【ザ!世界仰天ニュース感想17】

2002年11月



(11/27)

今日はいきなり白衣姿で学者よろしく雲を作り始める中居くん。

@容器の中に入っている水(25℃くらいが良い)をよく振る
<空気と水がちゃんとしっかりと混ざるように振る>
A注射器に煙(煙草・線香など)を入れる
B煙を入れたらピストンを引く
C雲が出来る

鶴瓶さんと二人して白衣を着ているのですが、なにやら気取って「お瓶」やら「ビーカー」やら二人して言うております。
ですが、それは「フラスコ」(笑)。
水にも「おみず」とか言って、さっそく鶴瓶さんに水商売の女の人の真似をされて、二人の可愛らしい漫才も絶好調(笑)。
しかしこの雲、このスタジオが禁煙なので、ここでは作れないと言う。
線香などの煙が要ると言う訳です。
そこでVTRで雲を作る実験がオンエアされました。
あとは自宅でそれぞれ作ってくれと中居くん(笑)。
ただ、雲を作ることに対してどこまで興味を持っているかは知った事ではない?(笑)
さて、ゲストは、平山綾さん&気象予報士の肩書きを持つ石原良純さん。
今日は
「レインメーカー」のお話なので、中居くんもさっそく雲を作る実験のプロモーションをした訳ですが、この雨、良純さんの説明によれば、雲というのは非常に細かい水滴の集まりなんだけれど、中心にゴミみたいなモノがある方が雲が出来やすいそうです。
だから、実験では煙を入れたんだろうと。
基本的には空に氷が飛んでいると言うか、氷の粒が集まった状態(上空はおそろしく気温も低いので)が雲なんだとか。
その氷の粒に色々くっ付いてその重力に耐えかねて落っこちてくるのが「雨」。
地表付近が寒くてその氷の粒が溶けないまま落ちて来たら「雹」とか「雪」になると言うことです。
結構勉強になりますね。
理屈では実験室でこうして雲を作ることもできるわけですが。
さあ、この雨を人工的に降らす事が、果たして人間には出来るのか?
●信じられない真実!自在に雨を降らせた男!●
カリフォルニア州サンディエゴからの仰天。
1958年に亡くなった一人の老人。
この男こそが、自在に雨を降らせた男、チャールズ・マロリー・ハットフィールド。
サンディエゴ一体が大干ばつに見舞われた時に、この神の奇跡を見せたという。
「報酬は成功した時でいい」と言うハットフィールドと弟。
このハットフィールドとは、1886年の西部開拓時代に家族と共にカンザス州からサンディエゴに移住して来た男だったのでした。
当時11歳だったこの少年は、この土地の最大の悩みが雨が降らない事であると知り、悩む父の姿を見て心を傷めていたと言います。
この土地のこの日常的な水不足。
これを解決する具体的な案はなかなか見つからず、月日は流れるだけ。
18歳になりミシンのセールスマンになってなお、行く先々でその現状を目の当たりにする事になる。
自分の育ったこの土地の現状に、何か解決策はないかと心悩ませた彼。
祈祷師に頼む雨乞いなどで解決される筈もなく、川の水を使う権利は当時アメリカの先住民族にあり、その為移住者が農業用に川から水を引くことも許されない状況だったのです。
そんな時、彼が思い出した事とは、少年時代に読んだ新聞の記事にあった「大規模な爆撃の後には雨が降った」と言うこと。
その事を元に降雨実験をしたという記事だったのですが、ここから彼はヒントを得る。
雨とは、雲の中の水滴と氷の粒がくっつき、それが重くなって落下してできるものである。
爆撃による雨とは、ほこりと水滴が一気に舞い上がり、そのほこりに水滴がついて落下したものだと言う。
では、まず「どうすれば空気中の水分を水滴に変えて雨を降らすことができるか」と言うそのやり方を、発見すればよいと言う訳です。
彼が考えたのは、薬品を使う方法。
協力をしてくれた弟のポールと共に、苦節5年。
何種類もの薬品の混合液を気化させて、それが空気中の水分と結びついて水滴を作り出すところまでこぎつけたのでした。
この薬品の混合の比率がほんの少しでも違うと、もう水分は発生しないのだとか。
そしてこの原理を応用して、あとはどうやって規模を大きくして大気中の水分を水滴にして雨を降らせるかを考えることに。
そこで雨を降らせる為のタワーを作って、ついに雲を発生させる事に成功。
その時27歳だったと言うハットフィールド。
執念と言うか、地元にかける熱い思いがついに実りましたね。
だけどこれってたまたま偶然?とか信じられない!とか色んな事をまず思ってしまうと思うのですが、大自然の原理を人工的に再現してやれば理屈としてはできない筈がないので、ここ日本にも現在レインメーカーは存在するそうです。
ただ、このサンディエゴのレインメーカーは、この薬品の混合率を発見した事に大きな業績があるようです。
化学成分によって空気中から水を取り出すと言う事は、ある意味怖さも秘めている訳ですが・・・
●日本にもいた!雨を降らせる男!東京の渇水を救った真実!●
平成6年夏。
日本列島が未曾有の大干ばつに襲われた時、このレインメーカーと言われる人が大活躍されたと言います。
東京は大渇水状態に陥り、すごい事になっていたのですね。
そんな時、新幹線の循環式トイレやバーナー式ヒーターなども開発した実績のある、機械制作会社の技術開発者だったと言う男性が、東京を救った。
彼は、科学技術省に頼まれて、人工降雨機をも開発していたのです。
その頃、ヨウ化銀を使った人工降雨機の研究が、世界で進められていたとの事。
ヨウ化銀の結晶は六角形で氷と結びつきやすい為、雲の中で凍っている水蒸気と触れると結合して氷の粒に早変わりするのだそうです。
それが重力で落下すれば雨になると言うわけで、当時の人工降雨機は飛行機などを使って雲の中にヨウ化銀を散布するというものだったとか。
けれどそれではコストが掛かりすぎるので、何とか方法はないかと頼まれ実用化に向けて開発したのが「ヨウ化銀を地上で気化させ雲に到達させる」という地上設置型の人工降雨機。
