ドイツワイン



Liebfraumilch Madonna(リープフラウミルヒ・マドンナ)/ファンケルベルク社

ドイツのラインヘッセン地方のワイン。
ラインワインの代表格です。
葡萄の品種はリースリング、シルヴァーナ、ミュラートゥルガウ。
聖母教会の畑の大部分を、このファンケルベルク社が所有します。
17世紀にこの地方の戦乱によって荒廃した畑を修復中に、行方不明であった礼拝堂の聖母像が発見されました。
その聖母像は畑に祠られ、それにあやかってこのマドンナと言う名が付けられました。
文豪のユーゴーやディケンズも愛好したワインです。
私は、22歳の時にこのワインと出会いました。
もう社会人となっていて、会社のそばにある「シャトートリアノン」と名付けられたお店によくお邪魔していたのですが、若い女性に好まれやすいドイツの白ワインと言う事で教えていただきました。
マドンナと言うこの名前に惹かれて私はこのワインを自分でもよく買い入れて楽しみました。
柔らかなマスカットのようにフレッシュで豊潤な味わいは、私の心を虜にしました。
値段もワインショップで1300円と手ごろです。
新婚旅行はドイツ・オーストリアを旅行した為、結婚してからもそれにちなんでよくこのワインを料理に合わせて頂きました。
デザートワインとしてもよく楽しみましたが、さっぱりとした料理などにも合います。
牛タンのサラダや、生ハムと果物などのオードブル、舌平目のムニエルアーモンドソースなどと合わせたりしています。


リープフラウミルヒについて

「聖母の乳」と言う意味で、元々は大衆向けのデイリーワインであったそうです。
売れ行きが良く、同じ名を語る種々のワインが出回るようになったので、1971年のワイン法によりラインヘッセン、ラインファルツ、ナーエ、ラインガウの4地域のQbAクラスのものに限定されました。
聖母の乳の名の如く、柔らかなコクのある甘味のワインです。


リースリング(Riesling)について/ぶどう品種

リースリングを用いたワインは、花やリンゴを連想させる香りを持ち、さわやかでフレッシュな酸味に富むのが特徴です。
最良の産地は、ドイツのラインガウ地方やモーゼル地方。
ディナータイムだけではなく、ティータイムなどのデザートワインとしてワインブレイクにこの葡萄を用いたワインを頂くのも素敵です。
私が、新婚旅行に行って最初に宿泊したのはドイツのハイデルベルクのホテルでした。
新婚旅行の為のツアーだった為、私達が泊まったのは、そこのスィートルーム。
穏やかな草色の家具その他でディスプレーされたその部屋はたいそう広く、おちついたヨーロッパスタイルの豪華な一室でした。
バスルームもとても広かったのです。
その部屋についた私達に最初にサービスされたのが、このワインのワゴンサービスでした。
昼下がりにワインの一杯はいかがでしょう。


Zeller Schwarze Katz Riesling(ツェラー シュヴァルツ カッツ リースリング)/ファンケルベルク社・・・・・・★

シュバルツ・カッツとは黒猫の意。
ラベルにも猫の絵が表示されています。
モーゼル河下流のツェル村を中心とするシュバルツ・カッツ畑のワインで、最も気軽に楽しめるワインの一つです。
和食などの淡白な料理にも合い、毎日飲んでも飽きが来ないさっぱりとしたやや甘口の味です。
リースリング種の葡萄の持つ酸味と甘味にかすかな発泡性が加わった爽やかな味が、これらモーゼルワインの特徴です。
上記に挙げたマドンナよりも、ディリーワインとして男性にも好まれやすいでしょう。





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