伝説の教師(第九回)感想

★恐怖の転校生!美少年が教師風間を殺す!★



本日壊されるもの。
双眼鏡。
人生を遠くから見つめて高みの見物。
まるで達観したかのようにせせら笑っていた、今日の少年の視点を意味したのでしょうか?


今日は、いつものように風間先生の明るいデートトークから始まるのかと思ったら、一転して今日の山場のシーンに。
いきなり風間先生刺されてしまってビックリでした。
少年犯罪。
そして少年法。
現実にも最近取り沙汰される、難しい問題ですね。
今回の生徒の沙村くんは、美少年で笑顔で犯罪をやってのける。
それが怖かったです。
先生の車に火をつけたり、人を刺しておいて「未成年だから罪は軽い」って。
いくら未成年でも人を殺したら、未成年ではすまないだろうと、ドラマだと判っていても怒りがムラムラ。
なので、風間先生の怒り、南波先生の怒りがストレートに伝わってきました。
ヤ○ザのお父さんの理屈もハチャメチャ。
やはり、子供は親次第という事は言えることなのでしょうか。
結局、この子の問題に関しては何も解決せず、親の態度でコロッと状況が変わる。
その、簡単に解決しない所が如何にも現実的な話だと思いました。
このお父さんも、本当に子どものことを考えて怒ったようには見えませんでした。
或いは、子供が全く見えていなくて、ただ可愛がっていたことに対する結末だったのでしょうか。
結局、家庭環境ってほんとうに大切なんだなと思いました。
今回の提起。
解決はしなかったけれど、そう簡単に解決する話でもないのでしょう。
けれど、最初つられて仲間になった生徒たちが、沙村くんのあまりの異常な行動に蒼ざめて退いていく様が心に残りました。
ドラマを見た一人一人が、それぞれに受け止めて行くと言うことでしょうか。

風間先生の過去。
今のようなサラリーマン教師になった理由がついに明かされて。
(回想シーンのオールバックの風間先生、カッコ良かったです)
それにしても、刺されてから気絶して放置されてる時間は長いし、その後蹴られるわ何度も気絶するわで大変。
普通なら死んでますよね(苦笑)。
けれど、普段はクールな筈の風間先生の、蹴られても倒れても立ち向かっていく心の奥のほとばしる情熱に、ドキドキしました。
苦しむ顔、失神する顔、それでも立ち向かっていく顔。
男の顔と言う感じで、色気を感じました。
しかしゴミ捨て場にまで捨てられて。
それでも復活!
その根性はまるで矢吹丈(あしたのジョー)みたいです。
中居くんってやっぱり、こういう役上手いですね。
真に迫って、本当に倒れてしまったようにさえ見えました。
現実の話なら大問題ですが、意識が飛んでしまった時の顔。
色っぽいです〜

今日のフリートーク。
「風間先生の心の声」(笑)。
本当に喋っちゃってて、南波先生と掛け合いしているのが笑えました。
ついにこの心の声までネタになったんですね。





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