ヨウ化銀とある薬品の混合溶液を燃焼させるとヨウ化銀が気化し、それを巨大な送風機で上空の雲にまで到達させるという訳です。
この人工降雨機、使うのには東京との許可がいると言うことなのですが、それはそうですね。
使いすぎると地球上の大気の流れのバランスが崩れてしまいますもんね。
それに、
「急に雨が降ってきたら洗濯物が濡れる」
そりゃそうです(笑)。
で、本当に大渇水が起きて大変だったと言う平成6年の8月18日に、都知事の指示を受け、この人工降雨機が稼動したといいます。
この降雨機によって関東上空に雨雲が発生。
見事に雨が降ったとか。
昨年夏にも、今度は石原都知事の指示を受けて稼動。
人間は凄い。
多少の雨くらいだったら、ちょっと頭を使えば簡単に降らせることが出来る。
中居くん、こういうのを雨の降らない国とかに寄付したら良いのにって、ちょっと驚いています。
けれど気象予報士の資格を持ち天気に造詣の深い良純さんとしては、「人間がどこまで自然を弄って良いんだろう」と言う思いがあるようです。
●自在に雨を降らせた男!信じられない奇跡の連続●
さて、ついに雨を降らすことに成功したハットフィールド兄弟。
最初は相手にされなかったり詐欺師呼ばわりされたものの、次々と実績をあげてその評判を高めていく。
先ほどの日本のヨウ化銀の人口降雨機に比べて規模も簡略だし、時代も100年前ばかり前なのでよくそんな簡単な装置で雨を発生させられたものだと感心するばかりですが、その薬品の成分は極秘事項だったと言います。
ただ、雨を降らせるのに一番大事なのは「空気中の湿り気」とのこと。
それを水滴に変える為の薬品混合液ですものね。
けれど、そんな彼らの評判に対して、妨害や批判、そして疑いの声も出る。
様々な困難。
権威ある高名な気象研究者に「雨が降りそうなときを狙ってやっただけではないか」と激しく非難され、詐欺師呼ばわりの記事をあちこちの新聞に出させたとか。
この大物からの批判は予想以上に影響力が大きく、実際に雨を降らせているにも関わらず活動の場と信用を失っていたハットフィールド。
そこで、アメリカの役人の圧力が及ばないカナダでの仕事に新たな希望を託す事になる。
これが成功すればかつてのような信用を取り戻す事も出来たかも知れないのに、ついに世紀の大失敗!
もしかして、単に雨に結びつくべき空気中の湿り気が、この時基準量に達していなかったのではないでしょうか。
そのほか色々な原因も考えられるでしょうが、全ては100年前の日本では日露戦争が始まるか否かの頃のお話。
このはじめての失敗のショックからなのか、この時(1906年)から以後何年もの間、彼らの消息は絶たれたのでした。
●男が雨を降らせたら大洪水!!果たして彼の仕業なのか?●
1915年。
水路やダムなどの建設によって、サンディエゴは以前より水不足の悩みから開放されていたものの、この年の大干ばつは厳しいものだったと言います。
河川やダムの水も枯れ、深刻な危機に見舞われていた人々。
そんな時、市当局はレインメーカーと言う事に疑いを抱いていたけれど、市民たちはハットフィールドの業績を覚えていた。
市民たちの声に圧されてハットフィールドを迎え入れたサンディエゴ市。
高さ6メートルのタワーは建てられ、薬品は調合され、何とか市民を救いたいと言うハットフィールドの願いを乗せて、気化した薬品が上空に舞い上がる。
やがて雨雲は湧き、ついに市は干ばつから救われる。
けれど、なんと雨は降り止まず、1ヶ月以上も降り続いたと言います。
干ばつの時以上の大洪水と言う被害を、サンディエゴ市に与えたこの大雨。
なんと、大洪水を引き起こしたという事で、訴えられたと言うハットフィールド。
彼は人々を苦しみから救い、そして喜ぶ顔が見たいだけだったのに、何とした事でしょう。
雨。
降らせるのはいいけれど、その事によって洪水が誘発されてしまったら、それを止める術はまだ見つかっていない訳だからどうするのだろうと思って見ていました。
大自然は大きい。
大自然はその時その場だけのものではなく、一つの大きなうねりを持って連鎖しているものだと思うのです。
とは言え、ハットフィールドは困っている人々の為に雨を誘発したのだし、そしてその事は市民も市当局の方からハットフィールドに頼んだ事だったのです。
けれど、この事でなんと前代未聞の裁判が始まったとか。
ハットフィールドに雨など降らせる力がある筈がないとした市当局まで「ハットフィールドが洪水を引き起こした」と言う始末。
市の依頼で雨を降らせただけなのに。
けれど、ハットフィールドは、「間違いなく自分があの雨を引き起こした」と自分の責任を認めてしまうのでした。
彼は雨を誘発しただけなのだから、その後の事は実際問題として大自然のなせる技であろうと思うのですが。
けれど、こんな洪水までも引き起こす力はこの彼にはないと学者が守るのでは、と良純さんが仰ったように、「被告人に雨を降らせた証拠はなく無罪」と相成りました。
天気とはあくまで神のみぞ知るものと言う訳です。
それに対して彼のプライドの為には有罪の方が良かった、と言った中居くん。
その考えかた好き。
最初は、スタジオの全員が「無罪」の方に挙手したから敢えて「有罪」にして番組を面白くしようとしたのでしょうが、実際にVTRを見て思った事がそれだったのでしょうね。
実際に大洪水が起きてしまったことは確かだ、と最初言っていた中居くん。
とにもかくにも大洪水をも誘発する危険性を秘めた自らの雨降らしの薬品に対する責任を、ハットフィールドもそこで感じていたのでしょうか。
そして、もしかしてそれは大自然の反動だったんでしょうか。
その後、1929年に雨を降らせて火事を救ったという記事を最後に、彼は雨降らしをやめてしまったのでした。
どんなに問われても彼が明かさなかった、封印された秘密とは?
