【最後の恋感想】



最後の恋感想 3/5up ・・・・・・★





このドラマは、97年夏、TBS系にて金曜夜10時に放映されたもので、中居くんにとっての初の恋愛ドラマの主演となったものでした。
「中居くんの恋愛ドラマが見てみたい」という製作者サイドの話から、「ロング・バケーション」などで有名な脚本家の北川悦吏子さんの「あなたが笑って呉れるなら私は何でもする、という感じを与えて呉れる中居くん」「近くにいるのにとおいかんじのするひと」と言う言葉まで、ファンの間でとても話題を博しました。
北川さんの中の中居くんに対する一種のイメージを活かしつつ、御自身のドラマにと仕上げていかれたようでした。
19歳くらいの時にこういう人と出会ってこんな恋がしたかった・・・みたいな。
その中での人生への賛歌と。
そして又、番組のプロデューサーである貴島Pのお言葉も、TBS発刊の季刊誌の中に書かれてあって、「今時珍しい“恥”の意識を持った若者」というような内容で、「近くに見えて実は遠い存在」という私達ファンの多くが抱いている感情がそこにも記載されていて、とても嬉しかったことでした。
けれどこのシャイでウブな中居くんの部分は・・・・・もう相当なもので(苦笑)、ずうっとこの役に関しては照れまくっていた中居くんでもありました。
「夏目くん」は若さゆえ、まさにロミオとジュリエットのロミオのようにやや気恥ずかしい台詞も真っ直ぐに真っ直ぐに言う訳ですが、普段の生活ではゼッタイ思ってても口には出さず目で語る・・であろう中居くん。
けれど、この役で初めて、中居くんって実は物凄い美形である、などと気付いた方達もあったようで(笑)。
相手役も、このひとならきっと汚れ役しても気品高く演じられるだろう・・・との常盤貴子嬢。
ホテトル嬢と名門医大生の恋・・・との触れ込みだったので。
中居くんの初のキスシーンやらベッドシーンまで(^^;;;あって、25歳の男性だというのに(笑)、中居ファンの間では物凄い騒ぎになって動揺する人多数・・・という感じでもあったので、彼女なら反感を与える確率が低い、ということでもあったようで。
しかも私のような30代の女性の方が、母的な目でも見ているせいか動揺が強かったような気がします。
いえ、私の場合は、こういうドラマこそ相手役の女の子に感情移入して中居くんと空想の中で恋愛が出来る絶好のチャンス、と喜んでいたのですが(笑)。
そんな筈はないのに、中居くんってまだ誰も足を踏み入れたことの無いまっさらな雪のイメージがあるんでしょうか?
これは、きっとどんな濡れ場?や汚れ役をしようと、そうなればこそますます中居くんの中に私が抱いてしまうイメージなんですが・・・
そしてこの「アキ」の役も、北川さんが常盤さんに捧げる、といったほどのはまり役で、常盤さん自身余りに自分に近い性格の役で演じてて辛いほどだった、とのことでした。
中居くんは・・・・このドラマの途中胃潰瘍を起こして自宅で倒れるなど、ファンをヤキモキさせましたが、数年前は病気で入院をしたこともあって、もっとしょっちゅう倒れたりしていたようで、それが自分でも歯がゆかったと見えて、その時よりは随分と丈夫になって来ているのかも知れません。
何より中居くん自身が何とかやり過ごすことになれてしまっている感じがありますが(大汗)。
けれどそんな中で、後半に行けば行くほど魅力的になって、素敵なドラマを中居くんは演じてくれたように思います。
ところで、「実はこの二人兄弟だったりするんでしょ」とSMAPの草ナギ剛くんに冗談を言わせたほど、あれっというくらい時折この中居&常盤コンビは雰囲気の似た所もありました。
常盤さんは長い髪をこのドラマでショートカットにしていたし・・・。
今家には、CDショップで頂いたこのドラマのビデオ化の特典のポスターが貼ってあります。
雨に濡れながら二人で額を寄せ合う恋人同士・・・・・綺麗です。

※なお、この感想は放送当時、毎回TBSのHPの番組の感想を送るフォームにて、私が送ってフロッピーに保存していたものなどを少々改訂して、ここに載せているものです。




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