花模様

『私の香水浪漫』
私がこれまでに作った、私だけの香水の名前を並べてみます。

「マリアージュ」(ローズ・イランイラン系)
「薔薇夫人」(ローズ・サンダルウッド系)
「妖精の森」(ラベンダー・ジャスミン系)
「楽園」(ローズ・サンダルウッド・柑橘系)
「接吻」(乳香・アンバーグリス・柑橘系)
「フォレ・ド・ブロン」(桧系)
「タイターニア」(パインニードル・ローズウッド・柑橘系)
「ママン・レーヌ」(ローズ・乳香・アンバーグリス・柑橘系)
「ベラドンナ」(ラベンダー・ヴァイオレット系)・・・・・。

マイブレンドの香水の名前を考えてみる。
それは私をファンタジーの世界にいざなってくれます。
少女の頃から、「私だけの香り」に憧れていた私は、作った香りを入れる瓶にもこだわって、いろいろ捜します。それをつけるとき、まるで舞踏会のドレスを身に纏うような幸せな気持ちになれます。
家族がくつろげる為のお部屋の香りもブレンドします。そして、主人や11歳の息子の香りもあわせます。
息子は、ローズ水が好きです。 私がいつも付けているのでお母さんの香りだと思っているのです。ラベンダーの香りも好きですが、 「これいい匂いだけど、ママの匂いじゃないよ」と言いました。
一番好きな香りはオレンジの香りだそうです。匂いだけでおいしく食べた気になっているようです。幼い息子がお風呂に入るときは、必ずこのオレンジを混ぜてブレンドした精油をバスタブに垂らします。
主人もやはりこのオレンジやグレープフルーツの香りが好きなようです。何だか楽しくなる、と主人が言ってくれます。
この柑橘系の精油と、他の精油が合わさると、ファンタジーが生まれてくれます。
そこに惚れ薬と呼ばれている精油をひそかに加えるのも楽しみのテクニックです。
この、私と家族だけの香りを、私はこのようにして楽しんでおります。

(京都ハーブソサエティ・うすべにあおい3号掲載)



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