それは、この薬品の混合液の材料とその配分。
自分が生み出した技術は、悪用されたら危険を生む。
なので雨を降らす方法を封印したこのハットフィールド。
その技術を胸に秘めたまま静かにこの世を去ったということです。
さて、スタジオでは天気図を見ながら気象予報士の良純さんにもいろいろ教えていただこうと言う事になったのですが、天気を当ててくださいと言われて良純さんったら、天気なんどうでもいいとか、こんなの見ただけじゃ判らないとか言い出して大騒ぎになります(笑)。
確かに、あんなの現状況に過ぎず、お天気なんて動きが早まったり微妙にずれたりするのだから、大まかな動きしかわからないですものね。
だから俗に「天気予報は当らない」と言うのです(笑)。
けれど、いい事教えて下さいました。
低気圧と言うのは一種の扇風機で、北極や南極が冷えすぎないようにバランスを取る為、グルグルと大気が回転して出来るものだという事。
地球は、それ自体で生きて鼓動しているものなのかも知れないですね。
「人間がどこまで自然に対して手を出して(弄って)良いのだろうか」
人工降雨機に対して良純さんが言われた事と、今日のレインメーカーハットフィールド氏の心の葛藤は、合い通じるものがあるのかも。
東京都の人工降雨機が、余程の事がなければ稼動されないというのも、そこに理由があるのでしょうね。



(11/20)

中居くん、今日もキャスケット帽が似合ってとってもキュートですね。
やにわにスポーツ新聞を取り出す中居くん。
そこには、見出しとしてジャイアンツの松井FA宣言についての記事が大きく取り上げられているようですが、何故スタッフが中居くんにそう言うものを手渡して、自分鶴瓶には何も渡してくれないのかと、鶴瓶さん妬いて見せてます(笑)。
なんと、そこには仰天ニュース?として「鶴瓶、接触事故」?なる記事が載っておりました(笑)。
そこから、中居くんが「新聞の見出しを考えた人は誰?」と言う質問に移ります。
実はピュリッツアーと言う人らしいんですが、中居くんがそう言ったとたんにピュリッツアー本人の写真が。
「打ち合わせしとんのやろ!(わしを省いて)」と鶴瓶さん(笑)。
そう・・・・・今日はこのピュリッツアー氏を真似て資産4兆円にもなった大富豪の一家を襲った大事件の実話がテーマなのでした。
そんな今日のゲストは、中井美穂さん&中村俊介さん。
中井美穂さんは、SMAPが一番最初にテレビに出ますと言う日の司会者だったとか。
当時を振り返り、SMAPの事を「可愛かったぁ」と仰います。
そんな時分から彼らを知っている鶴瓶さんも同調。
慎吾ちゃんなんて小学校5年生だった訳で、そんな坊やがトイレ行きたがっててもロケバスの回りを女の子たちが取り巻いていて大変だったと言うお話。
トイレにも行けなかったって。
そしたら鶴瓶さんったら、「はいシーッ!!」ってよく慎吾にオシッコさせてやったって言い出す(笑)。
2〜3歳児じゃあるまいに、慎吾ちゃんは一人でオシッコできましたってば(笑)。
中村俊介さんのデビュー番組は、ウルルン滞在記だったそうです。
アフリカにやらされて、カヌーの練習とかさせられて泣いて帰ってきたそうな(笑)。
色んな懐かしい思い出があるものです。
●恐怖の手口!拉致・監禁!大富豪令嬢誘拐事件!!●
サンフランシスコからの仰天。
1974年2月、当時女子大生だった新聞王の孫娘パトリシア・ハースト(当時19歳)が誘拐された!
祖父であるハースト氏とは、新聞で巨大な富を築いたアメリカ屈指の大富豪。
所謂新聞王なのでした。
その大富豪の令嬢を拉致・監禁したナゾの組織SLA(シンビオニーズ解放軍)とは?
