【ザ!世界仰天ニュース感想20】

2003年2月



(2/26)

「ビーバップハイスクール」のヒロシよろしく学ランに剃り込みの扮装の中居くん。
学ランのデザイン的にはトオル、人間的にはヒロシに憧れていたと熱く語る中居くん。
鶴瓶さんはなにやら水兵服のお姿ですが、これは憧れのポパイのお積りらしいです。
あの力こぶに憧れたのね。
そんな今日は、ヒーロー・ヒロインに憧れて起きた凶悪事件特集。
ゲストは、西村知美ちゃん&美川憲一さん
漫画やアニメがダイスキな事でも知られる知美ちゃんですが、夫婦でダイスキだと仰います。
3000冊くらいの漫画本を愛蔵しているとのこと。
主人のと合わせたらもっと沢山になると言う知美ちゃんに、「ブックオフだよそれ」とすかさず本屋の名を出して突っ込む中居くん(笑)。
現在妊娠5ヶ月の知美ちゃん。
不思議な事にお腹に毛が生えて来た――大事なところを体が護ろうとしてるのかしら?と屈託なく言う知美ちゃんですが、毛皮を着込んでる美川さんはさぞ大事に護ってることになるんだろうと、スタジオ一同笑いの渦に(笑)。
●理想の男を生涯求めた恋する連続殺人鬼●
白馬に乗った王子様はきっといる。
そんな思いは女性なら誰しも一度は抱いたろうし、夢見るのは素敵なこと。
けれどその夢に耽りすぎて現実を認められなくなってしまったらそれは危険。
色んな連続殺人鬼をこの仰天ニュースでも取り扱ってきたけれど、この連続殺人鬼ナンシー通称ナニーの殺人の動機とは、実に驚くべきものだったのです。
1921年アラバマ州アニストンに、まだ16歳で夢見た結婚をしたこの女性。
同じ職場の男性と知り合って4ヶ月で結婚。
ハンサムな彼に「この人こそ私の白馬の王子」と信じたこの彼女。
けれど姑との同居と言う現実の前に、その夢は脆くも崩れ去る・・・
4人の子供が生まれたものの、この姑との仲は最悪だった。
夫はその事を見て見ぬ振り。
これだけならこの女性に同情もするけれど、なんとこの彼女、恐るべき行動に出たのです。
なんと、夫がある日家に帰ってきたら、娘が二人床に倒れ付していて息をしていなかった。
死因は食中毒と判定されたけれど、妻との間には深い溝が。
結局残された二人の娘は夫が引き取り離婚。
妻は気楽な一人身に。
なんと、信じられない事にこの殺人鬼ナニ―の最初の殺人は、この自分が産んだ二人の娘たちだったのです。
その後、姑と同居しないと言う条件を出して、雑誌の恋人募集欄に載っている男性に手紙を出して交際を始めたこの女性。
私が待っていた王子様はこの人に違いないと2度目の結婚をした彼女。
姑も手のかかる子供もいない甘い生活をする事10数年。
けれどこの夫にはただ1つの欠点があったのです。
普段はとても優しい夫なのに、酒癖が悪く酒を飲んでは暴力を振るったのだとか。
結局彼女の涙ながらの説得で、心を入れ替え酒を止めると約束した夫。
けれど彼は妻に隠れてこっそり酒を飲んでいた。
この「裏切り」を彼女は許せなかった。
別に自分に暴力を振るったりしない限りは普段は優しい人だというのなら、お酒くらい飲ませてあげたらいいのに・・・
与えられるだけではなく夫の弱い部分も包み込んであげられるくらいの愛情を与えてあげたらいいのに。
けれど彼女の中では全ての感情に「約束を破った=裏切られた」と言う思いが優り、なんと10数年連れ添った夫が隠していたその酒に、殺鼠剤を素知らぬ風で混ぜてしまったのです。
こうして2番目の夫を殺害。
以前幼い我が子を殺したのと、それは同じ手口でした。
今度は酒を飲まない夫を求めた彼女。
出会いから僅か2日。
真面目で優しそうなその男性と結婚。
けれど、どうやら夫は真面目そうに見えて、なんと他にも女がいたらしい。
教会に来る女性たちがその事を囁き合っていた。
ナニーには当然その事を許せる筈がなく、いつもの手口で夫を殺害。
少女時代から読みつづけたロマンス雑誌に憧れ続けた彼女には、その夢を砕くものは何者であろうと許せなかったのです。
それにしても、人の噂話はともかく本当に浮気をしていたの?とその短絡的な行動には首を傾げるものがありました。
一人の人の一面だけを見て素敵だと思い理想化する。
その一面だけを信じてその人に尽しぬくけれど、やがてその人の他の色んな面が見えてきて、それがちょっとでも自分が気に入らないと、一気にその愛が憎悪に変わってしまうタイプ。
別れるだけではすまなくなり、「私の人生をメチャメチャにした」とその気持ちは憎悪に変わる。
それにしてもこの女性、何でこんなにモテるのか?
