼女。
何でこんな男に騙されてお金を貸したのかと今更言っても始まらない。
取り敢えず今後の事が大事。
けれど、現状では彼女以外にもさらに400万円の借金を作っているこの彼は、とても彼女に返済できる有様ではなく、しかも反省している様子も見受けられず。
結局第三者である弁護士さんと共に懇談。
そして彼に月3万円とボーナス時に返済させる事を約束。
こうして誓約書を取り付けたものの、果たして今後はどうなるのでしょう。
再び草野さんや中居くんと会って報告をする彼女。
彼女の結納は来年2月だと言います。
それまでにとてもこの借金はなくなりそうにない・・・・・
だからと言って、彼を追いつめても、余計悪いこととかされたら困るし、どうしたものでしょうと心配される草野さん。
それともし破産宣告とかされたらお金は返ってこないんですよね?
そして中居くんからも言葉がかけられます。
とにかく、今後の彼女自身の幸せのためにも、そして未来の旦那さんの為にも、まず冷静に判断して前向きに解決策を考える事が大事だと。
その言葉に考える所あったのか?
自分が怒りに任せた感情でいた事を省みる彼女。
とにかく気持ちを整理して再び弁護士さんに相談。
2月までにまず、消費者金融に対してお金を返してまず身辺を整理する事が何より大事。
彼からお金を返してもらうのを当てにせずに返済する方法はないものかと弁護士さんに相談。
すると、なんと債務整理と言う方法があると仰います。
金利が非常に高い上に、10年間返し続けている経緯があるため、もしかしたら債務整理すると借金がなくなるかもと弁護士さんが仰いました。
金融会社に相談して整理して貰う事によって、借金は少なくなる可能性がある?
目の前に一筋の光明が。
そしてなんと、弁護士さんからの報告によれば、彼女の請け負っていた借金はチャラになることになりました。
こう言う解決策もあったのですね。
ホッとしすぎて疲れた・・・と心から安堵する彼女。
これではれて結婚して新しい明日を迎えることが出来ますね。
そして、個人的に元カレに貸したお金は、騙されたとはいえ貸した自分も悪いのだから、一切をチャラにしたいと言う彼女。
もう2度と元カレに会いたくない、という思いもあると思うし、これ以上関わると新しい生活にこの彼とのことがいつまでも引きずられる事になるわけだから、そう言うのを断ち切る為だったらお金など返してもらわなくても良い。
正しい選択だと思いました。
嫌な事は一切断ち切って、そして失敗は経験に生かし、幸せを掴んでくださいねと言う感じですね。



(1/16)

【関東にて年末放送分】

「わかチュキ番外編ストーリー(訳あってチュキの扉の前に立てなかった人々)」
@超エリートの彼と結婚したかった私
でも彼の正体は・・・・・
出会い系サイトで出会った彼。
東大を卒業し、医者を目指してアメリカのハーバード大学で勉強しているという彼。
一度も会った事はないけれど、早く結婚しようと言ってくれていた彼だったのに、ある日突然連絡が取れなくなってしまった。
何故?
だけど、超エリートのこの彼と絶対結婚したい!と言う依頼者の女性。
ところが、調べて行くと東大にも慶応大にも、そしてハーバード大にも、この彼が在籍している形跡がない事が判ったのです。
そしてようやく彼の連絡先であると言う国際電話の連絡先を入手したスタッフが、そこに連絡。
ところが、アメリカで暮らしている筈の彼は全く英語が出来なかった!
それどころか、依頼者の女性の名を告げたとたんに電話を切られてしまう。
その後、この連絡先の電話番号は2度とつながる事はなかったのでした。
調べてみて判った事には、この電話番号は名古屋に転送されていたと言います。
この事を依頼者の女性に告げた所、彼女は全てを理解し、会う事を諦めたのでした。
A資産20億の玉の輿を狙った私を待っていた意外な落とし穴
顔は好みじゃないけどお金持ちなので付き合っていた彼。
けれど彼女は、お金持ちじゃないけどカッコ良い彼と二股をかけていた。
そして今から5年前、お金持ちの彼のことを振ってしまったと言います。
けれど付き合い始めた彼の会社が倒産してしまった。
こんな筈じゃなかったと激怒する彼女。
そこで思い出したのがお金持ちの彼の事。
馬鹿な事をしてしまったと後悔するも、彼の携帯電話の連絡先は既に変わってしまっていたと言います。
そこで番組に応募。
ところが、その彼を見つけ出す事が出来て連絡を取ろうとした矢先に、彼女からいきなりの出演辞退。
理由は何と、番組に出演すると再現VTRを作ることになり、そうすると自分が玉の輿を狙っている事がばれてしまう事に今になって気づいたから、と言うものでした。
今の今までその事に彼女は気付かなかったのです。
そして、番組に出ずに彼の連絡先だけ教えてはもらえないだろうか、と言ってきたと言います。
流石にそれは出来ないと伝えた番組スタッフ。
果たしてその後彼女はどう言う行動を取ったのか、番組としては知るところではないとのことなのですが。
心当たりのあるお金持ちの人は気を付けて・・・・・との事でした。
計算女は怖い・・・
Bブラジル人ミュージシャンの彼が突然消えた!!その真相は・・・
CDデビューを前に彼女の家に転がり込んできた彼。
まめまめしく彼女に尽くしてくれる彼にすっかり愛情が深まるも、この彼、彼女の家の中からいっこうに出る気配がない。
聞くと、今電話で連絡を取っている所だと答えるばかり。
ところが、ある日突然デビューが決まったと言う彼。
お金が必要だけれど、本国のブラジルにとても高い楽器(ギター)があるので、それを売れば大丈夫だと言うのです。
そして、ブラジルに一度戻ると言って去っていった彼。
その後・・・消息を絶ってしまったと言うのです。
今でも私はあなたを待っていると伝えたいこの依頼者の女性。
そこでスタッフが調べてみると、なんといるわいるわ・・・この彼のことを知っている女性が沢山いたのです。
そのいずれも、「ファッションデザイナー」「アクセサリーを作っていた」と彼に付いてバラバラな事を答えたと言います。
そして、やはりこの彼女と同じく彼を居候させた挙句消息を絶たれていたのでした。
けれど、ただ家に居候するだけで、お金を騙し取る事はなかったと言うのがこの彼なのです。
果たしてその正体は??
実はこの彼、売れない外国人タレントだったのです。
5年間に及ぶ不法滞在をしていたとのこと。
その間見つからないように、何人もの女性たちを騙し、その家に潜んでいたと言う訳だったのでした。
で、今現在は強制送還されて本国に戻されていると言う事が判ったのでした。
C感動の再会を拒否した恩師
その理由とは・・・