人種を越え裕福な支配階級に対して戦いを挑む革命運動だといいます。
その過激派テロリスト集団。
主旨は判る気がするのですが、その為になら手段を選ばないテロリストと言う訳ですね。
アメリカ原始宗教に由来する7つのコブラがシンボルマークで、思想に反する相手は射殺する事を目的とする集団だったと言います。
構成員は、リーダーである黒人1人と彼に心酔する白人7人。
彼らは、パトリシアからすべての自由を奪い、絶望のどん底に叩き落す。
新聞王である祖父が築いたハースト帝国について罵り、その一員である彼女をも侮辱する。
その祖父とは、当時ニューヨークで売れていたピュリッツアーの「見出しを入れる」と言う手法を取り入れ、新聞を読みやすくしてスキャンダル記事で1面を飾り、大衆向けにする事で売上部数を増やし、巨万の富を築いたと言うタブロイド紙(ゴシップや怪しげな記事を満載した欧米の大衆紙)の走りのような人だったのでした。
新聞社を何社も買収し、ピュリッツアーの新聞社からもお金で人材を引き抜き、権力を得る。
そして新聞を売るためにだったらでっち上げ記事まで書いて、大衆を煽って世論をも動かす。
それによってアメリカスペイン戦争も勃発させ、又実際に起きた事件をスキャンダラスに書く為にいろいろと工作もしたという人だったのでした。
1951年には亡くなっていたというこの祖父の資産は4兆円。
パトリシアの父は、このハーストの4男だったのでした。
その父に、このSLAが要求した事とは。
それは、
「上等の肉・野菜・果物を、カリフォルニア州全体の生活保護家庭、老人・身障者・及び執行猶予中のものに一人当り70ドル相当ずつ無料で配給せよ。」
と言うもの。
それを1ヶ月続けろと言うこの要求を受け入れなければ、捕虜であるパトリシアの安全は保障されないというものなのでした。
けれど、対象者は200万人以上にも上ることになり、この義賊張りの要求によって用意されなければいけない金額は、何と衝撃の4億1500万ドル(当時の日本円で1200億円)!!
パトリシアは父が絶対助けてくれると信じていた。
けれど、新聞王の息子とは言え、4男であるこの父が引き継いだ私有財産は、200万ドル(約6億円)に過ぎなかったのだ。
結局、ハースト家から50万ドル、そしてハースト財団から150万ドルの総額200万ドル(約6億円)の無料配給を実施することを発表する。
このギリギリの選択に対して、けれどSLAは納得しなかった。
何億ドルと言う財産を持っていながら君の命より金が大切なんだとパトリシアを罵る。
そして、パトリシアも父が自分を助け出してくれない事に対して打ちのめされていた。
そんな彼女に対してSLAのメンバーは徐々に優しく声を掛け始めるようになる。
絶望のどん底に叩き落し、そしてその絶望で打ちひしがれているものに優しい言葉を掛ける。
マインドコントロールとはこう言うことを言うのかと思いました。
父が愛娘を見捨てた!?
ついに、「今回の要求は私の手には負えない」として事の次第を組織に任せる事になった事を発表した父。
打ちのめされるパトリシア。
そんな彼女にここぞとばかりにこのSLAのリーダーは、自分たちの考え方を大学の講義のように彼女に教え込んでいったのでした。
●テロリストの仲間となった人質!!父へ・・・家族へ復讐が始まる!!●
なぜ誘拐された娘は犯人グループに入ったのか?
好きな人が出来たのでは・・・と中井美穂さん。
中村俊介さんみたいなステキな人がいたら?と言う話で、中居くんたら「それだったら僕でも入っちゃう」と言って笑わせます。
さて、このパトリシアの心理を掴む鍵となるストックホルム症候群とは?
ストックホルムの銀行で実際に起きた事件から名付けられたもので、なんと人質と犯人の間が親密になっていたという。
絶望感の中で犯人に従うしかない、と諦めたその時に、その犯人から優しい言葉を掛けられたら・・・
そこで恋愛にすら陥ってしまう事があると言う。
97年のペルー日本大使館内で起きた実際の事件の時でも、この現象が起きたとか。
怖いと思っていた相手に優しくされた時の人間の心理の不可思議さ。
中居くんが、ドラマとかで悪役をやっている悪役商会の人ととかにきちっとした態度をとられたり優しくされるとポッとなっちゃうって言ってたけど、まさにそれかも(笑)。
中井美穂さんも、「優しそうな人に優しくされても普通だけど、怖そうな人がちょっとでも優しそうな事すると、心の針の振れ方が違う」と仰ってましたが、なるほどと言う感じです。
まして、貧しい人々を救うと言う大義名分がそこにある時には・・・
ついに、彼らの仲間となって、銀行強盗にまで荷担したパトリシア。
そこにはやはりと言うか、新しい恋も芽生えていた。
けれど、ついに足がつき、FBIのSWAT部隊が出動。
銃撃戦となり、SLAはその半分のである5人ものメンバーを失ったのでした。
●父と母に再会 衝撃の結末は!?●
けれど、パトリシアは生きていた。
絶対的であったSLAのリーダーを失った事で、彼女の戦闘的な気持ちも少しずつ変わって行く。
誘拐されてから1年7ヶ月。
パトリシアは逮捕される。
両親のもとに帰りたいと言い出すようになる。
結果、罪は罪として懲役7年あまりの刑に服役したというパトリシア。
50歳間近になった今は、女優として前向きに活躍しておられるようです。
●新聞王ハ―ストも驚く衝撃の激写!中井美穂の仰天フライデー事件●
タブロイド紙は怖い。
それは日本も一緒。
特にテレビに出ている人間は、その私生活に土足でヅカヅカ踏み込まれ、ある事ない事書き立てられる。
今でこそ古田捕手のよき妻として結婚生活を送っている中井美穂さん。
フライデーと言う写真雑誌に、当時恋人である夫といる所を激写されたされた訳ですが、今でこそいい?思い出だけど、その激写の仕方が凄まじくて当時はショックだったと言うお話をなさいます。
その時の写真の顔が、まさにショック受けたそんなお顔でありました。
本人もだけど、親や兄弟まで心配してしまいますしね。
同じ女子アナと言う立場の馬場アナに、気を付けてくださいねえ、って先輩として声を掛ける中井美穂さん。
こう言う記事ってちょっと一緒にいただけででっち上げ記事を書かれたり撮られたりする事が多いですものね。
けれど鶴瓶さんに言わせると、馬場さんはどんなに自分とかが一緒にいても、何も書かれない人なんだそうです。
それは・・・馬場さんが、ではなくて鶴瓶さんがお相手だからかも(笑)。
でも、これで撮られたら、不倫の筈だと鶴瓶さん言い張りますが(笑)。
でも、馬場さんにも、例え嘘で書かれるにしても選ぶ権利があるって?