またまた結婚。
今度は74歳の老人だった。
けれどこの老人にも孫ほどの愛人がいた。
それって娘か孫じゃないの?確かめてみたの?って感じなんですが、この夫も殺害。
こんなに殺人を犯しても疑われなかったのは、州によって法律も管轄も違うと言うアメリカの盲点なんですね。
よほどのことがあればFBIも動くんでしょうけれど。
彼女は殺人を犯す度に州を移っていたのです。
回りも確かに、あれだけご主人に尽くしていた人が、こんな信じられないような理由で殺人を犯すなんて思いませんものね。
そして次に結婚した男性は、酒・バクチ・浮気など全くやらない真面目な男性だった。
でも、真面目な男って時としてユーモアを解せずつまらない人も中にはいるよ?と思ったら、やはりと言うかこの男性。
彼女の大好きなテレビ番組やロマンス雑誌を全て禁止。
それでも隠してこっそり読んでいた彼女の雑誌を、「くだらない」と言う理由で全て彼は捨ててしまったのです。
でもこの女性、自分との約束をやぶってこっそり酒を飲んでいたと言う理由で、前に夫を殺さなかったっけ?
等と言う理屈がこの彼女に通じる訳もなく。
またしても殺鼠剤を盛り・・・・・けれどここで誤算。
体が丈夫過ぎて一命を取り留めた夫。
病院から戻ってきたその日に再びコーヒーに毒を盛り、ついに殺害。
けれどこれには流石に最初の医師が「そんな筈はない」と疑い調べることに。
なんと、夫の体からは、18人もの人間を大量に毒殺できるだけの砒素が検出!
ついに悪事が露見。
なんと両親まで殺していた。
けれど彼女はなんら罪の意識がない様子。
「みんなろくでなしだったの。白馬に乗った王子様じゃなかったのよ」
・・・・・
この女性にとっては自分はあくまで被害者なんですね。
憧れの方向を間違えると大変な事になる、という実例なんですが、確かにその憧れをエネルギーにしていい方向に自分を向けられる人はありますものね。
例えばブラックジャックに憧れて医者になった人。
2割くらいあるそうです。
医者になるって例え才能があっても並大抵の事ではないと思うので、その支えと言うかエネルギーになったんでしょうね。
でもしばしば現実と理想は違うもので、ビーバップ見て自分が強い気になった直後に新宿でカツアゲに遭った事があるという中居くん(笑)。
でも、例えば芸能人のファンでも、そういうギャップってありますよね。
中居くんほど露出が多くその見せる「顔」も多種多様だと、時には「私の理想どおりにしてくれない」と怒り出す人もいる・・・
自分以外の中居くん像を持つ他のファンが許せない人も時には・・・
ところで、放送はされなかったけれど、鶴瓶さんの奥さんの理想の男性が、実は中居くんと言う話が出ていたようですね(笑)。
●遺産目的で13人を殺害か?魔女と呼ばれた女の真実!●
フランス・ルーダンからの仰天。
魔女と呼ばれた女。
彼女の周辺で次々と人が死んで行く。
しかもその死体からは毒物が検出された。
魔女顔をした女と言う事で殺人犯として疑われたのがこの女性だったのです。
まさに魔女狩りという感じですが、果たして真実は?
