「中居正広の 家族会議を開こう2」感想
(1999年9月22日放送)







やはり胸が痛くなるとても難しい番組ですね。
でも、だからこそ中居くんの受け身の力が試される時だと思うので、今後も頑張って欲しいと思っています。
下手すれば潰されかねないけど、こういう素を引きずり出さなければ勝負できない崖っぷちに立たされた中居くん
を見るのは好き(←鬼)。
家族の問題は結局それぞれ家族の問題なので、結局出来る事は場の提供と中和剤しかないという・・・そういう位置をしっかり見せてくれる感じのする中居くんの優しい表情が好きだったりします・・・

今回は最初にちょっぴりかるーい笑いも取れる話題を持って来てくれたので、見やすかったです。
借金の問題・・・・・灰原くん(ナニワ金融道で中居くん演じる金融屋)呼ばなきゃ、と助け船出したくなるほど深刻・・・・・
このダンナサマはきっと実は凄く優しい人で、だから色々力を貸して下さる方とかあるのでしょうけれど、そこがあだになって街金屋に付け込まれてる・・・・・
まさにあれはこういう場を通して話し合わなかったら、全員感情的になってどうしようもなくなる感じを受けました。
だけど実際250万程度だったら、普通のカードローンでまかなって返していけるだけの金額でしょうに、やっぱり事はそれ所ではなかったのですね。
ついつい大丈夫だろうとなあなあにして過ごしてきたら、いつのまにか自分が贅沢する為にダンナが借金してたんだと言われ、責められてしまった奥さんの立場は同情してしまいます。
でも、これまた夫婦の会話がなされていなかったということなのでしょうか。
辛いものです。
こういう、普通は見たくない人の家庭のドロドロではあるけれど、形は違ったとしても実際こういう危険はよくあることなのかもしれませんね。
辛い番組企画ですが、そのダンナさんの方の気持ちも、奥さんの方の気持ちもしっかり汲み取りながら一生懸命、けれど喋り過ぎずに語りかけていた中居くんの仕切りぶりが印象的でした。
前回以上にそのことに心を中居くんが砕いていたように見受けられました。
ゲイの父と息子。
まさに回りは立ち入れない。
場を与えてあげても、その善し悪しは後からしか答えは出て来ないのかも。
そして援助交際。
やってる真っ最中は、感覚が麻痺して判らなかったりするのでしょうね。
でもその中でも、一人二人心を見せてくれた。
早々簡単に止められるものではないのではないか?みたいな気持ちが、「止めたか?ほんとか?」と聞いている
中居くんの目に浮かんでいた様な気がしました。
でも、この時この出会いが将来何かの時に思い出してくれるものであったら、というかすかな希望も感じられまし
た。
彼女たちが今現在一時的に止めたかどうかははっきり言って形だけの問であった様な気がします。
その試行錯誤の中で、見つめている中居くんの眼が優しくて、そこに私は光を見た様な気がしました。
そしてその中で中居くん自身も磨かれていって欲しいと切に願っています。
。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚★。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚
私の先生とも、この中居くんのテレビの話をしました。
こんなデリケートで難しい番組をこなせるのは、流石に中居くんならではだと誉めていただき、自分のことのように嬉しかったです。
自分の存在を消しながらも、都度都度にしっかりフォローを投げかけていく。
その新たな存在感に感動を覚えたのだとか。
中居くんの「受け身の力」についてじっくりお話しました。
最後の援助交際の女の子達。
結局は又どこかで彼女たちは間違えるかもしれないし、同じ事をするかもしれない。
こういう事ってなかなかなくならないものなんですよね・・・
答えなんてない。
結局番組で出来るのはサジェストということだけ。
その事を含んでこの第二弾を行った中居くんにも敬意を表します。
中居くん自身色んな事についてまだまだ試行錯誤なのだろうと思います。
その中で自分も学んでいこうという姿勢が感じ取れて私は嬉しかったです。

ゲイのお父さんの回の話もしました。
あのお父さんの誇り高い生き方にはしかし頭が下がる・・・・・
あれはもしかしたら、息子がなんと言おうとも、あのお父さんは一歩も退いては行けないのかもしれない。
息子に判ってもらうのは、もしかして自分が死んでからなのかもしれない。
それでもいい・・・・・もしかしたらあのお父さんは、息子に背中を見せ続けなければ、そしてあの誇り高さを貫き通さなければ行けないのかもしれない・・・・・
そんな風にも感じました。




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