そこから、中居くんこそそう言う意味でだったら撮られたことがあるだろうと言われて、即座にその中居くんが答えたのが「のーぱんしゃぶしゃぶ」(笑)。
なんか某女性のマンションの一室を借りて、業界がらみの方たちとそこで時々雑魚寝状態で朝まで飲んだりしていたらしく、そこから朝中居くんだけ出てきたところをパチリとやられた―――中居くんはその女性が某音楽関係スタッフだと思っていたのに、何時の間にか転職・・をしていて、実はその時しゃぶしゃぶ嬢であった――と言う今でこそ笑えるそんなお話なんですが。
あれから5年。
その手のタブロイド紙やその筋の人には、もっと粘着質に嫌がらせもされたし。
今となってはあんなの笑い話ですねえ。
あの当時は、芸能界不信みたいなのになったらしい中居くん。
けれど、芸能界にいて、そして中居くんもお年頃(笑)なら。
利用して記事を売りたい人間もいれば、有名人狙いで近づく女性だって、今後も出てくることもあるわけです。
だからって、そういうのにしたって結局どうってことなかった訳で、あの当時かなり傷ついていたと思われる言動が多かった中居くんもファンも、今は大分鍛えられた。
しゃぶしゃぶネタを自ら唐突にしだして、当時はかなり痛かった中居くんも、今はこうやってカラッと言えるようになった。
って言うか、中居くんが出てきた家が、たまたまその筋の女性の家だったと言うだけの話が何時の間にかすり変えられて、そう言う店に中居くんが行ったか行かないか?みたいないつの時代のアイドル?みたいなお話に過ぎなかったんですが。
今から思えばあんなのまさに笑い話なんだよね。



(11/13)

中居くん、キャスケット帽がよく似合いますね。
ビジュアル最高!と言っていいくらい愛らしくて素敵です(^^)。
そんな中居くんから、「手にメモを書いた事がありますか」と言う質問が。
メジャーにいく事が決まった松井選手は、インタビューの前に手にメモを一杯書いて準備していたそうです。
スタジオの観客にも質問する中居くんですが、実はこの「手にかかれたメモ」が今日の仰天事件のキーポイントなのだとか。
と、ここで不満な様子の鶴瓶さん(笑)。
二人で司会の筈なのに、中居くんがひとり回していて自分が置いてきぼり食らってるみたいだから(笑)。
どちらかと言えば自分鶴瓶が司会者で、中居くんは歌手?
いえ、鶴瓶さんも司会者ではなく落語家。
歌わない歌手と落語をやらない落語家と言った仰天のコンビなのだ(笑)。
そんな今日のゲストは、関根勤さん&萬田久子さん。
●ハイウェイ殺人事件!!身元不明!美少女のナゾ!●
そしてに残された数字904の意味とは!?
アメリカはペンシルベニア州からの仰天。
ある寒い朝、ハイウェイから捨てられた、ブロンドの少女の死体が発見された。
カラフルなセーター1枚と言うあまりに寒々とした姿で発見されたこの少女。
首には絞められたロープ。
死因は明らかだが身元が判らない。
この少女は一体・・・・・
その少女の遺体に残された彼女を知る唯一の手がかりは、手に書かれたメモの904と言う数字だけ。
この数字の意味は?
スタジオでは、ゲストに大切な事を忘れないようにするときはどうするか、と冒頭からの質問を再び投げかけます。
萬田さんは、自分の携帯電話の留守電に吹き込んでおくそうです。
自分で自分の携帯に、メールを送っておくと言うのもいいですね。
私なんかもよくやりますが。
中居くんのメモ術は、ベッドの横にカセットレコーダーを置いておく事。
歌手らしいこと言いますが、と前置きして笑わせながら話し出したのは、寝てる間に思いついたメロディの事。
いいメロディとかって、寝てる時に閃くそうです。
「何の必要があるんですか?」と突っ込む鶴瓶さんですが、勿論あのマッピ―として作詞作曲する時の事ですよね。
それが今年アルバムになりました、と謙遜して言った中居くん。
そんなのもう5年も前からの事ではないですか(笑)。
で、その横には分厚いネタ帖もあるんやろと、さらに突っ込む鶴瓶さんでありました(笑)。
さて、かの少女の遺体に残された数少ない手がかりから、大型トラックのしかも黒い髪の男の絞殺による窒息死と言う事も判明。
そして、もうシミになりかけた904と言う手に書かれた数字のあと。
この数字の意味は?
部屋番号?と萬田さん。
90年4月?と関根さん。
犯人の名前?と馬場アナ。
給湯室?と日本語の当て字で思いつきで答える中居くん(笑)。
関根さんは、犯人像を推察してプロファイリングし出します。
「マザコン」「独身」「汚い部屋に住んでいる」「27〜35の白人男性」
FBIのプロファイリングの本を最近読んだんだと仰いますが。
数字の意味は?そして犯人像は?