7年前中学生だったこの依頼者の女性は、両親とうまく行かず家庭不和で時々殴られる事もあったようです。
そんな彼女の心の拠り所となったのが、この恩師だったと言う訳です。
その後高校生になってもこの先生のもとに通いつづけていた彼女。
ところが、家出をして先生の所へもしばらく行っていなかった時期があり、その後再び訪ねて行くと、なんとこの先生は転勤をしていなくなってしまっていたのでした。
新しい連絡先を教えて貰う事も出来ず、けれどせめて御礼を言いたいと番組に応募してきた彼女。
番組スタッフはその連絡先を捜し当て、先生にもお会いして出演依頼をしたと言います。
けれど、先生から帰ってきた言葉は意外なものでした。
会えないその訳とは?
この先生、「私は教師として当たり前の事をしただけ」と仰るのです。
自分には沢山の生徒がいる。
どの生徒にも同じように接していきたい。
彼女に対してだけ特別の事をしたくない。
なので番組を通して彼女に会うと言うことはできない、と仰ったのでした。
その教師としてのポリシーを理解して、納得したスタッフ。
けれど、彼女の思いはかなえてあげたいと言う事で、番組と関係なく先生の住所を彼女に教えてあげてもいいだろうかと訊ねたと言います。
それに対して快く承諾してくださったと言うこの先生。
その後彼女から連絡があったとの事。
先生にお会いして御礼を言う事ができたと言うものでした。
唖然とするような先3つの話の後が、こう言う心温まる素敵なお話で本当に良かったです。



(1/9)

「母に捨てられ恨み続けてきた私・・・でも今、もう一度母に会いたい!!」
大喧嘩をしたまま別れた母。
その母に今、やはり会いたいという気持ちになっていると言う今日の依頼者(22歳・主婦)。
親子の間には、何があったのか?
幸せな幼少時代だったはずなのに、父の会社の倒産がきっかけに、両親が離婚してしまった。
それだけではなく17歳の時、
「好きな人が出来てその人と暮らすことにしたので、これからはお姉ちゃんと2人で生きていって」
と言って家を出て行った母。
そしてその残された唯一の家族であった姉さえも、彼女が高校を卒業する時、仕事の都合で自分をひとり残して家を出てしまった。
そんな時、当時交際中の男性まで連れて、家に帰ってきた母。
けれど、今でも実父を慕って連絡をとり続けている彼女にとっては、その男性を交えての3人の暮らしは耐えがたいものだった。
自分の家なのにくつろげない――他人の家にいる感じだったと彼女は言います。
やがて、この男性の事について母と娘は毎日のように言い争い、とうとう、
「あんたのせいで私は結婚が出来ない。あんたなんか産むんじゃなかった」
と言う、母の口から信じられない言葉を聞いてしまった・・・・・
家を飛び出してしまった彼女。
実の母に対して憎しみの感情が増すばかりの日々。
そうして一切連絡を取らなかった彼女だけれど・・・・・
今、1児の母になり、姉から届けられた自分が子供の時の母子手帳を見て。
彼女の心には新しい思いが沸き起こる。
それは、母も同じように子育ての苦労を乗り越えてきたんだろうな、と言う思いだったのです・・・・・
「産むんじゃなかった」というのは勢いで出てしまった言葉ではないのか?それにしても言ってはいけない言葉だけれど、とスタジオの中居くん。
「お母さんも意地を張っているのでは」と草野さんも仰います。
今、母親の本心を確かめたいと言う彼女。
果たして母の心は・・・・・。
置かれていた1本のテープ。
そこには今の母の姿がありました。
彼女が出て行った後、母は付き合っていた男性とも別れたと言います。
とにかく私が悪いのだ、と言う後悔の思いで一杯だと言う母。
一度出た家に帰ってきたのもやはり実は娘の事を思ったからで。
でも、お互い言葉が下手だったというか(娘はまだ高校生なのだから当然だけど)、意地を張り合っていた部分があったのでしょうね。
母であることより女であることを選んでしまった母だけれど、だからと言って娘に対する思いもまた嘘ではないのですから。
「お互いに思いやってなかったね」
と言う優しい言葉が、今母となり子を持つことで大人になった娘の口から出てきたのでした。
子を持ってはじめて知る「母」の心。
その子によって、母もまた大きく変わる事ができる。
かつて娘たちを捨てた母であったけれど、今孫をその腕の中に抱き、新しい人生を歩むこととなるのでしょうか。




 
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