【月桂樹】



月桂樹はクスノキ科の常緑樹。
樹高9メートルにまで生育します。
この木は、音楽と医療を司り、太陽の神とも言われるアポローンに言い寄られた川の神の娘ダフネーが、逃げ切れずに姿を変えてもらった木とも言われます。
アポローンは美しく女性にも人気のある神であったけれど、キューピッド(エロース)の悪戯で、愛を受け付けない方の鉛の矢を受けていたからであったとか。
アポローンは恋する方の金の矢を受けていたそうです。
この娘を失った事をアポローンはとても悲しみ、以来月桂樹で作った冠を自分のシンボルとして被っていたと言われています。
この勝利と栄光の神にもちなんで、古代ギリシアのオリンピック競技での勝利者には、この月桂樹でつくった冠が贈られました。また、この月桂樹の葉を枕の下において眠ると、素敵な正夢を見る事が出来るとも言われています。
この月桂樹は、この医療の神と結び付けられたほど消毒効果も高く、デルフィにあるアポローンの神殿は、病気や魔法、雷から守る為に、屋根をすべて月桂樹の葉で作ったと言われています。
ギリシア教会の床には、今でも月桂樹の葉がまかれるそうです。

この葉は、ブーケ・ガルニの材料としても有名です。
唾液の分泌を増大させ、消化を助けます。
長い間スープにソースにと利用されてきました。
消化器系に対して大きな効果を持ち、肝臓や腎臓も強壮にする効果を持ちます。
又浴槽に入れると関節の痛みなどを和らげます。
効果の高いものですが、スープに使っているようになる可能性もあるので、ローズマリーやラベンダーなどと合わせて入れるとよいでしょう。
それらの香りもピリッと引き締めて、かぐわしいバスタイムを創り出してくれます。
枝は空気を新鮮にしてくれるので、壁やドアにかけるとよいでしょう。





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