首を絞められた彼女が自らそのときに書いたとは思えない事から、彼女自身の何か大切な数字に違いないとして、車のナンバーや部屋番号、そんなあらゆる可能性を調べる事になる。
結局、大切な人の電話番号ではないかということで調べてみると、その局番は真冬でもTシャツ1枚で歩けるという温暖な地フロリダ州のジャクソンビルと言う限定された地区のものだと言う事が判る。
しかし、死体遺棄現場であペンシルベニア州とフロリダ州では、1500キロメートルと、あまりに距離が離れすぎている。
しかも、そこに問い合わせても、これと言った情報は得られなかった。
アメリカでは州単位で捜査が行われるので、州が違うとなかなか情報を得る事が出来ない。
ニュースも、ローカル放送としてしか流れない。
そこで捜査範囲を徐々に拡大。
身元不明者の墓地にボランティアの人達の手によって埋葬された少女。
その死化粧をした美しい写真も撮って、手がかりとして新聞に掲載する。
やがて、メーン州から有力な情報が。
なんと、写真の彼女によく似た少女に対して捜索願を出していたのは、不登校生徒のカウンセリングをしていた女性。
そこは、死体遺棄現場から500キロ北に上った場所だった。
そこの寄宿学校の女生徒だという。
結局その女生徒が、この殺された少女だと判明。
事件は州をまたがった為、FBIも出動。
いつも強がって大人ぶって本当の心を見せようとしなかったと言うこの少女。
不良ぶって素行も悪かったけれど、でも人に恨まれるようなことはなかったらしい。
素直な優しい少女だったのに、両親の離婚と、新しい父親に馴染めず親戚をたらい回しされてどこにも馴染めなかった事から、非行にも走っていったのだと言う。
唯一彼女が心を開いたのが、このカウンセラーの先生だったらしい。
彼女が手にメモとして書きとめていた数字は、唯一彼女が心を開いていたこのカウンセラーの電話番号だったのだ。
やがて、彼女が傷害事件の前科のあるトラックの運転手と交際をしていた事が判明。
けれど、この男は事件の半年以上も前に、女性関係の縺れから他の女性に殺されてしまっていた。
けれど、やがて彼女が、行方不明になった翌日に、トラックの集まるパーキングエリアから寮の友人に電話をかけて来ていた事が判明する。
友人といた映画館から一人こっそり抜け出した彼女。
どこかへ行こうとしてヒッチハイクをして、そのトラックに乗ったのかも知れない。
大量のレシートから絞り込んで、そのサービスエリアと死体遺棄現場付近のサービスエリアの両方にいた男を特定する。
その男の車の中にあった金髪の髪の毛と少女のものが一致。
死体遺棄現場にあった黒い髪の毛も男のものと一致。
それでも否認を続ける男。
この男を有罪とするためには、陪審員の心を動かさなければいけない。
そこで、検事が取り出したのがタイマー。
首を絞めて、それで命を奪うまでに掛かる時間は約4分間。
その4分と言う長い時間を実感させ、その間に人間としてこの少女を殺す事を思いとどまらなかった男の非道さを訴える。
その結果、陪審員の下した判断は「有罪」。
無事犯人を追い詰める事が出来たのでした。
●幸せ呼ぶ不思議な植物!!全国に広まった大ブーム
先日特集した、この幸せな結婚ができるというワイルドストロベリー。
この花は私も何度か育てたことがあるのですが、とっても可愛い花ですよね。
この図柄のデミタスカップも持っているのですが、でもこれってあのハーブ園のワイルドストロベリーでなくてはいけないんですよね。
もっとも私は結婚しているし子供も男の子なので、恩恵にはあやかれないんですが(笑)。
それにしても、番組放送以来、応募も殺到してものすごい人気だそうです・・・・・
●幸せ呼ぶ植物は誰の手に?自己PRビデオ一挙公開!●
沢山の応募の中から、特にワイルドストロベリーが欲しいと思っていると思われる女性たちを6人絞り込んだと言います。
@前の彼氏とやり直したい女性(31歳)
彼氏いない歴2年半。
結構可愛い方ですね。
A彼氏いない歴25年の女性(25歳)
おとなしい感じの方なので、引っ込み思案なんでしょうか。
中居くんファンだそうです(^^)。
B15年間浮いた話がない女性(40歳)
ここ15年間彼氏もいないし浮いた話も全くないので、私こそこのワイルドストロベリーのパワーを実証できる女性ではないか、とPR(笑)。
結構若々しくて可愛い感じの方なのにね。
やはり中居ファン(^^)。
C見合いも何度もしたが結婚に結びつかなかった女性(36歳)
彼氏いない歴10年。
放送を見たときこれだ!と思ったと言うこの女性。
どうぞ分けてくださいと哀願(笑)。
D再婚を望む女性(50歳)
彼氏いない歴3年。
奥ゆかしく「お願いします」と仰ったあとで、P・Sとして年齢が50歳であることを告白(笑)。
年齢制限はないと言う事を後日スタッフの方にお電話して確認させていただいたので・・・と。
言われなかったらとても50歳には見えない若々しい愛らしい方でありました。
理想のタイプは包容力があって信頼できる人。
E幸せ伝説からいつも取り残されていた女性(30歳)
幸せを呼ぶイスとか言うのがあっても自分だけはいつも取り残されていたと仰る彼女。
彼氏いない歴2年半。
中居ファン(^^)。
この中から、3人の方をゲスト&中居・鶴瓶、そして馬場アナの5人で選びます。
●幸せ呼ぶワイルドストロベリー不思議な伝説は続くか?●
馬場アナ以外はまずは全員2番の方を選びます。
彼氏いない歴25年と言うのが決め手ですね。
馬場アナだけが5番。
ここでまずAとDが決定。
もうお一方決める訳ですが、ここで「私も欲しい・・」と呟く萬田さん(笑)。
ほんまに彼氏がいないと泣いて言うならあげるけど・・・と鶴瓶さん。
一応いますけどねと萬田さん(笑)。
それでも幸せを呼ぶ可愛い花は欲しくなりますよね(笑)。
結局、鶴瓶さんと萬田さんはB、中居くん、関根さん、馬場アナの3人はCを選んでCの方に差し上げる事になりました。
中居くんいわく、Bの方はこの花がなくても自分で何とか出来そうだけれど、Cの方からはこの花がなくちゃマズイんじゃないかという悲壮感が伝わってきたそうです(笑)。
関根さんも、Cの方は非常に具体的だったって。
結局、この3人の方の元にワイルドストロベリーが届けられました。
それにしても、Dの50歳の方、自己PRビデオより更に若々しくキュートな方でビックリ。
なかなか軽やかで積極的でいらっしゃいます。
これは、ワイルドストロベリーの効果が遺憾無く発揮されるかも?
