★勝利の女神★





このドラマは、中学受験を受ける子供たちをどう捉えるかがテーマの物語。
進学塾を舞台として、中居くんが演じる熱血フレンドリー教師吉本康平が、子供達と共に悩みながら成長するお話なのですが、陣内さん演じる対抗馬のエリート教師との対決が、なかなか迫力満点で見ものの一つでした。
どちらが正しいとか、そういうものでもなく、違った立場からそれぞれどう子供たちに向かうのか。
そういう風に描かれていたところが好きでした。
中居くんと陣内さんの掛け合い。
息が合ってお見事でした。


ここでの中居くん。
第1話くらいは、まだこのドラマをやる前の「味いちもんめ」の伊橋君モードがちょっぴり残っていたように見えました。
けれど、このドラマは今までのように、年上の人との絡みだけではなくて、子供たちとの絡みが見られた貴重な作品。
なので、お兄さんな中居くんが見られるのが嬉しかったです。
最後に、スーツを着て会社訪問をするのに、ネクタイをピシッと締めた姿も眩しかったです。
髪型も、この位のちょっぴり長髪なのがエレガントだと思いました。
中居くんの、額から鼻筋にかけてのノーブルなラインを引き立ててくれる感じで、私としてはとても好きなのです。
子供たちに説教する康平先生の迫力にも惚れました。
怒りまくった後、最後にちらっと振り返って「ソックリテストガンバレよ」と一言冷たく言い放つところなんて、背筋がゾゾ〜〜。
怖かったです(笑)。
こんなこと言われたら、もう「ごめんなさい〜」と泣いて取り縋るしかない、みたいな。
そんな、あのオーラが一種独特で、好きでした。

私自身、今、受験期に差し掛かる男の子を持っています。
この位の大きさの子供には、やはり結果より過程が大事。
いろんな経験をして、いいものを一杯吸収していって欲しいなと私自身思っているので、康平先生の子供たちへの最後のお説教―つまり合格だった子と不合格だった子に対する対応が型見本です。
子供が経験する為だったら、どんな素晴らしい教育でも受けさせてやって、自分で選択して可能性を広げる為の選択肢を広げてやりたいとも思うし、その結果のものを親としてしっかりと受け止めてやりたいなあと願っている所です。





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