Early morning tea(アーリーモーニングティー)


目覚ましのお茶。
それがこのアーリーモーニングティーです。
起き抜けに頂くものですが、もともとは18世紀のフランスで流行した、個室で朝食をとっていた貴族達の風習を、英国の貴族が真似たことから始まったものだとか。
メイドさんに指定した時間にベッドサイドまでお茶を運ばせたとても優雅な習慣で、今でも英国のホテルの一部やマナーハウスなどへ行くと、このサービスを受けることが出来ます。
一般の家庭ではメイドにお茶を運ばせると言う習慣は殆ど見られないことですが、代わりにご主人が騎士道精神にのっとって、記念日など大切な日にその家の奥様(マダム)の為にサービスをします。
一日の始まりの時に大切な人と共に頂くお茶。
朝のベッドサイドで男性が女性にサービスする愛の紅茶です。
お気に入りのパジャマやガウンを身に纏い、エレガントな時間を過ごしてみましょう。

とはいえ、実際は自分自身が、自分の為にゆったりとお茶を入れるのがカジュアルですね。
その時にも出来るだけゆっくりと優雅に、器やパジャマにも拘って、お気に入りの音楽でもかけて頂きましょう。
まだ半分眠っている身体を目覚めさせ、一日の活力を一杯のお茶が与えて呉れることでしょう。
前の日、休む前にお茶缶とカップとトレイを出しておけば用意も楽です。
濃いエスプレッソやカフェオレなどを代わりに頂く時にも、是非この朝の過ごし方のスタイルを試してみたいものです。
一人暮らしの忙しい人には、この時間にクッキーやパンを添えて、朝食代わりにするのも一つのアイディアです。





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