さあ、3人の方はこれによって幸せな結婚のご縁が回ってくるでしょうか。
さて、スタジオでは「結婚っていいよ」と中居くんに言う鶴瓶さん&関根さん。
中居くんはいぶかしげですが(笑)。
関根さんのお嬢さんはもう18歳だそうですが、可愛くてならないご様子(確か娘と一緒にSPEEDのライブを多香子ちゃん目当てで観に行ったと前に話しておられた)。
恋愛についても、娘が選んできた相手なら構わないと心の広い所をお見せになります。
某プレイボーイ俳優(誰のことでしょ)みたいなのでさえなければって(笑)。
ウドちゃんみたいなのが来たら?と言う事から始まったんですが、ウドちゃんならギリギリOKだって。
中居さんみたいなタイプだったら?って馬場アナ。
中居くんなら全くもってOKだと、鶴瓶さんと二人して言ってくださいました。
話し代わって中居くんは、このまま自分は結婚しないでいたらモト冬樹さんみたいになるかも知れないと言い出します。
判らないよ・・・・・ヒデキみたいに50歳近くなってから、若くて素敵な女の子と結婚するかもしれないし(笑)。
鶴瓶さんは、18歳の時に奥さんと出会って、20歳で結婚したので、奥さんが初めての女性でしかも奥さん以外は知らないと言い出しますが、そんな訳ありませんって(笑)。
関根さんが目を見せろというのに、もう真っ赤になって.慌てふためき逃げる鶴瓶さんでありました(笑)。



(11/6)

生まれて始めて歯が痛くなったと言う中居くん。
ご自慢の綺麗な歯だと言うのに、それは大変です。
だけど、歯医者さんに行ったら、何と行く前より痛くなった気がするらしい(笑)。
行列のできる歯医者さんらしいのですが・・・
さて、今日のゲストは、ユンソナさん&伊東四郎さん。
日本に来て1年半なのに、日本語がとってもお上手なユンソナ嬢。
「全然上手」と誉める中居くんですが、さっそく伊東四郎さんから突っ込みが(笑)。
そう・・・・・今時は、「全然〜ではない」と言う否定語を、何故か肯定の文章に使うのだ。
「全く大丈夫」ということなんだけど、確かに今時の日本語は色々変化しつつありますね。
中居くんも、「全然上手ですよね」と言う言い回しが全然おかしくない今の日本語の口語状態は、確かにおかしいのかも知れないとは思っているようです(笑)。
さて、以前の府中の未解決の方の3億円事件はドラマ化された事があって、それは沢田研二さんが主演されたようですが、伊東四郎さんもそのドラマにはおかまのヤクザ(笑)の役で出演されたらしい。
そんな今日は、もう一つの方の3億円事件特集1時間SP!
●もう一つの3億円事件!指紋の神様丸秘捜査方法!●
昭和61年11月25日。
有楽町からの仰天ニュース。
それがもう一つの3億円強奪事件。
午前8時20分、銀行前に停められた現金輸送車。
その輸送車には、およそ10億円の現金が7つのジェラルミンケースに分けて詰められていたといいます。
そしてその時、3人の男たちが飛び出してきて警備員に襲い掛かった!
強力な催涙スプレーを噴射!
そして殴り掛かる!
こうしてあっという間に3つのジェラルミンケースは強奪されてしまったのです。
犯行時間2分あまり。
中に入っていたのは3億3千万円の現金!