実はその検出された毒は、墓場の上から除草の為に蒔いた薬(砒素)で、それが染み込んでいただけだった・・・・・
弁護士の抗弁で、本当に砒素が死因なのか?と言う事で調べたところ、服毒によるものではないと言う事が解明されたのでした。
現代の世の裁判のお陰で彼女の冤罪は晴れたけれど、疑われただけで殺された魔女狩りの歴史を持つこの土地柄では日常茶飯事の差別だったのでしょう。
莫大な遺産を受け継いでしまったことからくる妬みや僻みからも今回の冤罪が起きたようですね。
疑惑や妬み。
魔女狩りの歴史には身の毛がよだつものがありますね。
魔女狩りの本当の魔女は、どうやら魔女狩りをする人々の心の方に住み着いているようです。
裁判で闘う事10年。
この女性、こんな目に遭っても、誰を恨むでもなく自分の生まれ育った土地を愛し余生を送ったようです・・・
それにしても、ほんとに人は見かけだけでは判らないとはよく言ったものです。
美川憲一さんも、時々子供に泣かれてしまうそうな(笑)。
●親類縁者みんな犯罪者!超凶悪一家のルーツとは?●
アメリカオレゴン州で犯罪が多発!
何と自分の密猟を、自慢気に7人の子供たちと愛人の産んだ二人の子供たちに話し、欲しいものがあったら必ず手に入れろと悪いことをするときのスリル感の楽しさを伝え教育?していた男とその妻により、犯罪教育がなされていた。
こうして13人もの逮捕者を出したボーグル一家!!
まるで腐ったミカンのように次々と連鎖反応で警察のご厄介になるこの一家。
この犯罪者のあまりの多さに、遺伝的要素があるのは否めないと言う結論も出るほど。
しかしその中でもただ一人、犯罪には決して手を染めない女性がいた。
彼女は、犯罪者の更生施設を作り、犯罪者の改心の機会を日々願っておられるようです。



(2/19)

なにやら機動隊の扮装で、楽しそうに遊んでいる中居くん&鶴瓶さん(笑)。
いきなりドラマ仕立てで小芝居を始める中居くんに、鶴瓶さん振り回されてる(笑)。
小さい男の子がパパと遊んでいるみたい(笑)。
今日は函館ハイジャック事件の恐怖の15時間30分の機内の真相に迫ります。
大震災の年で、しかもオウム騒動のあったあの1995年の事件ですね。
私は丁度外に出て新しい仕事を始めた頃なので、この事件に付いてはこう言う事件が起きた、という事と、結局解決して犯人は本人が名乗るようなオウムではなかったということと、単独の便乗犯だったというような話だったという記憶がありました。
その詳細を今日は特集するという訳ですね。
そんな今日のゲストは、内藤剛志さん&井森美幸さん。
●1995年函館ハイジャック サリンの恐怖と緊迫の構内@●
1995年6月21日、東京羽田空港を出発した函館行き857便(乗員乗客365人)を襲ったハイジャック事件。
日本警察史上初、航空機ハイジャック事件強行突入の裏側。
その中で乗客が取っていた意外な行動とは!?
その男は、「すべて尊師の為」「サリンを持っている」と言った。
この3ヶ月前に起こったオウム真理教によるおぞましい地下鉄事件。
この無差別テロの記憶が生々しいこの時期。
果たしてこの男は本当にサリンとプラスチック爆弾を持ったオウム真理教徒なのか?
