伝説の教師(第三回)感想

★12人の怒れる男達★



十二社学園の生徒たち。
ほんと皆、美男美女揃いですね。
痴漢疑惑はゆかりちゃんの困ったような表情から、きっと任意だったのではと思ってたら、ほんとそうでした。
しかもどんでん返しが色々あって、展開としても面白かったです。
南波先生と風間先生の掛け合いも、熱血して大声で叫び、ごたくを並べる南波先生と、徹底して素っ気無い、淡白でスカシた男の風間先生が徹底されてきた感じがしました。
その間合いがフリートークにも活かされて、いい感じです。
そして、風間先生、猛獣使いみたい(笑)。
クールなのにキールになり切れない微妙な感じが魅力的です。
フレンチレストランで、南波先生と違った意味で女を言葉で煙に巻いて上手く利用する風間先生も goodです。
最後に、南波先生に付き合わされた為、デートに遅れて他の男に乗り換えられるなど、しっぺ返しに合うけれど(笑)。
そして、徹底してハチャメチャで、あくまで自分の都合で審議会を終わらせようとしたり引き伸ばそうとしたりする南波&風間の自分勝手教師像も、ホンモノの徹底した悪の学校サイドの中で活かされてて、良くなってきたなあと思いました。

そんな中でキラリと宝石みたいに輝く、佐々木先生と生徒であるゆかりちゃんのピュアな恋愛。
対照的でしんみりしました。
多数決で決めることの是非も、考えさせられました。
生徒自治制度。
これは、教師の側が余程しっかりしないと収拾がつかなくなってしまうし、又先生がでしゃばってもいけない。
上手に誘致する形にしていかないと、難しいですね。
その点、南波&風間くらいの適度な自分勝手な先生が適切かも???

借金取りの浅井さん。
どんどん、今日は風間先生にまで迫ってきましたね。
風間先生も連帯責任とやらで、今後巻き込まれてしまうのだろうか?

今日オープニングのタイトルバックで壊されたのは時計。
最初の「鏡」は鏡に映る自分自身、2回目の「電話」はうわべだけの繋がり。
今回は、年の差とか、先生と生徒の関係とかも全部含めた「時間」そのものでしょうか。
傍目には判らない本当の時間や関係を見つける為に。





戻る