「中居正広の 家族会議を開こう5」感想その1
(2001年3月21日放送)
中居正広プレゼンツと言うことで、うたばんスタッフにお願いして始まったと言うこの企画も、もう5回目。
とても感慨深いです。
今回は「中居くん法廷」と言う事で、恐喝・自殺・多重人格・不治の病にストーカーと言ったさまざまな話題で討論。
判決と言う形は取っているけれど、どれも答えが出ない問題なだけに、考えさせられる事も多かったです。
ビジュアルも、今季のドラマの直江先生仕様の中居くん。
感情を抑え、一つ一つの言葉を選んで、命の重さについて一生懸命に考え語りかける中居くんが良かったです。
「学校を破壊する女子中学生」
確かに、俺は教師だから俺の方が偉いと高飛車だったくせに(だからなのか?)、女生徒に肌を見せられて簡単に手を出す先生のほうにも落ち度はあるとは思うけれど(もっとも本当に抱いたシーンだったのかどうかは藪の中)、一生を棒に振ってしまったわけですね。
「また頑張ればいいじゃん」と彼女らは簡単に言うけれど、大人・・・特に教師ともなれば、道は険しい。
自業自得とは言いながら、彼女らのやり方は、無自覚なだけに余計罪な気がしました。
何より怖いのは、この「無自覚」と言う事だと思いました。
そして彼女らは学校生活に対して本当の意味での「楽しさ」をいまだ発見していないということなのでしょうか。
「痴漢詐欺でこづかいを稼ぐ女子中学生二人組」
「痴漢」に関しては、やってないにも関わらず、疑われただけでというか「私はやっていない」と言ったとたんに逮捕されてしまう今の状況が何だか・・・
精神的な問題だから、難しいのだとは思いますが。
でも結局警察も、自分の身の保身と言う状況なのでしょうか。
自分が得をするから、どんな悪い事をしても構わない的な発想をしている子って、意外と沢山いたりするのでしょうか。
この発想がなくならない限り、痴漢詐欺だけではなくどんな詐欺も無くならない気がしました。
これもまた「無自覚」の怖さでしょうか。
実際に痴漢冤罪の被害にあわれた男性も登場。
この場合の女性は、本当に痴漢されたと勘違いしたのかもしれないですが、VTRを見る限りでは、思わずこのくらいの事で訴えられるなんて(満員電車の中だし)男性って大変だと思ってしまいました。
私なら、一時の気の迷いと言う事もあると、黙認してしまいそうです。
甘いのかな?
でも、実際ここまでひどいことになるなんて。
けれど、この方の家族が優しいですね。
お嬢さんもお父さんを信じて、一生懸命自分なりに考えてくれている。
今回のこの詐欺の女性たちに対して「自分の娘がこんなじゃなくて良かった」とおっしゃったのは、本当にこの方にとっては家族だけが支えだったのですね。
だけど実際、警察にこう言う場合のフレキシブルな対応をして欲しいものだと思いました。
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