複数だと言っているが、どうやらこの男は単独犯のようだ。
けれど、その事の疑問以前にまずサリンの恐怖が日本中を走る。
冷静になってみれば便乗犯の可能性が五分五分であった訳ですが、「でも本当にサリンを持っている可能性もある」訳なので、油断は出来ないのです。
この犯人は直接管制塔に連絡を取ってこないので、この犯人の感情を管制塔や警察やマスコミ側は知る術もないのでした。
けれどオウム真理教側はこのハイジャック事件の犯人はオウムとは無関係だと発言。
しかも、オウムは単独では行動は取らないと言う。
そして勝手にこう言うことをした人間がもしオウムであるなら、破門だとすら言う。
確かにオウムの犯行は彼らにとっては宗教的アピールな訳ですから、隠すどころかキチンと統制を取って「ポアする」とか何とか言って行動をとるはずなのです。
この事件、見えない機内をどう指揮官が把握するかが最大のポイントだったと、当時の函館方面本部本部長が当時の事を発言された訳ですが、「見えないことの恐怖」には確かに言い知れぬものがありますね。
中居くんが言うように「本当はそれがタワシであったとしても怖い」訳です。
乗客の中には、極度の緊張とストレスから過呼吸症候群を起こす人まで出る始末。
幸い乗客の中に、過去に救援活動も経験した事のある看護婦さん姉妹が乗り合わせていたので助かった訳ですが。
●1995年函館ハイジャック サリンの恐怖と緊迫の構内A●
しきりに自分が複数であり、組織の人間である事を強調する犯人。
しかしこの犯人は一行に姿を見せない。
その頃、羽田では、警視庁特殊部隊(のちのSATと呼ばれるハイジャックの専門部隊)が集められていた。
このメンバーに選ばれると警視庁の名簿からも名前が外され、その行動は秘密とされ特殊な訓練を受けるのです。
そして機内でも、ある乗客が行動を取っていた。
それはあるアーチストのバックバンドのギタリスト。
彼はそのアーチストのマネージャーに新聞紙を渡す。
やがてそのマネージャーはギタリストの考えた作戦を理解し、その新聞紙に自分が持っていた携帯電話を挟んで戻す。
そして彼は、その携帯電話を持って静かに立ち上がり、トイレから北海道警察本部に電話する。
彼は実は加藤登紀子さんのバックメンバー。
彼は、この携帯電話で機内の様子を詳細に報告する。
そして乗客は気付き始めていた。
犯人は「一人」だと。
●1995年函館ハイジャック 特殊部隊・機動隊突入の決断の真相@●
日の出までが勝負。
航空機は函館空港に着陸している。
無断でトイレに立った女性が怪我をさせられ、決断の時は迫る。
犯人は一人だと思うと言う情報は、機内の数名から寄せられていた。
@犯人は1名
A乗客は後方にいる
Bサリンは無い
一人一人のリンチが始まっていると言う犯人の報告も、虚偽とみなし、機動隊突入を決断。
指揮する方も完全にはサリン疑惑を消してはいなかったけれど、断定は出来ていないので緊迫の状況な訳です。
この状況の中で入っていくタイミングは確かに、本当に難しいと思う。
「信じる」と言う事。
その根拠はどこから生まれてくるんだろう、と内藤さん。
自分がこの仕事をやってよかったと思うその誇りなのかも、と言う鶴瓶さんでありました。
突入の瞬間は近づく。
果たしてそれは成功するのか?
そして、乗客365名の運命はいかに?
●1995年函館ハイジャック 特殊部隊・機動隊突入の決断の真相A●
「一人だと言うのがバレちまったかな」と呟いたと言う犯人。
そして、ついに強行突入開始!!
犯人に気付かれぬよう、後方から近づく・・・・・
突入作戦は静かに遂行。
日の出前、静寂の中で事は進む。
スタジオには特殊部隊・北海道警が突入したジャンボ機の原寸大パネルが登場。
「こんなに大きいんだ」と中居くん驚いています。
実際の映像も交えたVTRは圧巻でした。
その時、乗務員がサリンと思われていた袋を勇敢にも奪った!!
犯人確保!!
そして、その後判った事にはこの犯人はオウムではなく、しかも袋の中身はサリンではなくただの水だったのです。
大丈夫だと9割がた判っていても、乗客に怪我はないか本当にサリンは無いのかと、不安は一杯あったといいます。
けれど、色んな人に助けられて凌ぎきったと、当時の北海道警察の本部長は仰います。
かくして突入は成功し、ハイジャックは日本初の強行突入によって解決したのでした。



(2/12)

今日のゲストは、宝生舞さん&保坂尚輝さん。
明後日はバレンタインデーですが、なんとバレンタインデーに消費されるチョコレートは日本全国で総量約5万トン。
総額840億円だそうです。
日本経済に役立っているんですね。
5万トンって一口に言われてもピンとこない。
奈良の大仏さまが200体分?