さっそく鑑識課の指紋係にも事件の詳細は伝えられる。
ここで指揮を取ったのが、指紋の神様と呼ばれた塚本係長だったのでした。
刑事ドラマなどでは、よく鑑識課に回されたらそこで直ぐ事件は解決となったりしますが。実際はとても大変な事なのですね。
この事件の現場からは指紋は発見されないだろうと長年の勘から判断し、逃走用の車などが発見される第2現場に証拠が残っているはずだと考えたこの塚本氏。
そして、その逃走車であるワゴン車からは、17個の指紋が検出される。
果たしてそれは犯人のものなのか・・・・・
この塚本係長と警視庁の赤鬼と呼ばれた緒方刑事。
30年来の付き合いのこの二人の、男と男の意地をかけた闘いは始まったのです・・・
さて、塚本氏にはかつての3億円事件の時の苦い思い出があったという。
当時はコンピューターシステムなどなく、600万人分の指紋をたった3人で調べなければいけなかったといいます。
つまり照合しなければいけない指紋の数が膨大すぎる。
そこで白バイに絞って照合すべきだと主張する塚本氏。
けれど現場の苦しさを捜査の第一線に立つ刑事達にには判って貰えず、結局全てを調べなければいけないことになる。
鑑識と言うのはとても地道な仕事で、犯人に手錠をかけられる訳でもないし、実際にその顔を拝める訳でもない仕事だけれど、「しかし犯人はここ(この指紋の中)にいる」と言う先輩の言葉に勇気付けられて、それを励みに頑張ったけれど、この事件はついに時効となった。
結局、照合できた指紋は、600万人中157万人分だけだったのです。
その時効から11年後に起きたのがこのもう一つの事件。
ある意味これは、リベンジだったのでした。
そんな時発見されたのが、なんと地下駐車場に捨てられた約1500万円(全て1000円札)の現金。
その中で目をつけたのが、まだ日本銀行のハンコのある手付かずの3000枚の新券。
このピカピカの新券に手をつけることが出来る人間は限られてくると言う訳です。
造幣局員、銀行員、そして犯人・・・・・
その指紋の形は指によっても違い、一人が10パターンの指紋を持っていることになり、しかもそのどれもが二つとないものだと言うパーソナルな世界に一つだけしかない」この「指紋」。
さて、スタジオに戻って全員がその指紋を調べます。
中居くん、鶴瓶さんの頭にマイクロカメラを持っていって遊んでますが(笑)。
伊東四郎さんのは馬の蹄(ひづめ)のような蹄状紋。
ユンソナさんは綺麗な渦状紋。
鶴瓶さんは蹄状紋。
中居くんも綺麗な渦状紋でありました。
●不思議!有楽町3億円事件!真犯人の驚くべき正体!●
さて、発見された新券から指紋を採取する事になったこの事件ですが、検出する時にいちいちアイロンがけをする方法を取っていたのでは、時間がかかるということで、なんと驚きの方法を取ったと言います。
それは、100枚単位で液につけたあと、濡れたタオルに包んで電子レンジに2分〜2分半温めると言うもの。
これは、塚本氏たちが発明した方法だったと言います。
見事な知恵と技術ですね。
そこで浮かび上がった7つの指紋。
果たして犯人のものはどれだ。
又、緒方刑事の方も、前回の3億円事件の際に膨大な情報に振り回されすぎて失敗したことを教訓に捜査を進めていたのでした。
今回の捜査のポイントは、とにかく遺留品を絞り込む事にあるというわけで、絞り込まれたのはまずはこの新券。
ところが、造幣局の組合が、プライバシーの侵害と言う点から、局員の指紋の照合を拒否したのだ。
そこで、緒方氏と塚本氏が考え出した方法は、造幣局に直接出向き、目の前で合わなければその場で採った指紋を破り捨てると言うもの。
そうして、かつてはなかったコンピューターシステムの技術の力も借りて、指紋の照合は行われたのでした。
しかし、犯罪者リストには、こうして検出された怪しい指紋と一致するものはなかった。
犯人は犯罪歴がない人物なのか?
いや実は、とてつもない組織が、この事件の裏で動いていたのでした。
スタジオでは、この指紋検出について「どれが一番指紋がつきやすいのか」と言う事でクイズ。
結局、一番しっかりと持つことができるものとして瓶ビールが答えだったのですが、この瓶ビールが冷えすぎて水滴がついている場合は指紋が流れてしまうのでダメだそうです。
熱いお茶とかだと皮脂が出るのでより採りやすいそうです。
それにしても中居くん、かの福田和子の指紋を採るときに使われたものがこのビール瓶の他にもう一つあって、それがマラカスだってよく知っていましたね。
きっと、特集されていた番組を見ていたのですね。
●迷宮入りを阻止した指紋の神様!●
さて、緒方刑事が遺留品として絞り込んだのは「毛布」。
まずは毛布や布団をリースするレンタル会社をあたる。
そこで行き着いたのが「外国人専門にリースしている会社」。
ここで、犯人グループに外国人の影が浮かび上がる。
そして、キーマンとなったある男。
男は、タイでヘロインを入手し、フランスに密輸入しようとして失敗してフランスのサンテ刑務所に収監された男。
懲役13年と言う刑を受けたのですが、この刑務所で彼が出会ったのが、フィリップ・ジャマンと言うフランス最大のギャング組織の「ギャング・ド・バンシュ・シュード」の大幹部だったのでした。
そして、彼にとっては幸運な事に、フランス大統領選挙やローマ法王の死去などによる恩赦が重なった為、4年8ヶ月と言うスピードで出所したと言うこの男。
昭和60年にはコローの絵ばかりを盗み出し、それを日本でさばくと言う役目を、かのジャマンから引き受ける。
けれど物が物であり大金なだけに、なかなか絵が売りさばけない。
そこで考えついたのが、3人のフランス人実行犯を募っての、この3億円事件だったという訳です。
そして、1000円札だけは邪魔だったのか捨てたと言う訳です
意外にも、犯人はフランス人!!
それを追跡する為に塚本氏が絞り込んだ7つの指紋と、そして49枚の毛布。
そして、毛布から外国人4人と言う所まで突き止める。
そして、近くで彼らが両替したと思われる銀行を発見。
そこで彼らがフランス人であることを突き止める。
そして、フランスの前科者リストに登録されている指紋を送って貰う事になったのでした。
そして・・・・・
ついに見つけたのです!!
同じ指紋を・・・・・
男の執念と、男の汗の勝利ですね。
ドラマに描かれないドラマの部分。
その地道な部分も又、よち偉大なドラマになり得るのですね。
こうして事件は無事解決したのでした。






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