伝説の教師（第十一回）感想

★最後の授業・・・・落ちこぼれ無免許教師の秘密が遂に！？★

本日壊されるもの。
お互い。
けれど、壊せなかった。
南波先生と風間先生の男の友情でしょうか。
★
ついに終わってしまった「伝説の教師」。
今日は、南波先生に関する数々の謎が一気に明かされて、それに対して登場人物がそれぞれに動いたので、９０分が短く感じました。
しかも本ストーリーは６０分で終わってしまったのであっという間でした。
南波先生（実は木下次郎）への風間先生の心の動き。
とてもしんみり来ました。
女の子とおしゃれでかるーい生活が大好きな風間先生が、その女の子に対して南波先生のことでキレてしまって部屋から追い出す所も。
真の南波次郎こと竹中直人氏との絡みも、身の引き締まる思いでした。
マニュアルもセオリーも無視して事件を解決してしまう南波先生。
肩書きもなければ何もない、無茶苦茶の論理で回りを煙に巻くニセモノ教師だったのに、肩書きだけの先生たち以上に子供たちに影響力を与えた南波先生。
本当にその気があれば、原っぱでだって生徒を教えることができるという言葉が心に残りました。
真の｢伝説の教師｣竹中南波に比べて、松本南波は騒がしくていい加減なオジサンなのに、なんと言うか愛嬌があって、心の中に入り込んでくる。
教室のシーンで、南波先生が乗り移ったかのような風間先生。
これだけでも十分、南波先生の存在価値を感じたことでした。
★
南波先生と風間先生。
南波先生だけじゃ生徒はついてこないと思うし授業にならないので（笑）、押したり引っ張ったりの風間先生とはキャラ的にもいいコンビだったと思います。
松ちゃんと中居くんの初コンビ。
新しい味が発見されて、楽しいコンビでした。
又、色んな形でこのコンビが見てみたいです。
最終回にあたってのスペシャルゲストの浜ちゃんの乱入。
冗談で、新しく呼ぼうとしている担任が浜ちゃんじゃ？と思っていたら本当にそうだった（笑）。
乱入の仕方も扮装も、この伝説の教師のストーリー展開に合っていて、流石だと思いました。
松ちゃんとの息の合わせ方も流石で、「可愛い二人だわ」などと思ってしまいました。
一度は辞めることを決意した南波先生をして、「こんなヤツに譲れるかい」というライバル心を剥き出しにさせる展開のための演出にピッタリだったと思いました。
そして対する中居くんには木村くん。
SMAPの他のメンバーだと、中居くんにとっては「良きライバル」というより可愛い弟たちと言うイメージがあるので、シーン的にもピッタリで良かったと思いました。
そしてこの二人は「人生は上々だ」コンビですね。
お遊び的な部分でのこのシーンの挿入は楽しかったです。
事態を１８０度反転させる役回りも果たす大切なシーンでもありました。
そして再び立ち上がる南波＆風間コンビ。
続編はともかくスペシャルはありそうな。
バラエティを融合させた、この新しいドラマ形式の試み。
その試作と創る行為に、中居くんも参加したということが、ファンにとっても大きな収穫でした。
より素敵なエンターティナーとして成長して、私たちにより素敵なものを見せてくれたなら。
それが、ファンとしての私の、大きな期待と希望でもあるのでした。

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