中居くんの体重は今54キロのようですね。
その中居正広が92万5925人分ですって。
なるほど・・・・・
●保険金目的の殺人事件!女性の敵!凶悪サギ男!●
1988年。
アメリカ・カリフォルニア州からの仰天。
ホーキンスと言うなぜかモテる男がいた。
この彼の衣料店の共同経営者は心臓病だったらしく、その多額の保険金(100万ドル・1億2500万円)がかけられた直後に彼は心不全で亡くなった。
その保険金の受取人は、共同経営者であるこのホーキンス。
保険会社としては疑いを抱くも、何も証拠がないので警察も動けない。
けれどこの保険会社は、その死んだ男の遺体の顔写真が本人の写真と違うと言う事実を掴む。
そこでようやく警察が腰を上げるも、遺体は既に火葬され、担当医は「何も変わった事はなかった」と言い張るばかり。
ところがこのホーキンス、保険金を受け取った直後に行方が判らなくなったのです。
そしてついにFBIが動く事となり、死んだ男が別人である事が判明。
死んだと思われた男は生きていた!
彼は整形までしてメキシコに逃亡していた。
やがて彼は逮捕され、全てを自供。
勿論医師もグル。
心臓病と言うのも演技だった。
重い心臓病の患者をスタンガンでこの医師が殺し、替え玉にしたのです。
こうして次々と逮捕されるも、主犯格のホーキンスだけはなかなか捕まらなかった。
彼は次々と美女をたらしこみ、金を巻き上げ3年もの間世界中を逃げ回っていたのです。
そんな彼がいかにして逮捕されたのか?
様々なテレビの公開番組で、このホーキンスに付いての情報を募り、情報を募集。
しかし女性を食い物にして逃亡し続けていた為、彼の足取り情報が多すぎて、その行方がようとして掴めない。
ところがこの詐欺師の身体には、本人を特定する意外な特徴があった!!
その特徴とは、「アレが白い」。
そしてついに地中海はイタリアのサルデーニャ島でホーキンスを発見!
特徴は勿論・・・アレの白さだったと言う訳です。
テレビと女性の力で3年間の逃亡生活にピリオド、ですか(笑)。
●日本の中年結婚サギ男!大胆なだましのテクニック!●
この事件、以前もこの仰天ニュースで扱いましたよね。
婚期を過ぎた地味な未婚の女性ばかりを狙い、女の純情に付け込んで付け鼻鬘でアメリカ軍人になりすまし、お金を巻き上げる結婚サギ。
それにしてもよくこれに騙されたよねえ・・・
心理学者さんによれば、白馬の王子が目の前に現れて、その物語を終わりにしたくないばかりに無意識のうちに、自ら気付かない振りをしてしまう部分があるのではとのことでした。
平成11年に逮捕されたそうですが。
20代の女性までもが騙されていたというのだから、驚くばかりです。
●36億円!青年大サギ師!なぜ世界中はだまされた?@●
ハリウッドのスターまで巻き込み、多くの人を騙し続けてきたこの男。
彼に言わせれば、面白いくらいに札束の方で舞い込んできたと言います。
その驚くべき手口とは?
