花模様
【古畑任三郎SP】

1999年1月3日放送




「古畑 vs SMAP」。
このラストのシーンでの「古畑」の「中居くん」を見る目の優しい事と来たら・・・。
これを描いた三谷さんは勿論なんですが、ストレートに「田村さんって中居くんのことが本当に好きなのねえ」とまで単純に感じてしまったほどのあの優しい眼、表情、言葉つきの演技でした。
あの優しさが田村正和の演技の持ち味、とも言えるのですが。
私は田村さんの事も好きで、去年舞台も見に行ったんで余計に嬉しかったのです。
そして、これがやはり裏方の立場で感じる事の出来る「中居くん自身」、中居くんがナンチャッテのベールで隠しちゃってる本音の部分かも知れないなあ、中居くんはさぞかし照れ臭かったろうなあ、と思いました。
本当は、あれ以上にすごくいい人に描かれていて、そう言う台詞も一杯あったようです。
それは幾らなんでも恥ずかしいからと、中居くんが短めにさせて頂いたらしいです(笑)。
でも、ああいうキャラって、本人が何と言おうと回りが感じてはじめて成立するものだとも思います。
剛くんを連れていく時だって、木村くんが怒ろうが誰が何と言おうが、中居くんの低い一言「連れて行こう」で全てが決まってしまうあたりがなんとも(笑)。
慎吾くんを含めてみんなが結局決断を求めていたし。
10分待ってくれ、という中居くんに対しても、あのメンバーの反応は、何だか中居くんがひとりで何もかも被ってしまう気じゃないかと危惧していたようにも感じられました。
あの「中居くん」は結構低くてあまーい声で、マネージャーやスタッフを「たぶらかして」いましたね(笑)。
だけど、アリバイ作りの喧嘩とはいえ、そこでの慎吾くんのセリフにはビックリ致しました。
木村くんに「あんたのカッコ付けた顔なんて見たくない」だの「ひとりでいつもおいしい所を持って行って、俺と剛くんは引き立て役」だの・・・
ああいうことを堂々とドラマでセリフとして言っちゃうSMAPって・・・
これってきっと、例えそういう風に見る人があっても、本人達には何の関係もない事だ、って事ですよね。
こう言うことが出来るSMAPってスゴイなあと思いました。
でも、ああいう時結局、中居くんが慎吾ちゃんをお部屋に閉じ込めて罰を受けさせる役回り?
出てきた時、大きい体で「もうしません」とコドモみたいに言う慎吾くん・・・。
なんか笑っちゃいました。
ミステリーとしては甘い部分もあったけど、中居くんがワザとばれる様にしたってのもあったし、お正月のプレゼントとしてはSMAPの紹介も兼ねてて素敵だったと思います。
木村くんも、突っ張ってても結局熱くて単純な仲間思いのいい奴、ってのがキムタクしてなくて好きな所です。
なんか、台本にある以上にこれは、木村くんが張り切って?演じた部分でもあるようですね。
だけど、あれ以上に凄く描かれてた中居くんって・・・。
でも、あの程度に抑えておいた方が、中居くんの魅力もSMAPの魅力もより引き立つのかもしれないし、先見の明あり?の中居くん??
今年もみんなには頑張って欲しいし、夏コンも楽しみにしています。

(1999年記)





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