フランスのノルマンディー地方の貧しい家庭で生まれたこの男。
貧しいのに遊び歩く父とヒステリックな母が毎日喧嘩するのを見ていた少年時代の彼は、絶対金持ちになってやると思っていた。
やがて両親は離婚し、親戚をたらい回しされた彼は、その中で大人に気に入られる為に笑顔と口に巧さを身に付けていった。
この術が、彼の詐欺師としての才能を磨いていった・・・・・
やがて大人になり単身パリに出て、資産家の娘に近づき社交術を身につける。
その社交界の中で彼は、資産家たちの隠し財産に目を付ける。
違法な金なので、騙し取られても訴えることはないと踏んだわけで。
こうしてヨーロッパ各地で詐欺行為を働き続けた彼。
やがて彼は不動産サギにも手を出す。
そこでスイスの警察から追われることになるが、結局行方はようとして知れず・・・・・
やがて、ドル箱ハリウッドに目をつけたこの大詐欺師。
笑顔と口の巧さで、その当時仕事がなくなっていたミッキー・ロークにも近づき、映画の話を持ちかける。
そして投資家の金融仲介業に成り済ます。
そして忽然と姿をくらます・・・・・
やがてロックフェラー一族に成り済まして再び詐欺行為を働き始める。
しかしそんな彼を怪しむ人間もあった。
ロックフェラー一族を名乗るには、彼は余りに作法を知らず、高級食材の味も何も判らない男だった。
そして危うくなって追いつめられると再び姿をくらます。
何でこんな風にうまく姿をくらます事が出来るのでしょう。
外国から外国に渡り歩いていたからでしょうか。
アメリカなどは州が違えば法律も違うので、そう言う部分も盲点だったと言うことでしょうか。
●36億円!青年大サギ師!なぜ世界中はだまされた?A●
さて、ここで犯罪クイズ。
1問目。
お釣が間違ってると気付いてそれを返さなかったら、それは詐欺になるのか?
受け取ったその時に気付いていたのに返さなかったら、それは横領罪になるそうです。
でも、その時に気付いていたかどうかは、本人のみぞ知る(笑)。
2問目。
ライブ会場での歌手の口パクは、これは詐欺行為??
厳密に言うと、生で歌うのがライブであれば、それをしない事は詐欺行為になるとの事ですが、「僕は口パクなんじゃなくて歌ってないんです」と言い張る中居くんでありました(笑)。
で、ライブは歌だけではなく踊りとかトークとかその他トータルしたもので成り立っている訳ですから、別に中居くんの場合はいいんだよね。
と言うか、これだけ口パクだの歌っていないだの言っているから例え口パクでも詐欺にならないし、しかも本当はちゃんと一杯生で歌ってくれているので逆に儲けモノ。
と言うより、ライブでしかマジで歌ってくれないのが中居正広なのでありました(笑)。
なんとなんと、テロップで「中居くんはクチパクではありません」と注意書きが出たばかりか、ライブビデオの中居くんのソロ曲の熱唱ぶりが流れて、もう感激でありました。
日テレの中居正広への愛情を感じた(笑)。
と言うか、自虐ネタが過ぎるので、時としてフォローがいる厄介なお方というべきか(笑)。
さて、表題のかの前代未聞の詐欺男。
ついにアメリカ全土に捜査は行き渡り、追いつめられ逮捕される事となる。
けれど逮捕されてなお、その口の巧さは冴え渡り、獄中で反論し続けていると言う事でありました。



(2/5)


今日は、受験真っ只中の仰天事件スペシャル!
ゲストは、斉藤慶子さん&古田敦也さん。
さて、質問ですが、有名私立中学から大学まで行くと学費はいくらかかる?
答えは約1500万円(寄付金を除く)ということですが、公立の中学や高校に行っていても、受験の為の塾代だけでそれ以上にかかったりもする訳で。
とかくお金の要るご時世です。
●超スパルタ家庭教師の驚くべき正体とは!?●
受験戦争真っ只中。
とあるアパートの2階の1室で、北大を目指す受験生とスパルタ家庭教師の1日12時間という厳しい勉強の日々が繰り広げられていた。
大家さんにも「頑張るねえ」と気に入られていたこの家庭教師。
ところが、この家庭教師と教え子の風景には、とんでもない秘密が隠されていた。
スパルタ余ってか?ついに包丁を取り出して凄む教師に逃げ出したこの受験生。
駆け込んだ先は警察。
すると、警察はその通報を受けて、このスパルタ教師を逮捕!
実はスパルタ教師に見えていたこの男の方が本当の受験生。
優秀な大学生を脅して軟禁し、自分の代わりに受験させようとしていたという・・・・・
予測の付かない仰天な展開でありました。
●パパ憧れの女子大に娘を・・・パパの丸秘大作戦●
名門女子大である津田塾大を目指していたとある女子高生。
実はこの大学に行かせる事は、教師である父親の夢だった。
しかしこの娘、勉強が大の苦手。
父がどんなに指導し教え込んでも成果は上がらず。
合格率20%、評価Eのさんさんたる現状。
そこで父が思いついた事とは?
女装して自分が娘の代わりに受験!と言う暴挙に!!
勿論直ぐにばれて新聞沙汰になったというとんでももないお話。
うーん・・・・・笑うに笑えぬ。
もしかして?と思っても、実際行動には普通は移さないものね。
このお父さん、やっちゃいましたか・・・
悲しき親心。
ゲストの斉藤慶子さんは、自分が大学受験(熊本大)で苦労したから、娘には苦労させまいと2歳の今からいい所に入れておけばと幼稚園受験を予定しておられるのだとか。
女の子なら幼稚園のうちからエスカレーター式もいいかもね。
大学受験となると本当に大変なので、その前に受験を経験しておく方が確かに楽だと思う。
我が家も高校はエスカレーターの所を考えているのですが、どうなりますやら・・・
古田さんは公立校から立命館大学へ(野球推薦で入ったのではないらしい)。
色々苦労もしたから今がある、と仰いますが。
●刑務所内で密かに印刷!大儲けした天才的服役囚@●
昭和43年から46年にかけての、国立大阪大学医学部不正入試の仰天事件。
昭和46年に高級車の中でメッタ刺しにされたとある男が、この事件に関わっていた・・・
この男、その昔大阪刑務所にいたと言う。
その塀の中には、とてつもない儲け話があった。
刑務所の中というのはそもそも犯罪者が多くいるわけなのだから、特殊な場所ではありますよね。
その男たちが目をつけたものは・・・
実はこの刑務所の中で、絶対に洩れてはいけない大学入試の試験問題が印刷されていたのです。
外から絶対入り込めない空間ということで、国公私立15校の問題が他にも極秘で印刷されていたのだとか。
刑務所の中で印刷するというのは、前にも聞いたことがあったのですが、このニュースがらみで聞いたんだったでしょうか。
模範囚を装い、盲点を突いて厳重なチェックを潜り抜け、工場から答案用紙を盗み出す。
その入試問題を塀の外へ持ち出す丸秘作戦とは!?
それは、運動時に使うバレーボールの中に仕込んで外に放り出す。
で、外で受け取った仲間が代わりに用意した替え玉ボールを投げ返す。
ボールが飛び出してしまう事はよくあることなので、この手口でよく外から受刑者に煙草などの差し入れをすることがあったといいます。
こうして持ち出された答案用紙で、有名国立大不正入試と言った前代未聞の計画がなされていったのでした。
カモは出来の悪い息子を持つ金持ちの医者。
闇の取引を持ちかける。
受験生本人を缶詰にして、そこで初めて盗み出した入試問題を模擬試験と称して見せる。
ここで、受験生は悪いことと知りつつ目の前に差し出されたエサに飛びついてしまい、不正に手を染めてしまうというわけです。
こうして息子を阪大医学部に無事入れた金持ちの医者は、お金に目が眩んで自ら仲介屋になる事を申し込んで、さらに事は大掛かりになっていくのでした。
●刑務所内で密かに印刷!大儲けした天才的服役囚A●
こうして毎年手を変え品を変え、後継者に引き継ぎながら内部の人間も抱きこみつつ計画は実行されて行ったと言います。
こうして主犯格の男は名の知れた実業家として羽振りを利かせていったと言います。
ところが、今年は13億円もの儲けがあるというその時に、後継者がいなくなった。
そこで考えついたのは、刑務所に忍び込む方法。
けれど世の中上手くはいかないものです。
結局、数学と英語が盗み出せず、儲けは半額。
しかも13人の受験者が不合格という事態に。
結局その一年後、この主犯格の男がメッタ刺しで発見されたと言う訳です。
これをきっかけに、この事件の全貌が明らかとなった。
男が何故誰に殺されたのかはいまだ不明のままだというのですが・・・・・
動いた額は今にして23億円。
人間の欲とエゴと親の盲愛が生んだ事件。
そして、受験戦争は年々過酷になるばかりです・・・






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